『#ゴジラvsコング』続編、本格始動!年内に撮影開始へ#GodzillaVsKong https://t.co/IBiY224dyZ
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2022年3月22日
昨年公開された『ゴジラVSコング』をはじめとした映画シリーズ「モンスターバース(モンスター・ヴァース)」の続編の情報が先日、発表されました。モンスター・バースは日本のゴジラとアメリカのコングを戦わせるために作られたと言っても過言ではないユニバースであり、本作を以てその役割を終えたと思っていただけにこれは予想外の朗報です。あの苛烈な怪獣たちの世界観の続きが見れるというだけでワクワクしてきます。
年内に撮影が開始されるとのことですが、どのような作品になるのかはまだ不明。(上のツイートのリンク先では『サン・オブ・コング(原題)』がタイトル案にあったと描かれていたことから、コングの続編であることが予想されます)個人的には『キング・オブ・モンスターズ』でカッコよく活躍したモスラの単独映画などに期待してみたいですね。他にもムートーといったバースオリジナルの怪獣ももっと見せてほしいところ。続編の芽が出てきただけに希望と願望が一気に出てきましたが、あくまでその辺りに留めておいてじっくり待っていたいと思います。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
※今週から『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』はしばらくの間再放送のため、感想はありません。
ルパン三世 PART6
第23話「愛しの魔女の記憶」
ついに明かされた衝撃の真実・・・・・・それ以上に本作の2クール目の構成に舌を巻いた今回。トモエがルパンの実の母親であったことにも驚きましたが(最もこれが真実かまだ疑わしいところ)、ここまでの物語全てがトモエの術中であることが判明した時の衝撃はその上を行きました。これまでの女性ゲストが全てトモエの教え子であり、彼女たちに仕込んだキーワードが花言葉からきている布石の全てが見事という他ありません。ルパンという多様な才能と人格を言語で以て支配する発想も含め、人の記憶すら支配するトモエの恐ろしさを思い知った気分です。
そこまでしてルパンを自分のものにしようとしているのは母親としての愛なのか、はたまたルパン三世という力を我が物にしようとしているのかは未だ不明。(個人的には前者であってほしいところ)とはいえルパン1人のためにマティアたちの人生を大きく歪めたことは許されざることではあるので、女性を無下にしないルパンがトモエを止めてくれることに期待したいですね。何より「ルパン三世」としてトモエの考えを否定してみせてほしいです。
(余談ですが12話で登場した美少年モリアーティがまさかの再登場を果たしたのが嬉しかったです。思わせぶりな言動が目立つので、次のシーズンにも是非続投してほしいですね)
ウルトラマン クロニクルD
第8話「駆けつける救世主」
トリガー&ティガ、そしてティガ&初代ウルトラマンの共闘を描いた今回は非常に燃えました。トリガー本編の中でも屈指の名エピソードを振り返れただけでも嬉しいですが、そこにティガ当時の客演回も見せてくれるのが素晴らしいです。人の心の光がウルトラマンを呼び、力を貸してくれる展開はベタながら熱いです。それぞれの回は他にも共通点が多いので、こうして比べて見れるのもありがたいですね。しかし今回の編集だとマンを呼び出した円谷英二氏が「ウルトラマンを召喚出来る謎の老人」に見えてしまいますね。ティガを見て一気に弱腰になるキリエロイドとマン見て喜ぶチャリジャの対比も中々に面白いです。
そしてマルゥル家パートではついにケンゴが登場!当然のように出てきた時は驚きましたが(時系列的に『エピソードZ』の後でしょうか)、限界オタクとなったデバン相手にも適切なファンサービスをしてくれる辺り相変わらずの好青年ぶりでしたね。それだけでなく、マルゥルとデバンの仲を取り持ってくれるのが見事でした。互いに互いを想っていることをデバンたち本人気付かせてくれるコミュニケーション能力は流石ケンゴだと感じます。
遊☆戯☆王SEVENS
第91話「激闘!ラッシュロボデュエル!」
前回始まったオーティスとのデュエルがさらに苛烈に熱くなっていった中、終盤の展開には驚かされました。デュエルが中断されている中、別のデュエルを行うという掟破りっぷりは破天荒ながら、実に本作らしいと思いましたね。中断される直前のデュエルも激熱で、遊我とルークのエースをフュージョンした魔導竜騎士-セブンスギアスとオーティスのフュージョンモンスターであるマジシャン・オブ・ダークセブンスの激突も非常にカッコよかったですね。(どちらも名物「乗っただけ融合」だったのがここすきポイント)
オーティスの目的に関してはある意味で予想通り。現実の遊戯王を皮肉っているような話である一方で、「子どもたちは遊びの王様」という想いを以て子どもたちに未来を託そうとする彼の姿勢は正直嫌いではありません。やることなすこと全てが回りくどいですが、子どもたちの遊びの自由を本気で考えていることが伝わってきます。
そしてラストの遊我とルークも最終回らしいマッチングですが・・・・・・状況が状況なだけに楽しく見れそうにないですね。自分1人で全てを片付けようとする遊我とそれを止めようとするルーク、それぞれの友情が感じられるだけにちょっと重たいデュエルが繰り広げられそうです。勝敗もどうなるか予想が尽きませんし、どちらにも勝ってほしい気持ちがあって複雑な気持ちで最終回を見ることになりそうです。
さてモンスター・バース継続が決定し、海外でのゴジラワールドがまだまだ続いていくことがわかったのですが、日本でのゴジラはどうなっていくのだろうかという思いもここにきて浮かび上がってきます。同じく昨年の『ゴジラ S.P<シンギュラ・ポイント>』を最後に新作情報が全く来ない中、果たして新作が出てくるのか、と心配になってしまいます。海外作品で一般的なゴジラのイメージが広がっている中、日本ではもっとクリエイターたちの独創的なゴジラを見せてほしいところですね。
ではまた、次の機会に。