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2022年冬アニメ簡易感想 その5

 

 

 

 長いこと詳しい公開日が明かされなかった映画『モービウス』ですが、ついに正式な公開日が4月1日に決定しました。しかも日米同時公開とかなり気合が入っています。本来は2020年の7月に公開するはずだったはずが、ここまでかかってしまったことに今の情勢の世知辛さを感じずにはいられません。

 

metared19.hatenablog.com

↑以前公開された予告編を見た時の感想についてはこちらの記事を参照。

 

 とはいえ公開日がようやく決まったことは素直に嬉しいですね。これ以上の延期がなければあと2か月くらいで見られると思うとワクワクしてきます。『ヴェノム』に続くヴィランが主役の映画として非常に楽しみなので、何事もなく4月に公開されることを祈るばかりです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第94話「ヘラクロスロス、恋するカイロス

 カイロスがこんなに可愛いと思えるエピソードがかつてあっただろうか。ドレディアに愛するヘラクロスを取られたと思い悲しむカイロスのため、ゴウたちが生け花で可愛く着飾っていく今回の内容にはほっこりしました。花をウェディングドレスに見たててカイロスを魅せるゴウのセンスに圧巻したほか、恥ずかしがるカイロスの仕草に不覚ながらキュンときてしまいます。カイロスを庇うヘラクロスのイケメンぶりもあって、恋する乙女としてのカイロスのストーリーにこそばゆくなりましたね。

 また今回はエリカが久しぶりに登場したのも見どころでした。新しくリーフィアを連れておしとやかさに磨きがかかった一方で、カイロスの恋バナにかつてないほど喰いつく姿に笑ってしまいます。コハルたちを見守るお姉さんであると同時に、耳年増としての一面を新たに見せてくれて面白かったです。

 

 

スローループ

第3話「ありがとう」

 2話に続いて今回も釣りキャンプが開催されました。恋の一家も加わっての大人数のキャンプとなりましたが、家族の垣根を越えて仲良くなっていく様子にほっこりさせられましたね。特に恋の弟たちのはしゃぎっぷりとそれを宥める小春父の姿は見ていて癒されます。

 それ以上に今回はそれまで見えなかった“新しい景色”を知るための物語だったと感じました。ひよりが父を失ったように、母と弟を事故で亡くした小春。彼女が今も元気に暮らせているのは元来の明るさもさることながら、見慣れぬことに臆せず挑戦し続ける姿勢があってこそなのだと個人的には考えます。

 そして小春が得たその景色を、ひよりたちと共有させていく過程に心が躍りました。ひよりにとってもそれまで見えてこなかったことを教えてくれる小春の存在が如何にありがたいかがわかりやすく伝わってきましたね。北斗七星を一緒に見ることで「見えなくてもそこにある」ものに気付いていく流れには、劇中のひよりのようにほろりときてしまいました。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第14話「Château de sorciére-魔女と青年-」

 ジャンヌさんカッコいい!イケメン!→ジャンヌちゃんポンコツ可愛い!となった回。序盤いきなりヴァニタスを剥いて介抱していくジャンヌの勢いに圧倒されましたが、さらに裸で温め合うことを躊躇なく実行する男気にびっくりさせられました。しかし一夜を明かしてから正気に返って悶絶する辺り、ジャンヌは本当に可愛らしいです。

 ヴァニタスの方は最初は珍しくジャンヌにされるがままだったものの、それ以降はいつも通り彼女をからかうなど調子が戻ったようで一安心。とはいえダンテら情報屋たちとの腹の探り合いを始めるなど、誰が敵で誰が味方かわからない状況は続くようです。

 そしてノエの方は例によって捕まっていた模様。彼を助けてくれたクロエは最初変人だけど気のいい吸血鬼なのかと想像していたので、ラストにシャルラタンと繋がっていることが明かされた時は驚愕しました。ジャンヌの話を聞く限りだと誰かに危害を加えるような人物ではなさそうですが、彼女が何を考えているのかわからないので不気味に思えてきますね。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第3話「面会人 その①」

 金を借りてきた相手に報復しつつ虐げられている少女にも助け舟を出す徐倫の姉御肌なところに惚れつつ、彼女の家庭の複雑さを思い知った今回。父である承太郎が面会に来たことでいつになくやさぐれる徐倫を見て、彼女にとって父親が如何に鬼門であるかを感じ取りました。同時に母に会いたい寂しさを露わにするなど、まだまだ親に甘えたい子どもらしさが残っていることに複雑な感情を覚えます。

 承太郎に関しては以前から触れられていた寡黙さが最悪の形で娘に影響を与えているなぁ、と感じました。なまじかつての仲間が察しが良かったせいか、「必要最低限のことを言えばそれ以上はわかってくれるだろう」といったやり方が染みついてしまったのではないかと思われます。言ってくれなきゃわからないことだってたくさんあるんだよ承太郎・・・・・・!(余談ですが、原作者の荒木氏曰く承太郎は「神話の英雄」としてデザインされたとのこと。親として問題がある点まで神話っぽいですね・・・・・・

 そして徐倫を刑務所に入れた「ジョンガリ・A」の存在が明らかになったことで、本作がDIO戦の続きであることを予感させてくれましたね。今もなお続くDIOとの因縁を断ち切ることが出来るか、それが6部の重要な目的と言えます。

 

 

ルパン三世 PART6

第15話「祝福の鐘に響けよ、銃声」

 2クール目に入ってから最初のオムニバスエピソードはまたもや次元が主役。これまでのエピソードに違わない、次元のハードボイルドな活躍がこれでもかと堪能出来ました。

 かつて自分を救ってくれた「ミレーヌ」を守るため、強盗「ジャッカル」一味に単身挑む次元の姿はカッコいいの一言ミレーヌの婚約相手の「フェルナン」の背中まで推してくれる献身ぶりには涙が出てきます。また今回次元はミレーヌたちに「やるか・やらないか」の選択を度々示していたのが興味深いですね。常に迷わず決断は迅速であるべき、という次元の生き方が感じられます。

 そしてこれらの事件は次元に会うためにミレーヌが仕込んだものだと判明した時は驚きました。次元に対する恋心を断ち切ろうとする彼女の底知れなさを味わった気がします。スズランの花言葉に「再び幸せが訪れる」とあるように、ミレーヌなりに次の幸せをつかむためのけじめをつけたのだと思いましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第66話「五色の光」

 「五色の光(ポップを除く)」とかいうタイトル詐欺。ポップがあかしを光らせられずにいた事実が表面化し、彼のいたたまれなさが限界突破したような回でした。ここまでポップの苦悩が積み重ねられてきた分、いざダイたちから驚かれている様子に胸が痛みます。疎外感と劣等感に苛まれるポップのこの先や如何に。(次はメルルの出番だぞ頑張れ!)

 一方で前半はロンベルクとミストバーンのバトルが大きな見どころでした。クロコダインたちが堅実に戦っている横で2人だけドラゴンボールのような超高速戦闘を繰り広げていることにギョッとしてしまいます。またロンがバーンに勧誘される回想シーンでは、何故彼がバーンに与しなかったのか改めて知ることが出来て興味深かったです。武器職人ではなく剣士としての腕を見込まれても彼にとってはちっとも嬉しくないのがよくわかりましたね。

 

 

遊☆戯☆王SEVENS

第83話「旅の仲間たち」

 従者たちが愛する主人の記憶を取り戻すために戦う胸熱な回・・・・・・だったのですが、まさかのガクティングに全てを持っていかれてしまったような気がします。凛之助と蘭世がガクティングを再現してみせるだけで面白いのに、ガクトの先祖までもが似たようなノリをしていたことが判明した時は吹き出してしまいました。ガクトの方もよりによってその記憶ばかりを真っ先に思い出してしまう辺りが腹筋に悪い・・・・・・

 とはいえ彼らが記憶と共に失った情熱を、従者たちが使って立ち向かう構図には素直に燃えましたね。アサナ戦にウォームExカベーター(鳩のIDカードまで使うとは)、ネイル戦にユグドラゴと主人のマキシマムを使うシーンが非常に熱かったです。またガクトたちが記憶を思い出す描写はこれまでの名シーンが流れたことも相まってほろりときてしまいました。過去の記憶を取り戻すことが出来て本当に良かったです。

 

 

 ところでモービウスの世界観は『ヴェノム』とはまた異なるのではないか?という噂がネット上で上がっている模様。言われてみると予告編に映っているスパイダーマンやオズコープ社はヴェノムの世界ではなかったような気がするので、その可能性は十分にありそうです。

 とすると最初の予告編に登場したマイケル・キートン氏は一体何なのか?『ノー・ウェイ・ホーム』の顛末を考えると頭がこんがらがってしまいます。果たしてモービウスがどのようなバースを創造してくれるのか、気になるばかりです。

 

 

 ではまた、次の機会に。