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2022年春アニメ簡易感想 その19

 

 

 

 今もなお公開中の映画『劇場版 呪術廻戦 0』が、今月末にいよいよ上映を終了することが先日発表されました。去年の12月末に公開されたので、約6か月間もの間映画館で上映され続けたということになります。鬼滅の刃』といい、ここ最近のジャンプ作品の映画のヒットぶりは凄まじいですね。

 

metared19.hatenablog.com

↑当時観に行った映画の感想についてはこちらを参照。

 

 かくいう僕も本作の圧倒的な映像に魅了された身。ここまで人気になったのも何となくですが伝わってきます。鬼滅にも当てはまりますが、今までにない雰囲気を押し出している一方で基本的な少年漫画的熱さをキッチリ抑えている作風は、今の時代のジャンプ漫画に相応しいのかもしれません。

 何ともあれ、本作もいよいよ終映の時が近づいていると思うと寂しくなってきます。円盤が出るとはいえ、あの映像を大スクリーンで観た時の興奮をもう一度味わってみようかな、とちょっと考えてしまいます。(まぁ他にも観たい映画が山積みなので見返す暇はないのですが)でも近いうちにレンタルなどして、乙骨の物語を見直しておきたいですね。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第110話「裏切りのバトルロイヤル!」

 サブタイトルにある「裏切り」に戦々恐々していたら、予想外の方向から殴られたかのような印象を受けた回トキオが裏切るとかじゃなくて良かった・・・・・・新たなトライアルミッションに挑戦するゴウが、ミッションの過酷さと親友との友情に苦悩していく展開に胸が痛みました。争いを好まないトキオを説得する姿に感動したものの、彼に敗れ去るラストは本当に辛かったです。自分の夢と友の夢、どちらもないがしろにしたくないゴウの気持ちが伝わってくるだけに、結果追い詰められて彼の顛末に切なさを覚えますね。

 上述のトキオの心情も見逃せません。チャレンジャーが騙し合いや競い合いを繰り広げていく中、それを扇動するミッションに疑問を覚えるトキオの様子が目に焼き付きます。「みんなで協力するんじゃダメなの」という彼の訴えもわかりますが、その考えは命取りであることをミッションで思い知らされるシーンは少々可哀想でした。時には冷静・冷徹にならなければいけないミュウ探索の「現実」が、ここにきて少年たちの「夢」に牙を剥いてくるシビアさに今後もドキドキさせられそうです。

 

 

まちカドまぞく 2丁目

第6話「夕日の誓い! まぞくたちの進む道」

 いい最終回だった・・・・・・桜のコアの所在とシャミ子の過去の真相がついに明かされると同時に、2人の物語の大きな節目が描かれました。桃の一時的な闇堕ちといったイベントもありましたが、何と言ってもシャミ子と桃の関係の変化が印象的です。何かと背負いがちだった2人が「ポッキンアイスの誓い」を得て再び協力していくことを約束するシーンにほっこりせずにはいられません。

 また上述の真実を得てそれぞれの“探し物”を見つめ直していく過程も素晴らしかったです。シャミ子の中に桜がずっといたように、大切なものは案外身近にあることがわかる構成には舌を巻くばかり。そのことに気付いた後の桃の笑顔もまた、シャミ子にとって身近な探し物と言えるかもしれません。その後1期OPが流れる演出と合わせて非常に心が震える内容に、感激しっぱなしでした。

 

 

かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-

第6話「生徒会は進みたい」「白銀御行は告らせたい②」「白銀御行は告らせたい③」

 冒頭の三者面談でついにタイムリミットが提示されました。スタンフォードに行くことを決めた会長が、文化祭までにかぐやとの告白対決にケリを付ける決意を固めた時は胸が躍りましたね。恋愛面では長いことヘタレだった会長がようやく覚悟を決めたかと思うと、駄目な子どもが成長したかのような感動を覚えます。藤原書記と似たような感覚に陥っている・・・・・・?

 ・・・・・・・・・・・・とは言ったものの人がそう簡単に変われるはずもなく。文化祭デートのお誘いでは肝心なところであと一歩の勇気が出せないわ、藤原書記とのやり取りでは変な面で自分を客観視出来ないわ(客観視出来ていないのは彼に限った話ではないのですが)、いつも通りのズレたやり取りを見せてきました。前半のカッコよさとのギャップに、呆れと安心感を同時に覚えましたね。

 他には上述の三者面談エピソードのかぐやが印象的。白銀父と早坂母という最悪の組み合わせに振り回される様子には笑いが止まりませんでした。彼女にとって避けられない父親の呪縛が、空気の読めない大人2人によって変に茶化されるシーンなどは笑っていいのかちょっと迷ってしまいましたが。

 

 

処刑少女の生きる道(バージンロード)

第7話「港町リベール」

 イチャイチャパートと殺伐パートの温度差が相変わらず激しい!アカリと仲良く街を散策する最中、彼女を殺す方法を模索する奇妙な旅が再び見られました。しかも今回はモモの提案とはいえ、アカリが怪物に喰われるように誘導する手段を見せたのが中々ショッキングでしたね。(それでも時間を巻き戻してしまうアカリが恐ろしすぎる・・・・・・)

 しかしそんなやり方を選択した辺りにメノウに迷いが生まれてきていることが何となく読み取れます。お風呂のくだりからもわかる通り、アカリとの日々も悪くないと感じてしまっているのかもしれません。順調に絆されているメノウの今後や如何に。

 さらにリベールにて登場した謎多き新キャラのラッシュに圧倒されました。特にアイアンメイデンに少女が入れられる一連のシーンには恐怖を覚えます。最後の最後に、そこはかとない狂気を見せつけられた気分です。

 

 

阿波連さんははかれない

第7話「芸術じゃね?」

 購買部での戦いやババ抜きなど、今日も今日とて緩い激闘が繰り広げられました。内心で自信の強さを見せつけてくるわりに負けっぱなしのライドウに、例によってライドウ特攻の阿波連さんのやり取りは最早定番と化していて安定感すら感じますね。

 それでいて阿波連さんがライドウのためにお弁当を作ったり、等身大の自分人形を彼にプレゼントしたりとどこか甘酸っぱいシーンも堪能出来たので大いに癒されました。動けなくなった時に運んでくれた件といい、常に側にいてくれるライドウのカッコよさを思うとそれにお礼をしたくなるのも当然かもしれません。まぁその結果ライドウのベッド周りがどんどんカオスなことになっていってるのですが・・・・・・

 加えて今回はふたばちゃんの可愛さも目立っていました。お弁当作りをレクチャーしてくれた阿波連さんにお礼を言うシーンなど、要所要所で彼女の根っこの真面目さが垣間見えました。何よりあっくんへの好意が隠しきれていないところにニヤニヤしてしまいましたね。でもお弁当は当日朝早くに作ろうね!

 

 

理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ(ハート)

第7話「理系が恋に落ちたので集団デートしてみた。」

 「何だこのバカップルは×10」というカオス空間よ・・・・・・奏がデートが無事見られるかと思いきや、彼女たちに10組のカップルが追従していく実験には唖然となりました。傍から見ると奇妙な団体が奇妙なイチャラブに没頭する、あまりにもおかしな光景が繰り広げられたことには笑うしかありません。それでいて「谷口祥貴(たにぐち・しょうき)」と「神谷円香(かみや・まどか)」という新キャラ同士の組み合わせにときめいたりしてしまいましたね。(円香の古き良きツンデレっぷりが良き)

 一方で奏自身にとってはかなり辛い展開が待っていました。直哉とのデートは割と順調だったものの、彼女の回想に登場した教師と再会してしまうシーンには衝撃を受けましたね。避けがたいトラウマが再び掘り起こされてしまった奏が不憫でなりません。「普通」に固執する彼女の苦難は、この先も続きそうですね。

 

 

 呪術廻戦といえば現在TBSにて日曜の午後5時、即ち「日5」にてテレビアニメ1期が再放送されていますね。少年漫画とはいえエグいシーンも多いあのアニメを夕方に放送しているという事実は何度聞いても驚いてしまいます。子どもたちは案外そういうのは平気ということはわかっているつもりですが、幼いうちに呪術廻戦に触れた子どもたちがどんな感想を残すのか、少しだけ聞いてみたいところですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。