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ウルトラマントリガー 第20話「青いアイツは電撃と共に」感想

雷撃を打ち返せ!

バリガイラーのインパクトが強すぎる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 自分も戦えることを示したい

 2週間ぶりのトリガー本編はユナが主役のエピソード。ユザレの力を受け継いでいることがGUTS-SELECT内に知れ渡ったことで周囲に守られるようになった中、それでも自分の意志でみんなを守りたいユナの決心が見られました。前回父の心を動かしたように、今回はケンゴやアキトたちの心を動かしてみせたと言えます。自ら人質になってバリガイラーを説得するなど、「守られるだけではない」という彼女の覚悟が感じ取れましたね。突然関西弁でバリガイラーを煽るシーンには唖然となりましたが。

 またそんなユナをイグニスが助けてくれるシーンが意外でした。ユナを「守られるだけのかよわい存在じゃない」と評してくれるなど、今回は終始ユナの想いを理解していたように感じます。

 この辺りはヒュドラムに復讐したいものの、これまでそのための力を有していなかったイグニスの無力感からきているのではないかと思いました。自分の戦って守りたかったという気持ちがあるからこそ、今のユナの気持ちに寄り添えたのではないでしょうか。相変わらずコミカルな出番が多いイグニスですが(手錠はそのままなのに普通に部屋を出入りしていましたし)、いぶし銀な活躍をしてくれたと言えますね。

 

 

  • 愛らしいかみなりさま

 上述の通りユナの活躍回でもあったのですが、それ以上に印象的だったのが今回登場した怪獣「雷撃獣人 バリガイラー」ですね。『タイガ』に登場したゴロサンダーそっくりの青い怪獣ですが、カタコトだったあちらとは異なり関西弁でお喋りという見た目通りのコミカルなイメージの怪獣でした。ただユザレに負けたことがあることから、少なくとも3000万年前から存在しているやたら長寿な怪獣らしいのが興味深いです。

 言動以外の一挙一動もコミカルで、トリガー相手に相撲を取ったりするなど戦闘シーンがいつにも増して面白かったですね。(演出もいつもよりギャグっぽく感じました)ヒュドラムの入れ知恵で人質を取ったものの、それでいて騙されたとわかるや否やヒュドラムに反旗を翻してくれた時はちょっとホッとしました。

 またユナとその仲間たちを見て負けを認める潔さも清々しくて良かったです。最初はヒュドラムの口車に乗せられて迷惑をかけてくる問題児というイメージでしたが(まぁ後述の次回の話でもとんでもない置き土産を残していったようですが)、最後の最後にどこか憎めないキャラクターとしての印象を残してくれました。愛嬌のある怪獣として今後何かしらの形で再登場してほしいものです。

 

 

  • 青い巨人の企み

 今回バリガイラーを騙してユナを手に入れようとしていたヒュドラム。その際にカルミラとダーゴンにバレずに行動していた様子が特徴的でした。薄々気付いてはいましたが、彼の目的はカルミラたちとは別のところにあるように思えます。ユナはヒュドラムの目的が「宇宙を闇で染めること」だと説明していましたが、仲間たちよりも先に目覚めたヒュドラムが果たしてその通りに動くのか怪しいところです。

 そんな策謀を巡らすヒュドラムでしたが、最終的にはトリガーとバリガイラーにやられて終わったのがある意味いつも通り。バリガイラーを騙していたことをあっさりばらしてしまう辺りツメが甘いなぁ、と思ってしまいます。策略家を気取っているものの、実際は短気で粗暴な素を隠しきれていないヒュドラムの姿が今回全面に押し出されていましたね。

 

 

 さて次回は懐かしの2大怪獣バニラ&アボラスが登場!どうやら今回のバリガイラーの電撃のせいで復活したようです。何かとセットで登場することの多い2体が、例によって揃って立ちはだかるシチュエーションは妙な安心感があります。

 そんな2体を前についにイグニスとの共闘が描かれる模様。ここまで気の良いキャラと復讐鬼の2つの顔を見せてきたイグニスですが、手に入れた闇の力を人々のために使ってくれる時が来たと思うと興奮します。Wトリガーの戦いが今から楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。