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デュエル・マスターズ キング! 第27話「勝舞の時代にとびこめっ!伝説のボルメテウス・ホワイトドラゴン!」感想

その“楽しい”は

未来へと続いていく

カードパワー差さえも楽しんでみせる姿勢は見習いたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2週間ぶりとなるデュエマキング!は待っていました勝舞登場回。前回のラストで《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》の名前が上がった時から楽しみにしていました。

 そんな感じで始まった冒頭では、いきなり「切札勝三」おじいちゃんが出てきてびっくりしました。ジョーの時代でも特に変わらず元気な姿をしているのでギョッとしてしまいます。るるのおじいちゃんといい、この作品の老人はやたら元気ですね。

 そんな勝三じいちゃんが切札の穴を「切札ミュージアム」なる施設に変えていたのも興味深かったです。切札家の家系図や彼らが使ってきたカードなど、この一家の歴史をまとめたような内装にはジョーと同じようにワクワクしてしまいます。(個人的に「グレーバケツマン」のバケツと「デュエマ探偵団」の看板が置かれているシーンでニヤリときました)わずか数分ながらデュエマの歴史を楽しめる良いシーンでしたね。

 

 

 というわけで肝心の勝舞の時代にタイムスリップしたわけですが、初っ端から彼に正体を明かすジョーに吹いてしまいました。デッキーの忠告に対してほぼほぼノータイムでばらしてしまうテンポのせいで余計笑いを誘います。それを何気なく受け入れる勝舞たちにもどこか面白おかしく感じててしまいます。(9話でタイムスリップした時代の後なのか、白凰たちがジョーのことを覚えていたのもありますが)

 そんなジョーチームVS勝舞チームでのチームバトルが行われることになり、互いのデュエマを期待していたのですが、勝負方法をサイコロで決めるというお昼のバラエティみたいなことをし出した時には愕然としました。白凰たちのデュエマが見られると思っていただけにがっかり感が強かったです。(キャップVSれく太のじゃんけん対決とかなんだそれ・・・・・・)ダイジェストでも良かったのでデュエマをしている様子を映してほしかったですね。

 とはいえキラたち各キャラが世代を越えて交流する様子は見ていて楽しかったです。白凰が変顔をしてみせた時は「見せてよ!」と思いましたし、いつの間にかついてきたゼーロJr.もノリノリで○×クイズをしているなどコミカルな様子が多かったです。デュエマ以外でも楽しんでいる彼らの姿は結構微笑ましいと思いました。

 

 

  • どんな時でも楽しんで

 最終戦となったジョーVS勝舞でようやくデュエマが行われましたが、時代を経て生まれたカードパワー差が如実に表れた試合展開が印象的でした。ボルメテウスを出して先手を取った勝舞に対し、《ボルシャック・モモキングNEX》の爆発的な展開力やマッハファイターでの除去を駆使するジョーがあっという間に巻き返す様子には思わず笑ってしまいました。勝舞側のメンバーが相手のカードにいちいち驚愕するのも無理はない、ともいうべき状況でしたね。

 しかし劣勢でも反撃してみせた勝舞が非常にカッコよかったです。《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》から《ボルシャック・NEX》と《マッハ・ルピア》に繋げる古き良きムーブに感動を覚えます。特に本家NEXでボルシャック・モモキングを撃破するシーンにはテンションが上がりました。古いカードが活躍する展開は当時を知る身としては非常に嬉しいです。母なる大地》?あれは今の時代でも頭おかしいスペックなので・・・・・・

 

 何よりどんな状況でもデュエマを楽しんでいる勝舞が良かったですね。相手のカードに臆するどころかワクワクしてみせる姿勢や、ジョーを奮起させる様子など、徹底して嬉しそうに遊んでいる彼に顔が綻んでしまいました。「デュエマが何よりも好き」だということが画面越しから伝わってくるかのようです。

 そんな勝舞に当てられ、ジョーもデュエマを楽しんでみせるのもグッド。劇中でも言われていましたが、ここ最近はガットルズとのカード争奪戦ばかりが繰り広げられていたので、そういった争いもなくデュエマが出来ることに喜びを覚えるのも納得です。心の底からデュエマを楽しむことを初代主人公が思い出させてくれる展開は実に面白かったです。「デュエマを“楽しい”と思う気持ち」は過去から未来へと続いていっているとも思わせてくれる、そんなレジェンド回だったと思います。

 

 

 というわけで今回は勝舞が活躍してみせた回でしたが、それに続いて次回は勝太が登場する模様。しかも相棒のカツキングを連れた『V3』らしいのでこれまたワクワクしてきます。(しかもプラマイ零ちゃんまで出てくるのがメッチャ嬉しい!)

 また今回のラストで勝舞たちが現代にまでやってきたうえ、次回も登場するとのことでかなりのカオスになることが予想されます。特に2017年以来となる切札家主人公揃い踏みが楽しみですね。小林由美子劇場がまた見れるとは・・・・・・!

 

 

 ではまた、次の機会に。