新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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新たなデュエマは、闇に染まる(雑記 2022.8.8)

※冒頭謎の茶番が載っているので、読み飛ばしたい方は下の目次の「はじめに」をクリックしてください。

 

 

 

 

 

 

アバン


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 心 一つにして

 

 


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信じあい

 

 


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仲間になって進もう

 

 


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夢が 叶ったとき

 

 

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今よりも もっと強くなれるさ!!*1

 

 

 

 

 

 はい、お目汚し失礼いたしました。いきなり長ったらしいことを始めてしまい、もしかしたら気を悪くされた方もいるかと思います。ただ一度でいいから歴代主人公の切り札を並べてみたかった……!という願望に従い作ってしまいました。(めっちゃ楽しかった……)変な始まりを見せてしまい、本当に大変申し訳ありませんでした。

 

 

 

 

はじめに

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 では改めましてこんにちは。今回は先日放送されたデュエマの生配信の感想を書いていきたく予定です。真の20周年とジョー編の2大お祭り要素を無事終わらせて、デュエマは新たにどのような道を進んでいくのか、そういった情報も含めて僕なりの感想を交えながら語っていこうと考えています。とても長い記事になってしまいましたが、お付き合いいただければと思います。

 

 

 以下、簡単な目次です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年夏の殿堂情報

 

 

 

 

 毎年恒例である殿堂入り。今年の夏は先に殿堂解除の方を発表し、後日殿堂入りを発表するという変則的な方式でした。先の殿堂解除選手権では20枚ものカードが解除され、多くの歓声が上がったのが記憶に新しいです。

 

metared19.hatenablog.com

↑殿堂解除の感想に関しては上の記事を参照。

 

 そして問題である殿堂入りの発表も先日ついに行われました。どんなカードが規制されるのか、戦々恐々の想いで報じられましたが、その結果は……

 

殿堂入り

  • 樹食の超人
  • 月下旋壊 ド・リュミーズ
  • 超七極 Gio巨大設計図
  • 竜魔神王バルカディア・NEX

 

プレミアム殿堂

  • 爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神

 

プレミアム殿堂コンビ

  • 禁断英雄 モモキングダムX》&《未来王龍 モモキングJO

 

 といった感じでした。殿堂解除20枚と比べると少なく感じますが、与えたインパクトはいい勝負をしているのではないでしょうか。以下、今回の発表に関して個人的な意見や感想を述べていきたいと思います。

 

 早速全体的な感想ですが、今回の殿堂は「公式が想定していなかった組み合わせ」による爆走を止めるためのものだった、という印象を受けました。公式側が本来やってほしかった挙動とは大きく異なる形で運用されたカードが多く、それらを今回で抑えつけておこうとしているように見えましたね。

 その想定外の最たる例が日本一決定戦でも活躍した【JO退化】の核となる2枚。モモキングダムのデッキ内のレクスターズを引っ張り出す特性が利用されたことで生まれたある意味でバグのようなデッキでしたが、その圧倒的なスピードと置物として使われないモモキングダムの扱いが問題視されたのでしょうね。ただモモキングダム単体ではなく、JOとのコンビ殿堂にしたのはナイスでした。モモキングダムが本来の想定通りに使われている(かもしれない)デッキもあるので、それらを巻き込ませないこの殿堂は良い判断だったと思います。まぁ最近流行っている【ガイアハザード退化】にはノータッチになってしまったのですが……

 他にも【スコーラー】の呪文稼ぎ要因となったド・リュミーズや【グルメ墓地ソース】の潤滑油であるツインパクト版巨大設計図なども、公式が強化したかったデッキとは別のデッキにて使われていたのが目立ちますね。それ故の規制はまぁ仕方ないとは思うのですが、せっかくの強化パーツを失った【九極侵略】辺りが気の毒に思えてなりません。(《次元の嵐 スコーラー》そのものにはノータッチな点も気になります)バルカディア・NEXも同様ですが、こちらは進化のルール改定が影響しているので想定していたしかるべきだったとも考えています。

 そして個人的に最も意外だったのがバトライ刃のプレ殿。ここにきて連ドラ系統を支えてきたドラグハートに手が入ったことに驚きを隠せません。《超戦龍覇 モルト NEXT》とコンビ殿堂になったりかと思ったら解除され単体で殿堂入りしたりと数奇な運命をたどってきたこのカードも、ついにプレミアム殿堂の称号を与えられたというわけですね。

 ただバトライの扱いに関しても妥当だと思いました。初登場よりもドラゴンのカードプールが増え、ドラゴンのみの構築も簡単に出来るようになった現代デュエマでバトライを野放しにしておくのは明らかに危険です。ハマれば凄まじい爆発力を発揮するカードに、安定性が加わった際の恐ろしさは上述のカードたちからも読み取れます。(《ヘブンズ・フォース》だけでなく唯一の呼び出し先を失った《爆龍覇 ヒビキ》が悲惨なことになりますが……)その分秋発売のレジェンドスーパーデッキにて、このバトライ刃に替わる新規ドラグハートが出てくることに期待したいです。

 

 こうして振り返ってみると、今回は様々なデッキが覇を競いあう群雄割拠の時代だからこその殿堂入りだったと思います。明確な1位が存在しないだけに、公式もどのデッキにメスを入れるか相当悩んだでしょう。色んなデッキの活躍が見られる良環境は素晴らしい一方で、こうした規制の難しさも抱えていることを今回の殿堂で感じ取った次第です。

 

 

衝撃のカード情報

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 続けて生配信で発表されたカードの情報について語っていきたいと思います。新シリーズ「ゴッド・オブ・アビス」では闇のカードを中心にプッシュしていくことが報じられましたが、目玉となるカードたちがどれも驚異のスペックを持っていたことに仰天させられました。

 

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 まず目を引くのがマスターカード・キングマスターカードに替わる最高レアリティ「オーバーレア」を担う2枚のカード。2枚ともコスト4と軽量でありながら備えている能力がいずれも強力で、大きなインフレが起きていることをこの時点で感じました。

 前者の《アビスベル=ジャシン帝》は墓地の味方アビスをドンドン呼び出し、自分は置換効果で居座り続けるというまさに“皇帝”が如き動きでガンガン攻めるカードになることが予測されます。そのうえ闇文明でここまでの性能を誇るコスト4というのはあまりにも破格です。*2新主人公のキリフダとしては申し分ない性能でしょう。

 ライバルが使用する《ドラン・ゴルギーニ》も特徴的。このカードは何といってもタマシードとクリーチャーの特性を持っている点に衝撃を受けました。場にいる間は条件を満たさない限りクリーチャーとして扱われない性質も見事で、タマシードの場持ちの良さをそのまま活かしている面白いカードと言えます。またタマシードのプッシュが今後も続いていくのが嬉しいポイントですね。王来MAXのタマシードサポートと組み合わせられるカードが出てきそうでワクワクさせられます。

 

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 そんな高レア以外のカードからもインフレが感じられます。例えば上の画像の《アニー・ルピア》は新能力である「シビルカウント」を除いても、能力が使いやすそうな形に整っています。1枚のカードに複数の役割が詰め込まれているのが、今後のデュエマの常識になっていきそうな予感がしますね。

 

 また本シリーズのクリーチャーデザインも見逃せません。まずジャシン帝を筆頭とした「アビスロイヤル」のクリーチャーたちは悪魔のようなおどろおどろしさと貴族らしい優雅さを兼ね備えた独特の出で立ちが魅力的です。

 それだけでなく「身の回りのものに擬態している」という妖怪的な特徴も興味深いです。ティーカップや燭台といった調度品が擬人化したような姿にはちょっとした愛らしさを覚えます。(『美女と野獣』に登場する野獣の部下たちを彷彿とさせますね)前シリーズのジョーカーズが持っていたマスコット的な可愛さを引き継ぎつつ、闇のクリーチャーらしいカッコよさを両立させたアビスロイヤルたちの秀逸なデザインには拍手を送りたいです。

 他にもドラン・ゴルギーニはミニ四駆やらクラッシュギアのような4輪ホビーがそのままドラゴンになったデザインに仕上がっていてこれまた面白いですね。ランボルギーニを文字ったであろう名前や種族の「スーパーカー・ドラゴンからして、車のカッコよさをドラゴンと融合させたのは明らかです。コロコロ読者としてはこのホビー感溢れる姿がたまらなく好きですね。20年も続いているのにまだまだデザインの引き出しがある松本大先生に感嘆しつつ、次はどんなクリーチャーが見られるのか楽しみになってきました。

 

 

商品・プロモーション展開情報

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  次なるデュエマの商品展開の情報は、王来MAXから続く「様々な人が楽しめる」試みをさらに追及したような情報が多かったです。

 通常パックの収録枚数の減少はそのままに、SRの封入率アップやトレジャー金・銀の確定封入など、レアリティの高いカードの手に入れやすさに力を入れている点がまず目に留まりました。トレジャー全体の封入枚数は下がってしまったものの、金や銀が確実に手に入るようになったのは嬉しいですね。20thレアも「シークレットレア」と名称を変えて続投するなど、好評だった要素を積極的に続けていく方針にも好感が持てます。

 また恒例のスタートデッキ(Newヒーローデッキのようなグミの袋で入っているのが良き)とは別に、数個のパックとオーバーレアが確定で手に入る「深淵の招待状」なるセット販売もされるとのこと。こういった販売形式はポケモンカードでもありましたが、こうした試みをデュエマでも導入していくのは個人的にはかなりアリだと思います。ただキャンペーンで手に入るスリーブがランダムなうえ20枚だけというのはちょっと……他にも特殊パックで《龍風混成 ザーディクリカ》のような高レアカードが再録されるなど、少しでも多くの人がデュエマに参入出来るように頑張っているのが伝わってきましたね。

 

dm.takaratomy.co.jp

 

 商品展開以外では新たに設定された「デュエパーティー」に注目しています。カジュアルに楽しめる多人数戦とのことで、ガチ環境でなくてもデュエマを遊べる試みに早速ワクワクさせられています。何よりチーム戦など多人数で遊べるルールをずっと求めていた身として、公式がようやくこうしたルールを用意してくれたことに喜びを覚えますね。

 60枚以上のハイランダーでデッキを組み、「パートナー」を設定するルールも面白そうです。同名クリーチャーを同じターンに使いまわせないなど、ループに対する対策もしているのもグッド。(なら呪文も使いまわし禁止にすればいいのではなかろうか?と思わなくもない)こうしたルールではデッドマン氏が見せてくれた【ディスペクター】のような、グッドスタッフが活躍しそうですね。僕も今度デュエパーティー用のデッキをいくつか組んでみるつもりです。

 

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 あと衝撃的だったのが海外展開ですね。アジア限定とはいえデュエマが世界進出するという事実に開いた口が塞がらなかったです。かつてデュエマは2度海外版が発売されています*3が、どちらも上手くいかず撤退せざるを得なかった過去があります。それ故また失敗してしまうのではないかという不安に駆られますが、積極的にデュエマを広めていこうとする姿勢を前にすると応援したくなりますね。他のTCGのように世界大会が出来るほどに、他の国でもデュエマが人気になってくれることを願うばかりです。

 

 

原作・アニメ情報

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最後は原作とアニメの情報。今月8月にジョー編が完結し、9月から新たな主人公「斬札ウィン(きりふだ・ウィン)」による新シリーズが幕を開けます。切札家ではなくなり、初の闇文明使いの主人公となったウィンの早速活躍に期待がかかります。*4

 

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 デュエル・マスターズWINと銘打たれた本作では、天真爛漫なウィンと凶悪な「邪神くん」のコンビによる「“陰”と“陽”の物語」が展開されるとのこと。世界の支配を企む邪神くんの暴走をウィンが抑えつつ、共に戦っていく『うしおをとら』のような関係性が描かれるのでしょうか。その過程で人とクリーチャーの心の闇も取り扱っていく予感もしますね。他にも……

  • デュエマの父親として珍しく健在の「パパリン(斬札ガッツ(きりふだ・ガッツ))逆に母親はどこに……?
  • お金持ちで神童、そして光文明使いのライバル「覚知山ボウイ(おぼちやま・ボウイ)
  • いたいけながら熱い想いを秘めたヒロイン「カレン
  • まさかのボルシャック使いのライバル「プリンス・カイザ

 と、例によって個性的なキャラにも注目しています。中でも主役の代名詞でもあったボルシャックをライバルキャラに使わせる采配が個人的にグッときましたね。如何にも正統派のカッコよさを秘めたカイザがウィンとどのようなライバル関係を築いていくのか、実に楽しみです。

 

 また上の画像を見てもらったならばわかる通り、小林由未子さんが主人公役でなくなった点も忘れてはいけません。長いことデュエマの主人公を演じてきた小林さんが、とうとうデュエマを卒業すると思うととても寂しいです。ただ悲しんでばかりもいられないので、ひとまずはこの事実を受け止めて、ここまでデュエマを彩ってくれた小林さんに感謝したいと思います。

 そしてウィンを演じる新たな主役担当である鵜澤正太郎(うざわ・しょうたろう)さんについて。鵜澤さんは直近では『古見さんは、コミュ症です。』に出演していたほか、デュエプレでもクリーチャーの声を当てています。*5以前からデュエマに関わっていたというのはちょっと嬉しい情報です。

 そんな鵜澤さんですが、PVで公開されたウィンの演技を聞いてからはすんなりと受け入れられました。ウィンの爽やかそうな見た目にぴったりの声でしたし、何より演技が自然で素晴らしかったです。小林さんではないデュエマ主人公という不安を見事に吹き飛ばしてくれました。鵜澤さんが魅せてくれるであろうウィンの物語が、俄然楽しみになってきましたね。

 

 

最後に

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松本しげのぶ大先生のイラストが最高にカッコいいです……!!

 というわけでデュエマ生配信の感想でした。ジョー編が終わったことへの寂しさや新シリーズへの期待と不安、それらが全て合わさって新たな興奮を読んでくれた放送だったと思います。20周年という節目の年の終わりに始まる新しいデュエマも、今までと同じかそれ以上に楽しめそうな予感を覚えました。何より、こうして自分はデュエマが好きであることを再確認出来て本当に良かったです

 

 そしてここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。例によって自分の思ったことをひたすら書き殴ったような文章を長々と続けてしまいましたが、その分僕なりのデュエマへの想いを書き残せたかな、と思います。同じようにデュエマが好きな人たちと気持ちを共有出来ているのなら幸いです。これからも続くデュエマを引き続き楽しんでいく気持ちで、今回は筆を置かせていただきます。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:Nao「夢が叶うとき」より引用。

*2:以前の闇文明のコスト4&W・ブレイカー持ちは《虚空の翼ダークモルダー》のように、何らかのデメリットを持っているのが基本だった。

*3:どちらも北米を中心に展開された。その内の1つは「Kaijudo」という名称で発売されている。

*4:闇使いの主人公は『デュエル・マスターズ覇王伝ガチ!!』の主人公・赤星大虎がいるが、ひとまずは公式の謳い文句に合わせます。

*5:デュエプレでは《嘆きの影ベルベットフロー》と《放浪の勇者ジージョ》の声を当てている。