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デュエル・マスターズ キング! 特別編「ジョー様を援護しろっ!ジョーカーズたちの知られざる努力!」感想

僕らはジョー様大好きジョーカーズ!

ジョーカーズはみんな妙に人間臭くて好き

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • みんなと一緒に主を信じて

 今回のデュエマキング!は特別編。通算4回目となる総集編で少々辟易してきますが、41話に続いてジョーカーズ星のジョーカーズたちが出てくる内容が魅力的な回でもありました。ヤッタレマンやチョートッQ、The ラー漢に東大センセーといった久々の面子にまたもや懐かしさを覚えます。(アニメでは比較的出番が少なかったルネッザーンスがやたら目立っていたのが意外でしたが)彼らがジョーがジェンドルに勝つための研究をする体で振り返っていく流れも案外自然でしたね。

 やはりというか何と言うか、冒頭ではモモキングたち現在のジョーの切り札たちに対して妬み嫉みを見せていました。使われなくともジョーが自分たちのことを大事にしていることを知っているものの、それはそれとして現在のエースが羨ましいと僻んでいるのが印象的です。他にもジョーがジェンドルに勝てるかどうかでちょっと頭を悩ませてしまうなど、彼を信頼しているのかよくわからなくなるギャグシーンが多かったですね。ジョーカーズの良くも悪くも正直な、どこか人間臭い部分がよく出ていたと思います。

 それでもひたむきにジョーのことを応援するラストには何だかんだでウルッときました。前回と同じように「デッキに入っていなくても心は1つ」であることを掲げ、ヤッタレマンを筆頭にジョーにエールを送る姿を見ているだけで胸にこみ上げてくるものがあります。時には嫉妬したり文句を言ったりするものの、彼らはジョーのことが大好きであることが伝わってきました。過去のジョーカーズが好きな身としてはちょっと嬉しい、ファンサービス的な総集編でしたね。

 

 

  • 五龍神の試練&仲間の違い

 さて総集編としては34話から41話までを振り返っていた今回。ジョーの敗北から始まり、モモキングパワーアップするまでの展開を猛スピードで説明していた印象です。

 前半のメインはヴォルゼオスと融合したジェンドルとの戦いですが、個人的にはその後の五文明ドラゴンこと「五龍神」の試練を受けるパートが目に留まりました。ここまでジョーが1人で頑張っていたイメージが強かった中、ジョー以外の仲間たちがそれぞれの文明のドラゴンに認めてもらう流れはやはり魅力的でしたね。ももちゃんやキラ、ボルツたちの主役回が見られたのは良かったです。

 一方でここのエピソードはゼーロJr.とキャップの出番が少なかったのが引っかかりましたね。上の3人と比べていつの間にか手に入れていたような感じで出番が終わっていたので、彼らの活躍にも期待していた身としては不満を覚えました。同じように闇と水の龍神の出番もほとんどなく、彼らがどんなキャラクターかもわからないままフェードアウトしてしまったのはかなり残念です。このパートを長くしてでも、五龍神の魅力的な設定をもっと生かしてほしかったところです。

 

 それは置いておき、後半はジョーとハイドのそれぞれの戦いが印象的でした。40話でジェンドルに反旗を翻す決意をしたものの、敗北してしまったハイド。それに対し41話でジョーはモモキングのさらなるパワーアップに成功しており、両者が対極的な結末を迎えているのが興味深いです。

 この辺りはジョーとハイドの信頼出来る仲間の存在の違いが出たのではないかと思いました。ジョーは上述の通りジョーカーズとの絆を発揮していたのに対し、ハイドはヒミコを除いたガットルズに即座に裏切られる可哀想な目に遭っています。仲間がいたジョーといなかったハイド、この違いこそが2人の成否を分けたように感じます。ハイドは迷走しながらも少しずつ前進しているように見えますが、信頼出来る仲間を得るまではまだまだ先、といったところでしょうか。(そこはヒミコの存在に期待したいですが)どこまでも異なる2人の物語は中々に見ものだったと再確認出来ましたね。

 

 

 そして次回はいよいよジョーとジェンドルの最終決戦!ジョーを歴史から消すために彼に関するものを次々と消していくジェンドルに対し、ジョーは如何にして立ち向かうのでしょうか。予告でデッキーが「私に作戦があります」と意気揚々に言っていましたが、果たしてそれが成功するかどうか不安なところ・・・・・・

 また予告映像で五龍神が集結するというまさかの光景が映り驚きました。(恐らくは「あの呪文」を使用したのでしょうね)ヴォルゼオスだけでは飽き足らず、龍神そのものの力すら利用していくジェンドルの恐ろしさが次回炸裂しそうでドキドキしてきますね。というかこの面子が揃っている盤面で逆転出来るのでしょうか・・・・・・?

 

 

 ではまた、次の機会に。