4月12日発売「TYPE-MOONエースVOL.14」
— コンプティーク&コンプエース (@comptiq) 2022年4月5日
桜井光×三輪士郎が奏でる、衝撃の「Fate」新シリーズが開幕! 新たな舞台、新たな英霊たちが紡ぐ未知の物語をノベル序章として掲載。 #TMA14 pic.twitter.com/7u7gtMdnwF
今月12日に発売される「TYPE-MOONエース」最新号に、Fateシリーズの新作が掲載される模様。『蒼銀のフラグメンツ』を手掛けた桜井光氏と、FGOでシグルドやブリュンヒルデのキャラデザを担当している三輪士郎氏のコンビによって展開されるとのことで、さらなる新作に心が躍ります。これで来年のFGOコラボ先も決まりましたね!
その中で考える点はやはり作品の内容について。主人公が何者で、どのような物語が展開されるのか非常に気になります。上のツイートを見る限り画像に描かれた英霊であろう少女が主人公である可能性が高いですが、果たしてどんな英霊なのでしょうか。パッと見てみたところブリュンヒルデと似たような髪飾りを付けており、北欧関係の英霊のように思えます。
ネット上ではシグルドとブリュンヒルデの子どもである「アスラウグ」ではなかろうか?といった考察や予想が飛び交っていますが、まだまだ断定出来そうにありません。12日になれば詳細が判明するでしょうし、ここは焦らず待っていたいと思います。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ブラック★★ロックシューター DAWN FALL
第1話「The Good, The Bad & The Mechanics」
1枚のイラストから始まった作品群『ブラック★ロックシューター』(以下「BRS」と表記)の最新アニメがまさかの令和に放送されると聞いて驚愕しました。以前にも2度アニメ化されていましたが、本作はその2作とも異なる世界観を構築しており、BRSのコンテンツとしての自由度の高さをこの時点で伺わせてますね。
肝心の内容は人工知能の反乱によって追い詰められた人類の戦い、という昔からよく見られる世界設定になっています。(それでいて人類側は全員マスクをしており、現実の情勢を思うとどこか親近感の湧いてくるような描写がされているのが面白いです)といっても詳細は未だに不明瞭なことが多く、「大佐」という人物が所属する人間側に対し人工知能側の勢力はどういったものなのかいまいち掴めていません。とりあえず杉田ボイスのロボットと、『ゴジラ S.P』のペロ2にしか聞こえない「ブラックトライク」辺りが印象に残りますね。
そして主人公である「エンプレス(ブラック・ロックシューター)」がこれまた印象的です。記憶を失っているが故の無垢な面が敵と戦う際には一転、冷徹かつ残酷に描かれるシチュエーションには唖然となりました。銃の使い方がわからないからと銃をそのまま敵を叩きつけるシーンなどには恐怖を覚えます。
そんなキャラクターだからこそ、エンプレスが目覚めた直後に出会った兄妹が彼女のキーパーソンになりそうな予感がしますね。生きるために必死になっている彼らを救う中で、エンプレスが欠けているものを取り戻していくであろう今後が気になるばかりです。
ヒーラー・ガール
第1話「ヒーラー(見習い)の藤井かな、です!」
歌で人の怪我や病気を治す「ヒーラー」という職業を描いた本作。美少女アニメの1作である以上に、ミュージカルと医療ドラマを組み合わせたような内容が印象的でした。劇中で歌いだすミュージカル要素に、人の命に関わる場で適切な判断が求められる医療ドラマの定番を織り交ぜたストーリーはベタながら惹かれるものがありましたね。
主人公の「藤井かな(ふじい・かな)」を中心とした見習いヒーラーの3人が仕事や修行に邁進する様子に癒される一方で、免許を持たない者が患者にどこまで介入出来るのかを描いていた点に好感を抱きます。それでいて「治すことは出来なくても側にいて勇気付けることは出来る」という答えを出す展開は、今の時代に合わせながらも納得のいくものに仕上がっていて感心しました。
また本作の目玉である歌の要素はかなり独創的。展開されるイメージ映像が視聴者にのみ見えるのかと思いきや、ヒーラーたちには共通して見える描写があった時は驚きました。他にもかなの歌唱シーンで彼女の姿をした妖精のようなものが出現するメルヘンぶりにもちょっと面食らってしまいましたね。
パリピ孔明
第1話「孔明、渋谷に降り立つ」
「 三国志で有名な「諸葛亮孔明」が現代日本の渋谷に転生する」というぶっ飛んだ設定を引っ提げてきた本作。原作で話題になっていた時から気になっていたので視聴して見ましたが、コスプレ一般人の中に孔明が混じる絵面に早速吹き出してしまいました。渋谷を地獄と勘違いして即座に楽しむ孔明の胆力に笑いが止まりません。
その後の孔明の順応性にも驚くばかり。現代日本の知識をすぐに手に入れ、ラウンジのバイトにもあっという間に馴染む姿には唖然となります。何と言いますか、本作の孔明はあらゆるものを偏見なしに受け入れ、吸収していく強かさを秘めているのかもしれません。
そんな孔明と「月見英子(つきみ・えいこ)」のやり取りも興味深いです。歌手の夢を諦めかけていた彼女に感謝しつつ激励を送るシーンは実に印象的で、かつて劉備についていったように影で人の力になる軍師らしさに溢れていました。孔明も英子も「歌」によって心を救われた、という共通点があるからこそ通じ合う関係性も面白いですね。この2人の組み合わせが起こす物語が俄然気になってきました。
古見さんは、コミュ症です。(2期)
第13話「冬の訪れです。」「不良です。」「中々さんちで勉強です。」「期末テストです。」
去年の秋アニメの1作としてささやかな癒しと笑いを提供してくれた『古見さん』の第2期もついに始まりました。2期と言っても1期終了から3か月程度しか経っていないので実質分割2クールといった感じで(エピソードのナンバリングも継続していますし)、ストーリーの雰囲気も以前と全く同じです。どっか見たような友人帳に笑いながらも、これまで友達になってきた相手の名前を埋めていく古見さんの様子に早速癒されました。
そしてその後はいつも通りのギャグ満載だったので安心しますね。特に山井VS中々の古見さん過激派対決が繰り広げられた中盤は面白かったです。互いに牽制しあっている内に古見さんたちそっちのけでゲーム対決に発展していく流れに笑いつつ、最終的にはケンカ友達になっていく様子にほっこりさせられました。古見さん以外の関係性の発展はこれまでなかったので、結構新鮮な気持ちで見れましたね。
また1期でも発揮された只野の察しの良さがいつになく光っていた回でもありました。古見さんへの対応力はもちろんのこと、新キャラの「片居誠(かたい・まこと)」へのフォローもばっちりで感心してしまいます。(ベクトルが違うだけで片居が古見さんと同じように誤解されているからこそ、察することが出来たのかもしれませんね)そして後半のテスト回で古見さんと落とし物を(先生経由)で渡し合うなど、彼の人の良さが報われる場面にもニヤニヤしてしまいます。
Fateといえば今真っ先に思い浮かべるのはFGO。現在開催中のイベントは選択肢の存在など興味深い要素がある一方(選択肢によって異なる仲良しイベントがあってほっこりします)で、なかよしセイバーこと徴姉妹やコンなどに不穏なものが感じ取れる謎のイベントとなっています。配布サーヴァントの詳細も未だに明かされておらず、これまでとは何かが異なる雰囲気に戦々恐々しながらも楽しくプレイしている最中です。明日辺りにはそろそろ大きな展開が待っていそうでドキドキしますね。
ではまた、次の機会に。