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2022年春アニメ&特撮簡易感想 その20

 

 

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 ラブライブシリーズの1作『ラブライブ!スーパースター!!』。今年の7月に2期が控えている中、昨年放送された1期のダイジェスト動画が公開されました。これからスーパースターに興味を持った人が今からでも2期に間に合うように作られたのでしょう。既に1期履修済みの人にとっても振り返るいい機会ですし、僕も早速視聴してみました。

 その動画で振り返ってみたのですが、スーパースターは何と言いますか、「過去を乗り越える」ことに大きな意義を見出していると感じました。序盤のかのん(冒頭のやさぐれっぷりがツボにはまる)を筆頭に、主要キャラの多くが過去に何かしらの呪縛を抱えている共通点が見られます。それを仲間との出会いを経て乗り越えていく様子がとても印象的でした。1期は少女たちの呪縛を解き放ち、ラブライブに向けて1つになっていく・・・・・・そんな準備段階を描いていたのかもしれない、と改めて考えます。

 ともあれスーパースターの物語をこうして見ていけて楽しかったです。これで2か月後の2期に備えられるかと思います。現在放送中の『虹ヶ咲スクールアイドル同好会』に続いて、ラブライブを堪能出来る夏が待ち遠しいです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

SPY×FAMILY

第6話「ナカヨシ作戦」

 ついに学園に入学したものの、初日からとんでもないハプニングを起こす展開に唖然となりました。父の作戦成功のため、母の教えを忠実に守っていくアーニャにはほっこりさせられましたが、その後の怒涛の暴走っぷりに驚かされましたね。何か微妙にイラッとくる笑顔や、先生が見ていないのを確認してからいじめっ子を殴りつけるなど妙なところで知能的な面を見せてくる点に笑ってしまいます。そんなフリーダムなアーニャの同級生もみんな濃い子どもばかりで、彼女の学園生活がどうなっていくのかで早くも心臓がバクバクしそうになります。

 他には前半のヨルの活躍が印象的。何気にロイドがいない中で初めてアーニャと触れ合っていく様子に心が洗われました。何よりここまで母親としてどこか自信無さげだった彼女が、はっきりと「その子の母親です」と宣言するシーンは中々にカッコよかったですね。父と娘だけでなく、母と娘の関係も少しずつ進展していっていることがわかる回でもありました。まぁヨルが教えた技術が結果的に上述の問題を引き起こしてしまったのですが。

 

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)

第7話「夢の記憶」

 これまで何度もせつ菜たちを助けてくれた「三船栞子(みふね・しおりこ)」の主役回がついにやってきました。生真面目ながらスクールアイドルに理解のある彼女の背景がようやく語られたものの、意外な過去にちょっと驚いてしまいましたね。姉の薫子がかつて流した涙を見て「後悔したくない」という気持ちが先行してしまっているのが何とも切ないですね。それでいて自分が傷つきたくないのはもちろんのこと、他の誰かにも傷ついてほしくない想いが根本にある辺りに彼女の優しさが垣間見えます。

 そんな適性を語り夢を避けている栞子を、侑たちが積極的に引っ張っていく後半は一転して興奮させられました。「やりたいと気持ちも十分適正」という言葉にも唸らされますが、何より薫子が上述の過去を一切後悔していないことを伝えるシーンが素敵でしたね。結果を残せなくても、あの頃の楽しかった日々は決して無意味ではないことを教える姉の姿には思わずほろりときてしまいます。あの頃のトキメキを今の少女たちにも知ってほしいという姉の気持ちが、臆病だった妹に繋がっていく光景にはとても温かい気持ちにさせられました。そうして満を持してお披露目された栞子のライブシーンも最高の一言です。(ラストの時計の針が動き出す演出は「栞子の止まっていた“大好き”がようやく動き出した」ことをわかりやすく表現しているのでめっちゃ好きです)

 一方で栞子が同好会に入ったことに曇っていく嵐珠が気になりました。自身のやり方を貫き続けているものの、たった1人の幼馴染が自分と相対す道に進んでしまったことに対する寂しさが隠しきれていません。あくまで自分は受け取らない側でいつづける彼女は今後どうなってしまうのでしょうか。

 

 

ウルトラマン クロニクルD

第16話「燃え上がれ! 仲間と共に」

 ウルトラギャラクシーファイトのまとめも今回で最終回。第2部のクライマックスが放送されましたが、メビウス&80のコンビや未熟なゼットをサポートするタイガの先輩っぷりなど相変わらず見どころが満載で楽しかったです。中でも個人的なお気に入りであるトライスクワッドの新形態「トライストリウムレインボー」が再び見られて大興奮させられましたね。(S.H.Figuartsも最高でしたよトライストリウムレインボー・・・・・・)ラストはユリアンが攫われてしまいましたが、この後の3部でどうなっていくのかとても気になります。

 後半のマルゥル家パートでは『トリガー』のアブソリューティアン襲来エピソードも紹介してくれていました。2部から大きく成長したリブットがケンゴたちを導いていくあの回の面白さを、ここにきて再確認出来て良かったです。その後はリクとペガと別れることになったものの、今回の件で友達になったと確かめ合う様子が微笑ましかったですね。デバンが「デバンデリーグ」の結成を宣言するシーンなどは笑いつつも大いに癒されました。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第77話「もうひとりの勇者」

 ノヴァとロン・ベルクの2人がメチャクチャカッコよかった回。ザボエラの超魔ゾンビを前に次々と仲間が倒れていく中、己の身を賭してでも道を切り拓こうとする「勇者たち」が描かれていました。特に自分1人でいいと考えていた頃から大きく成長し、仲間に後を託そうと奮い立つノヴァに胸打たれます。(ダイの「みんなが勇者でもいい」という考えをしっかりと受け継いでいるのがまた素敵ですね)

 そんなノヴァの勇気を目の当たりにして、ロンがとうとう自身の本気を見せたのも印象深いです。二振りの「星皇剣」と、その2本によって放たれる「星皇十字剣」の迫力には惚れ惚れしました。その結果犠牲にしてしまった両腕を、ノヴァが弟子になる形で補っていくラストも素晴らしいです。他人の命を食い物にするザボエラを、自らの命を賭けて戦う者たちが討ち取る対比の構図が心に響く回でしたね。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第7話「モンスター種族言えるかな?」

 サブタイトルからして「ポケモンいえるかな?」みたいな歌が聴けると思っていたのに、まさかラップで来るとは・・・・・・(今季のアニメはラップ要素が多すぎない?)「ベルギャラップ」なる謎のパワーワードで種族を全て言い当てるユウディアスには笑いが止まりませんでしたよえぇ。

 それはそれとして今回はデュエルパートは無かったものの、前回に引き続きユウディアスのひたむきさが全面に押し出されている回で面白かったです。ズウィージョウとの件で落ち込んでいるかと思いきや、自分が争いを止めようとする彼の真っ直ぐな姿勢には好感が持てます。どんな状況でも真面目にデュエルを勉強する様子は素直に応援したくなりますね。

 あとはユウディアスと遊飛のやり取りが多く見られたのもちょっとした見どころでした。遊飛はこれまでアースダマー奪取のために1人で行動していることが多かったのですが(しかし取り戻すのをあっさり諦めてたのは笑った)、今回から本格的にユウディアスと絡んでいくようになったのは嬉しかったです。彼にはこの先の展開で、ユウディアスと悪友のような関係性を築いていってほしいところです。

 

 

 スーパースターといえば先日、2期にて登場する新キャラクターの紹介動画が公開されていたのも忘れてはいけません。

 

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虹ヶ咲と同じように2期にメンバーを追加していくことが発表された時は少々驚きましたが、Liella!の5人が全員1年生だったことを考えると次の年の新入生が出てきてもおかしくはありません。むしろかのんたちが先輩になることで、どのような化学反応が生まれるのか気になってきましたね。

 追加メンバーの4人は一癖も二癖もありそうな面々ばかり。個人的には上の動画で紹介されている「米女メイ(よめめ・メイ)」の声質に惹かれますね。他メンバーも含め、彼女たちがどのような活躍をしていくのか実に楽しみです。

 

 

 ではまた、次の機会に。