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2022年春アニメ簡易感想 その27

 

 

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ポケモンシリーズ最新作『ポケットモンスタースカーレット・バイオレット』の最新情報が詰まった映像が先日公開。新たなオープンワールドの世界が明かされていく様子に短いながらもワクワクさせられました。バージョンごとに博士が異なるという特殊な仕様を実装しつつ、新ポケモンの数々(グルトンかわええ)にパッケージを飾る伝説のポケモンコライドン」&「ミライドン」をお披露目する構成にも舌を巻くばかりです。

 そんな様々な情報が明かされた映像でしたが、個人的に気になった点がもう1つ。シリーズにおいて定番の施設であるポケモンセンターが、ガソリンスタンドあるいはドライブスルーのようなビジュアルに変化していたことに注目してしまいました。(上の動画の0:42辺りにチラッと確認出来ます)オープンワールドだからこそこのように開けた形になっているのでしょうか。こういうものを見ていると、この見た目だと普通の雨はともかく、嵐などが発生したら雨風を凌げないだろうな……なんてことを真っ先に考えてしまいがちになってしまいます。ポケセンの話はともあれ、本作のポケモンもまた楽しそうな要素がてんこ盛りで実に楽しみです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

 

ブラック★★ロックシューター DAWN FALL

第9話「Half Mechanic」

 様々な謎が一斉に判明した回。何といっても大佐の妻「ジェシ」が語った情報の数々に驚かされましたね。ライトハウスの真実やエンプレスたちヘーミテオスユニットが造られた理由なども衝撃的ですが、やはりジェシカが想像通りの重要人物だったことに動揺を覚えます。(あと個人的にはエンプレスたちの名前の由来がストレートにタロットから来ていたのが意外でした)

 同時にシャーロットが教育機関側にいる理由も判明。スマイリーの洗脳ありきだったとはいえ、ジェシカに銃口を向けられたショックから彼女自ら堕ちてしまった事実に戦慄を覚えます。大佐への態度も、「親に殺されるかもしれない」という恐怖から来ている可能性が出てきて途端に悲しく思えてきましたね。

 そんなシャーロットを助けるかどうかで話が動いていったのも今回のポイント。特に大佐の複雑な心情が印象に残りました。あくまでエンプレスの復活を優先するものの、娘のことも助けたい親心が垣間見えます。「子どもを殴る親なんてクズだ」というセリフにもう涙が止まらなかったです。

 

 

境界戦機

第21話「動乱の兆し」

 北米同盟の支配圏に来てから早々、狙撃事件発生という急展開が待っていました。しかもそれによって北米側が宣戦布告の大義名分を得てしまうなど、この事件がブラッドたちの仕業であることがすぐに読み取れたのがショッキングでしたね。(狙撃された大臣もブラッドたちにとって都合の悪い人でしたし)前回に続いて、ブラッドが情け容赦なくなってきている様子にどこか戦々恐々してしまいます。

 それでもアモウたちに逃げる手段をくれるなど、甘い面もまだ残っている模様。ジェルマンの様子からしても、これらの変化はブラッド本人ではなくジェルマンの入れ知恵の可能性が高そうですね。とはいえ結局のところ、ブラッドの進撃は止まらなさそうですが。

 そして久しぶりの戦闘シーンではガシンが駆るジョウガンの新装備が印象的でした。前面に巨大な盾とガトリング砲を構えた武骨な見た目がたまりません。その装備を脱ぎ捨ててからのガン・カタもカッコ良かったですし、短いながら興奮させてくれるロボ戦に仕上がっていました。

 

 

ヒーラー・ガール

第9話「一番のお墨付き・CD買ってね」

 ついにかなたちが烏丸師匠と共同セッションを行った回。4話以来となる外科手術をヒーリングでサポートしていく仕事が展開され、準備段階から師匠の凄まじさがこれでもかと描写されました。中でも様々な道に足を踏み入れながらヒーラーの地位向上、そしてヒーリングの可能性を追求してきた過去に惚れ惚れします。そうして得た知識と技術で手術を成功に導いていくシーンを見て、この人は本当にすごいヒーラーなのだと画面越しで実感することが出来ました。

 そんな師匠と弟子たちの関係もまた素晴らしかったです。わずかに不安を抱くかなたちを抱きしめ、激励を送る師匠に少しだけほろりときてしまいました。そんな師匠の期待に応えるようにしっかりとついていくだけでなく、危ないところをフォローして師弟でヒーリングを完成させていく過程が実にグッド。

 そしてミュージカルパートが過去最高のクオリティに仕上がっていてこれまた感動させられます。手術の状況な感覚で理解出来る映像もさることながら、かなたちの歌がまた見事の一言。これらが合わさったシーンの数々は約6分は続いていましたが、見ていて全く飽きない、目が離せないパワーに溢れていたと思います。

 

 

パリピ孔明

第9話「たみくさのために

 七海の正体、そして彼女の過去がついに判明した今回。予想通り10万いいね企画で争うことになるライバルユニット「AZALEA(アザリエ)」のメンバーで見た目に大きなギャップがありましたが、その違和感も七海たちの特殊な経緯を物語る結果の1つになっていました。楽しくて始めたはずのバンドが、自分たちの望まぬ形になっていく様子は見ていて胸が苦しくなりましたね。

 また彼女たちのプロデューサーが間違っているかと言われたらそうでもないのが複雑なところ。事実人気になっているわけですし、多くのファンを獲得するなど恩恵を得ているのもまた事実です。自分のやりたかったものが変わってしまい、辞めたくても辞められない七海の境遇に今はただ同情せざるを得ません。

 だからこそそんな悲しい雰囲気を、英子が歌で癒してくれる後半の展開が光っていました。「自分が何のために歌うのか」という問題に当たった中で、今はただ七海にかつての気持ちを歌で思い起こさせてくれることで答えを得る光景には膝を打ちました。過去歌に救われた英子が、同じように苦しんでいる友達を歌で救おうとする様子にグッとくる回でしたね。

 

 

古見さんは、コミュ症です。(2期)

第21話「修学旅行2日目です。」

 修学旅行2日目が始まった今回は、1話丸ごと古見さんグループのやり取りが描かれました。古見さんに楽しんでもらおうと張り切る三九二とあやみ、それに必死でついていきながらも楽しむ古見さんの様子にとても癒されます。途中三九二とあやみの間に亀裂が入りそうになったものの、最終的には恋バナに花を咲かせるほどに打ち解けていって本当に安心しました。

 また将棋に打ち込む三九二、ヨーヨーを嗜むあやみとの間にシンパシーが生まれていく展開も素敵でした。女子だからという境遇にも負けず、好きなものに打ち込む2人が惹かれあうのも当然だったと言えます。当初はこの2人に主張が弱いという印象を抱いていましたが、終わってみれば他のクラスメイトに負けないインパクト残してくれましたね。

 あとは帰りの新幹線での出来事にこれまたニヤニヤさせられました。上述の恋バナの件で邪悪な恋のキューピットと化したあやみのゲス顔に笑いが止まりません。何より古見さんと只野のやり取りにこれまたこそばゆくさせられ、何とも微笑ましい気分で見ることが出来て楽しかったです。

 

 

 新作のポケモンが楽しみな一方、現在放送中のアニポケももうすぐ完結することを実感してきた今日この頃。前々からクライマックスであることを告知していたものの、いざをれを意識しだすと何とも言えない寂しさを覚えますね。

 サトシとゴウ、コハルのメンバーを気に入っていただけに、彼らの物語に1つの区切りがつくのは何だかんだで気になりますね。少年少女たちの夢の着地点をどのように描いてくれるのか、楽しみにしながら今後も見ていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。