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2022年春アニメ&特撮簡易感想 その5

 

 

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 高橋留美子氏がかつて手掛けたコメディ漫画『うる星やつら』が令和の世にリメイク。2022年の元旦に発表された情報ですが、つい先日出演声優の発表もされました。事前に告知されていたラム役の上坂すみれさんに続き、主人公の諸星あたる神谷浩史さんが演じることが明らかになったのが面白いところです。

 僕はうる星やつらは原作もアニメもほとんど見たことがなく、どのようなものになるのかは全く予想がつきません。しかし留美子作品のギャグに関しては好きなものが多いので(『高橋留美子劇場』とか)、留美子黎明期のギャグをこうして見れるかと思うと結構ワクワクしてきますね。リメイク版の本作がどうなるのか気になるところです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

SPY×FAMILY

第1話「オペレーション〈梟(ストリクス)〉」

 何かと話題になっていた人気漫画のアニメ化、ということで早速視聴してみましたが、思いの他ストレートな内容に驚かされました。よくある疑似家族モノのシチュエーションをスパイ要素と絡めながら、コミカルかつテンポよく描いていくストーリーは非常にわかりやすく、あっという間に引き込まれましたね。

 何と言ってもスパイ“黄昏”もとい「ロイド」と養子の「アーニャ」のやり取りが面白いです。ロイドからすれば隠しているつもりのスパイの情報がアーニャの超能力によって彼女には筒抜け、という状況が実におかしなコントを展開させていました。父親の意図を読み取りながらも好奇心優先で行動するアーニャの様子なども見ていて飽きません。

 それでいて彼らの“動機”がはっきりしているのが特徴的。「子どもが泣かない世界」を作るためにスパイとなったロイドに、「家族が欲しくて」転々としていたアーニャとそれぞれ何のために行動しているのかが1話の時点で提示されたので、彼らの心情に寄り添いやすくなっていたと思います。偽物のデコボコ親子の始まりとして中々に期待出来る内容でしたね。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第2話「重なる色」

 OPのクオリティの高さに圧倒された2話。本編に関してはエマ&彼方&かすみ&璃奈の4人がユニットを組むまでの過程が描かれていました。個人でのスクールアイドル像を重視する嵐珠に対し、「みんなの夢を叶える」同好会の方針をこのような形で為そうとする展開に感心します。(各キャラの担当話数を抑えるという意味でも面白い試みです)エマもかつてないほどグイグイ来る押しの強さを見せてきたのも興味深いですね。「喜びを分かち合いたい」という共通点が見られるこの4人が揃っているのもあって、彼女たちのユニットがどうなるのか非常に楽しみになってきました。

 嵐珠に関してはゲリラライブを開くなど行動力の高さは相変わらずな一方、同好会のグッズを買い集める姿にちょっとキュンときました。あくまでエマたちのやり方が自分とは合わないだけで、彼女たちのことはファンとして大好きなのだろうということが伝わってきます。(嵐珠を敵視していたかすみがすぐさま彼女に感激するシーンが地味にここすきポイント)前回もそうでしたが、嵐珠はハッキリとした物言いである割には嫌味な部分がなく、気持ちよく見れますね。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第11話「ニュージェネレーションヒーローズ」

 前回に引き続きウルトラギャラクシーファイトのエピソードをまとめた回。ギンガ率いるニュージェネレーションがウルトラダークキラーと激闘を繰り広げる場面まで流れました。最初は苦戦していたものの、ゼロの激励を皮切りに反撃に移っていく展開が心地いいです。ジード以前のメンバーがそれぞれゼロに助けられてきたことを思い出しながらゼロ由来の形態にチェンジするシーンなど胸熱なシチュエーションがてんこ盛りで何度見ても興奮させられます。(ゼロ関連でなくとも奮闘するルーブ兄弟の活躍がこれまた最高なんですよね)ゼロも負けじと金色のゼロビヨンドになるのが面白いところ。

 そしてマルゥル家パートでは何とペガがリクとケンカして家出したかのような発言をしてびっくりしました。ケンカの原因はまだわかりませんが、物を壊したとかその辺りだろうなぁ、と予想しています。完全に拗ねているペガを前にして、マルゥルたちがどのように対応していくか見ものですね。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第2話「迷惑異星人監視機構」

 ユーディアス以外にも宇宙人が存在してちょっぴりびっくりした第2話。異星人を監視する役割を担う「蒼月マナブ(そうげつ・マナブ)」とのデュエルが展開されましたが、アドバンス召喚を躊躇うユーディアスの姿が目に焼き付きました。宇宙で実際に戦争をしていたからこそ仲間を犠牲にしたくないという心理はよくわかりますし、ゲームとはいえモンスターを仲間のように思いやる彼の誠実さが感じられました。

 だからこそ「リリースしたモンスターに想いを託された」という答えの元アドバンス召喚を行うシーンには興奮しましたね。満を持して登場したエースのギャラクティカオブリビオン円盤とドラゴンを合体させたようなデザインが中々にカッコよかったです。

 そして肝心のマナブの方は声がガクトと同じだからか、初期のガクトを彷彿とさせる堅物さが目につきました。(それでいてデッキがバーン中心の構成と変わっているのが面白いです)しかし上述のユーディアスに喝を入れるなど、心の内に熱いモノを秘めていることがわかりすぐに彼らしさを見出せましたね。UTSの面々とどのような関係を築いていくのか今から楽しみです。

 

 

 往年の名作をアニメ化する流れが結構多い昨今。他にもジャンプで連載していた『BASTARD!!』のアニメ化情報も最近話題になっていましたし、最早一過性の流行りとは言い切れないほどに定番になってきました。

 この件に関しては昔の作品ばかりに頼っていていいのだろうか、などと不安を覚える一方で、『ダイの大冒険』のような現代のクオリティで好評を博している作品を見ると思わず期待してしまう、複雑なオタク心をつい抱いてしまいますね。ファンの心理とかもありますし、中々に悩ましいものです。

 

 

 ではまた、次の機会に。