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2022年冬アニメ簡易感想 その16

 

 

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 今夏配信予定の『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』に本格登場する新ウルトラマンウルトラマングロスのキャラクターPVが先日公開されました。前作のラストでユリアンと共に囚われていた彼の詳細がようやく明らかになってきましたね。

 何と言ってもそれぞれ雷の虎&炎の龍を模った紋様が刻まれている両腕が目を引きます。「コスモ幻獣拳・赤龍白虎拳」なる宇宙拳法を武器に戦う徒手空拳スタイルも特徴的で、派手なアクションが多い本シリーズでは映えること間違いないでしょう。また仲村宗悟(なかむら・しゅうご)さんの若々しくも冷静そうな声からして、若手ながら何かしらの影を感じさせます。

 そしてその厳ついフェイス、そして拳法使いという点からレオ&アストラ兄弟を彷彿とさせます。ここまで似せている以上、何かしらの関連性があるのかもしれません。何故彼がアブソリューティアンに囚われているかの謎も含め、グロスのことが明らかになる本編が待ち遠しくなってきましたね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第98話「ポケモンサーカス!ブースターとサンダース!!」

 コハルとイーブイが主役の今回は「共演」がテーマだと感じさせる内容でした。間違って進化させてしまった相棒を前にして、彼らを活かしてやれるかどうかに重きが置かれていたように感じます。サーカス団の「ビリー」と「ホノカ」が自分のイーブイを望まぬ形で進化させてしまい喧嘩する様子は見るに堪えませんでしたが(しかし自分のポケモンたちには決して当たらなかった点には好感が持てます)、相棒たちが協力する姿を見て考えを改めるシーンが良かったです。頑なだった両者がお互いのパフォーマンスの良さを知っていく様子は見ていてスカッとしますね。

 また今回はいつにも増してポケモンたちの頑張りが見られたのもグッド。ブースターになった「ライム」とサンダースになった「カレン」がそれぞれ頑張る姿が一貫して描かれており、パートナーのために力を合わせるシーンにはウルッときました。コハルのイーブイもまた彼らに協力するなど、人間のいがみ合いをやめさせてくれる健気さが随所に感じられましたね。

 

 

スローループ

第7話「結婚式」

 前半はまたもや二葉の悩みを描いたエピソードでしたが、以前の回よりもずっと優しい雰囲気に包まれていました。趣味の釣りについて親友の「二宮藍子(にのみや・あいこ)」に打ち明けることを恐れていたものの、あっさりと受け入れてくれる藍子に救われる展開に癒されます。それどころかずっと前から察していたうえで「我慢しないで」と言ってあげる藍子の優しさに感動を覚えますね。

 後半は川での釣りを経て、ひよりと小春が両親の結婚式(風)を執り行う内容でこれまたほっこり。恋や一花たちとの会話をする中で家族を労おうとする2人、というか小春の行動力には驚かされましたね。恋に教えてもらった川の流れに沿った釣り方をその日の内に実行してみせるなど、彼女の「思い立った吉日」精神が如実に表れていました。

 あとはやはり全体を通して「距離感に比例しない関係」が描かれていると感じました。家族でもわからないことがあれば、ちょっとした友達の方が理解してくれるものもある・・・・・・そんな当たり前のことを釣りと交流によって気付いていく内容に仕上がっていたと思います。

 

 

ヴァニタスの手記(カルテ)

第18話「Avec toi-ふたりぼっち-」

 アバンからジャンヌの本音を引き出すヴァニタスに惚れた。何も望んではいけないと自分を律してきた少女に寄り添い、彼女の望みを彼女自身の口から聞き出してみせる彼の手腕は流石といったところ。そこから仲間と共にクロエの救出に乗り出すところなど、今回のヴァニタスはまさにヒーローのようでしたね。

 他にもジャン=ジャックとクロエの関係が改めて心に響きました。お互いに相手を必要としているのに、自分をないがしろにしようとしてしまう両者の想いは見ていてどこか愛おしく感じます。それ故ジャン=ジャックが上のジャンヌと同じように、「1人ぼっちにしないで」とようやく本音を言えたことにホッとしました。

 一方問題児として気になるのがアストルフォ。ただでさえここまでいいとこ無しだったのに、クロエ救出の邪魔ばかりしてきたことにはちょっとため息が出ました。とはいえ今回明かされた悲惨な過去は、彼を吸血鬼への復讐に駆り立てるのに十分だと思います。(ただ過去裏切った吸血鬼の少年の目的も復讐でしたし、復讐の連鎖が続いている業の深さに息苦しさを覚えます)ノエにすら敵意を露わにされているアストルフォの今後や如何に。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第7話「6人いる!」

 明らかに『11人いる!』を意識したサブタイトルが気になりつつ、徐倫エルメェスの強さに惹かれた今回。1話以来のやり取りであるにも関わらず、ホワイトスネイクの野望を突き止めるためにすぐさま一致団結する2人の切り替えの早さに驚かされます。刑務所内での苛烈な生活を思えば、これくらいクレバーな判断が必要ということでしょうか。

 また2人ともスタンド能力に目覚めて間もないのに、見事に使いこなしているのが印象的。それぞれ能力をフルに活かしてピンチを乗り切っていく様子にも惚れ惚れしますね。(しかしエルメェスをワニのウ○コから守るために徐倫がさりげなく動くシーンで、やたらカッコいいBGMが流れた時は笑ってしまいました

 そして物語自体はいつにも増してサスペンス要素が強かったのが特徴的です。監視役の看守がいつの間にか溺れているシーンといい、何者かわからない攻撃が描かれており、恐怖と緊張感を煽ってきます。「誰が」「どこから」「どうやって」を如何にして解き明かすかが次回の鍵となってきますね。まぁ真相は・・・・・・フフフ・・・・・・

 

 

 上の動画ではレグロスの紹介以外にも、グロスの声を担当する仲村さんのインタビュー動画も収録されています。その中でも仲村さんがインタビューでウルトラマンのアフレコ現場を「外国ドラマの撮りに近かった」と例えていたのが面白かったですね。

 既に動いているキャラクターの声を当てるのは確かに吹き替えのようですし、そんな慣れない状況でも経験として吸収している仲村さんの前向きな声にも元気づけられます。「そんなに元気でなくていい」などの指導も受けているのがまた興味深いです。彼が演じるレグロスのことがますます気になってくる、そんなインタビューでしたね。

 

 

 ではまた、次の機会に。