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2022年春アニメ&特撮簡易感想 その11

 

 

 

 あの有名なピンク玉のマスコットこと星のカービィ』が本日4月27日に30周年を迎えたとのこと。上のツイートにはそれを記念したイラストが掲載されていますが、よだれを垂らしながら目を輝かせているカービィが実に愛らしいですね。(そして心底興味なさそうなデデデ大王の様子がじわじわくる)

 カービィと言えばゲームが苦手な人に向けて作られたというのは有名な話で、それがいつの間にか30年も続いていることに驚かされます。初めて遊んだアクションゲームが『鏡の大迷宮』だった身としては、あのゲームがどれほど優しめに、かつ楽しく作られていたのかが今になってはよくわかります。あそこから動かすゲームに慣れていって良かったと思いましたね。でもメガタイタンの攻略法はもうちょっとどうにかならなかったのかと今でも思う。

 それはともあれ、最新作の『ディスカバリー』まで今現在もカービィが続いていることを嬉しく思います。改めましてお祝いの言葉をば。30周年おめでとうカービィ!!

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

SPY×FAMILY

第3話「受験対策をせよ」

 ヨルとの形式上の結婚も終え、ようやく主役3人が揃ったことで本格的に物語が始まった3話。今回は意外にも彼ら偽装家族の休日のお出かけが描かれましたが、要所要所でそれぞれの正体が家族や周囲にバレそうになるシーンが挿入されたおかげで妙な緊張感に満ちていました。特にひったくりの件では、自分の素性を隠す気があるのか?とツッコみたくなるほどの大立ち回りを見せるロイドとヨルにヒヤヒヤさせられましたね。アーニャの方が自分の能力を上手く隠せているという・・・・・・

 それはそれとして、ぎこちないながらもロイドたちが家族としてやっていけている様子にはホッとさせられました。ズレているところがありながらも仲良く過ごしている3人を見ていると、こういった家族の形もアリだろう、と感じられます。上述のひったくりを捕まえた時の連携も何だかんだでテンションが上がりましたし、このまま順調にやっていけそうな気がしてきますね。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第4話「アイ Love Triangle」

 今回は愛と果林の2人にスポットが当たりました。前回のQU4RTZに続き、彼女たちが「DiverDiva(ダイバーディーヴァ)」を結成するまでが短くもわかりやすく描かれていたのが印象的でしたね。何と言っても「ライバルとして同じステージで競い合う関係」をユニットで昇華しているのが実に興味深かったです。

 また今回は愛の意外な一面が露出したのが大きなポイント。姉のような存在である「川本美里(かわもと・みさと)」に負担をかけていたことにショックを受けてアイドルを辞めそうになるなど、これまで見せてこなかった愛の心の脆さに胸が痛みました。愛にとってみんなと楽しむことが大前提であるからこそ、相手が楽しめない状況では元気でいられないのは当然なのかもしれません。

 だからこそ彼女に発破をかける形で引っ張った果林のフォローが光っていたとも言えます。誰もが楽しめるように相手を引っ張っていくくらいの気概を見せ、愛を奮い立たせる彼女のやり方には舌を巻いてしまいます。それ以上にお互いに相手のことを憧れのように捉えているのが印象的で、だからこそ上述の「競い合う」関係でいられたのだと感じられましたね。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第13話「大いなる陰謀」

 ウルトラギャラクシーファイトのまとめ第4回は、凄まじい絵面の連続でした。リブットの活躍から始まり、マックスとゼノン、グレートやパワードといった近年目立たなかったウルトラマンにもきっちりスポットを当てているのが素敵で何度も見惚れてしまいます。特にレジェンドの登場シーンは衝撃的で、ファンとしては本当に嬉しかったですね。

 またマルゥル家パートでは若かりしベリアルに驚いていたマルゥルたちが印象に残りました。凶悪な戦士としての一面を間近で見てきたペガが怪訝そうな声をあげていたのが興味深いです。そしてそのペガの問題に寄り添うマルゥルがまた素敵で、同じようにウルトラマンになれる人間を友としてきたからこそのアドバイスが光っていましたね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第74話「大勇者の復活」

 前回まさかの登場を果たしたアバンでしたが、今回も様々な印象を残してくれました。まずは教え子たちとの会話パートが最初の見どころで、特にポップに語りかけるシーンにウルウルきてしまいました。ヒュンケルの方は厳しい言葉を向ける一方で、内心では喜んでいるのが丸わかりで微笑ましかったですね。生きていた件に関してはフローラの想いが役に立っており、アバンがここまでこれたのも彼が築いてきた関係のおかげということがわかります。

 そしてキルバーンとの心理戦では一転して知略家としてのカッコよさをこれでもかと見せてきました。キルの足止めをしつつ、彼の仕掛けた罠について情報を聞き出す手腕には舌を巻くばかりです。こうやって力を駆使せずとも敵を翻弄していく姿は実にアバンらしいです。今回はそんなアバンの魅力を全編に渡って凝縮したような内容だったと言えますね。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第4話「チュパカブラの罠」

 チュパ太郎の卑劣な作戦以上に、ユーディアスの純真&ポジティブ思考が鮮烈だった回。チュパ太郎が様々な罠を仕掛けてきてもどうにか潜り抜け、「永遠の友」と呼んで彼を信頼するユーディアスの姿は見ていて肩の力が抜けてしまいました。決して相手を疑わない性格は彼の美徳なのですが、この先チュパ太郎からひどい裏切りを受けてしまうのではないかと心配になってしまいます。

 また今回はサブタイから予想出来ていた通り、罠カードの紹介がメインでした。チュパ太郎のリアルトラップを受けながら彼のレクチャーをする様子はシュールの一言。「破壊されたモンスターが可哀想」「使われた相手が困る」といったユーディアスの考えに大きな変化を与えたという意味でも重要な内容だったと思います。

 そして遊飛が1話から言及している「アースダマー」を盗んだのがカッパだと判明したシーンは地味に驚きでした。あのカッパとどのようないざこざがあったのか、そもそもアースダマーとは何なのか、遊飛の謎についてはそろそろ明かされそうですね。

 

 

 カービィのニュースに関してもう1つ。カービィの生みの親である桜井政博氏が意外な小話をTwitterで公開していました。カービィシリーズにおいて各ステージクリア時に見られる通称「リアダン」の制作秘話とのことですが、当時の氏の苦労が垣間見える話でちょっと顔が綻んでしまいます。(どういう内容かは各自で氏のTwitterにアクセスして調べていただけると助かります)ゲーム開発者側の意外な話は聞いているだけで面白いので、ちょっとした収穫を得られた気分です。

 

 

 ではまた、次の機会に。