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2022年夏アニメ&特撮簡易感想 その13

 

 

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 先月末に開催されたFGOのリアルイベントの目玉だった「FGO THE DRAMALOGUE -アヴァロン・ル・フェ-」が、先日YouTubeなどにて公開されました。去年話題となった2部6章の朗読劇ということで、川澄綾子さんをはじめとした声優さんたちの生の演技が入っているのが魅力的な映像です。イベントには足を運ばなかったもののこの朗読劇が気になっていた身としては、こうして聞けるのはかなりありがたいですね。

 シリーズ最長・最大の物語である2部6章。僕も去年秋にようやくプレイしましたが、重苦しくも大切なものを明確に伝えてくる内容に何度も心を揺さぶられました。それをこうしてまた振り返れるというのでは、かなり喜ばしいことです。長いうえに後半辺りからどんどん暗くなっていくのでちょくちょく休憩しながら見ていますが、中々に楽しいですね。(モルガンとトネリコを演じ分ける石川由衣さんや、まさかのオーロラを魅せてくれたこおろぎさとみさんなどが特に印象的)来月の14日までの期間限定公開とのことなので、気になっている人はお早めに見ることをおすすめします。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第121話「最高潮(クライマックス)始動!サトシのマスターズトーナメント!!」

 またもや総集編だった今回はマスターズトーナメント特集。劇中の番組形式で過去の試合と今後の注目ポイントを紹介していく様子が繰り広げられました。大物ばかりのマスターズエイトに興奮する一方、1回戦をあっさり目に紹介されたのはちょっと残念でしたね。以前も書きましたが、アランといった人気キャラの活躍の場をもっと増やしてほしいと考えてしまいます。(とはいえ勝ち上がった選手の紹介など、ワクワクさせられる要素も満載で番組そのものは楽しかったです

 そして後半は前々回と同じラジオ形式で、サトシの手持ちポケモンに焦点が当たりました。オニオンやガンピたちがラジオにハガキを応募していたのは少々シュールですが、サトシの修行に付き合ってくれた人たちがこうしてサトシとその仲間のことを語ってくれるのは嬉しかったですね。元トレーナーに捨てられた境遇のゲンガーを気にかけていたオニオン、そしてカモネギ(ネギガナイト)の騎士道を引き出してくれたガンピの言葉には目頭が熱くなりましたよえぇ。

 

 

ラブライブ!スーパースター!!(2期)

第5話「マニーは天下の回りもの」

 個性豊かな1年生の中でもひと際癖が強そうなオニナッツこと「鬼塚夏美(おにづか・なつみ)」がついに本格登場。以前もちょくちょく姿を見せていたものの、それまでの動画投稿者としてのイメージを軽く超えるほどのがめつさには少々引いてしまいました。Liella!の知名度を利用して動画の再生数を稼ぐ行為はあくどいと思うものの、マニー(金)のために正直に暗躍する夏美の様子はどこか愛嬌を感じます。全く悪びれていないとかえって清々しさすら覚えますが、ここから彼女が如何にしてスクールアイドルそのものに興味を持っていくのでしょうか

 余談ですがすみれが夏美の企みにいち早く気付いたのは、ショウビジネスの経験からきているのが感じられて結構好きですね。かのんたちが人を疑うことを知らないレベルで善性なので、すみれのこうしたところはグループには必須と言えます。

 同時に1年生組の悩みも描かれていたことも印象的。着実に成長しているものの、先輩たちにはまだ遠く及ばないことに頭を抱えるきな子たちの様子に複雑な気持ちにさせられました。Liella!の目標が明確故にどんどん明らかになっていくかのんたちとの差を、次回如何にして解決に導くのか気になるばかりです。

 

 

Engage Kiss

第7話「だけどいい、それでいい」

 シュウにとってキサラは何なのか、そしてキサラにとってシュウは何なのかについて一応の答えが示された今回。道具のように利用されているとしても「それでいい」と言ってのけるキサラに、何とも言えない切ない気持ちにさせられました。自身をシュウを「堕落させる悪魔」であることを名乗り、彼の構成するもののみを欲する辺りに健気なヤンデレといった印象を抱かずにはいられません。彼と出会う前については未だ不明瞭なものの、キサラにとって自分を必要としてくれたシュウが全てであることは嫌というほど伝わってきました。

 一方シュウの昔の女シャロンはネタ要素満載。「純潔」という二つ名とは裏腹に既に経験済み……どころかシュウと行為の最中彼に毒を盛られた過去には笑ってしまいました。(エロゲかよ!と思ったけどそもそも脚本家が元エロゲライターだったわ……)それでいて悪魔の鎧を着て襲い掛かる様子は、前回説明された星天教会のエクソシストとしての狂気が感じられましたね。そんなシャロンがベイロンシティに訪れた本来の目的である「本物の悪魔災害」、そしてシュウの妹とキサラが融合したような回想シーンなど、気になる点も多く残されてもどかしかったです。

 

 

リコリス・リコイル

第7話「Time will tell

 千束にとって大切な目的が果たされた今回は、少々物悲しさを感じさせる内容となりました。ずっと探していた恩人が常連客のヨシさんこと「吉松シンジ(よしまつ・シンジ)」であることを偶然知ったものの、与えられた使命を突き付けられる千束の姿は可哀想でしたね。しかしラストのペンダントをしまうシーンは千束の「自分のやりたいようにやる」という、アラン機関との決別の意志が感じられて良かったです。

 ただここまでの出来事も全て千束の“殺しの才能”を引き出すための舞台だったと思うとやはりゾッとしますね。ミカは千束に普通の女の子として生きてほしいと考えているのが救いですが、当人たちの意思とは異なる道を強要しようとする巨大な力に嫌悪感を覚えてしまいます。(余談ですがミカと吉松が“そういう関係”だったのは、予告動画もあったので驚きは少なかったですね)
 さらに真島もアランチルドレンであることが明かされたことで、アラン機関の底の知れなさを味わった気分です。この組織の実態はわからずじまいですが、いずれ吉松とも対立することになると思うとドキドキさせられますね。

 

 

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

第90話「影(ミスト)と死神(キル)」 

 ミストバーンキルバーン主であるバーンの名前を持つ2人の正体についてようやく説明が入った今回大魔王バーン本人に他ならないからという事実こそミストの強さの秘密だったことや、キルが別の存在の命でバーンの暗殺を目論んでいたなど、衝撃の事実が次々と出てきてびっくりです。原作で既に知っていても、情報の密度に困惑させられますね。それだけにアバンが変装の違和感に気が付くミストと、キルの友人のような関係の深さも印象に残りました。
 また例のアバンVSキルバーンの対決がアバンの勝利で終わっていたことも大きなポイントでした。倒されたと思ったところで策を弄してキルを翻弄し、最後に本家本元のアバンストラッシュ&ハドラーの守りで決める展開は見ていてテンションが上がります。キルの最期も人々を罠に嵌めて貶めてきた暗殺者の末路として、まさに因果応報とも言える納得の構図でしたね。しかし生き残ったピロロこそが……

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第20話「ゴーハ・ユウナ」

 探し人「ゴーハ・ユウナ」がついに登場しましたが……彼女がセブンスロード・マジシャンを出してきたシーンにそれ以上のインパクトを受けました。前作主人公のエースカードがこのタイミングで再登場したことに驚きを隠せません。凄まじいパンプアップがもちろん、専用の装備魔法(何気に装備魔法は本作では初登場なんですね)まで使ってきたので、今作主人公を下す展開に不覚にも興奮してしまいました。

 またユウディアスにデュエルディスクとパックを渡した地球人がどう見てもユウガロボだったのも衝撃的でしたね。結局本作と前作の繋がりはどうなっているのかという疑問もありますが、ある意味で『GX』第1話のオマージュとも言えるこの構図にまずときめかずにはいられません。

 前作要素以外の本筋だと、ユウディアスとその仲間に対する、ユウナとの絶妙な温度差が目につきました。困っている人を救うことは正しいことだと信じるユウディアスの想いは確かに尊いものの、ユウナ側からすれば大きなお世話といった態度に人助けの難しさを感じます。というか今回の依頼、ユウナは誘拐されたとかじゃなく単に家出しただけなのではなかろうか……?

 

 

ウルトラマンデッカー

特別総集編①「マルゥルの帰還」

 今回のデッカーは特別総集編ということで、既に放送された5話が軽くまとめられていました。スフィア襲来からミラクルタイプ習得までを流れで見ていると、まだ5話だとは思えないくらい濃い内容だったことを再認識させられます。またデッカー以外にも『トリガー』の劇場版(エピソードZ)の映像まで流れてきてびっくりしました。映画館で観たきた身としては結構嬉しいサプライズですね。(イーヴィルトリガーが映った時は思わず声を上げてしまいました)

 そしてツブイマのショートドラマに登場したTPU技術部特務3課の「ホッタ・マサミチ」さんがついに地上波に出演したのも大きなポイント。実はまだ地球に残っていたマルゥルとの気兼ねないやり取りに何ともほっこりさせられます。トリガーの正体がケンゴであることをホッタさんにさらっとバししてしまったものの、いつも通りのマルゥルがまた見られたことも喜ばしかったです。この調子でデッカー本編にもこの2人が出てくれるといいですね。

 

 

 FGOといえば今年の水着イベントのメインストーリーが本日ようやく終わりました。ここまでの関係者全員集合や伊吹童子の語る”赦し”と“永遠”に対する答えなど、終盤の盛り上がる展開にはテンションが上がりまくりました。道満のお灸も据え、ちゃんと追われて何よりです。この後はFGOイベントの常として、周回しながら高難易度をこなしていくつもりです。

 しかしそれ以上に問題なのがついに来てしまった配布サーヴァントの選択。3騎いる水着ワルキューレの内、どちらか1騎を選ばなければならないという事実を改めて突き付けられてしまっています。未だ誰を選ぶか決めていないので、この状況はかなりつらいです。スルーズたちいつもの3姉妹はもちろんのこと、ストーリーを進めていく中でどんどん魅力的になっていたリンドたち新3姉妹の中から1人(2人)のみというのはあまりにも酷です。きっとイベントギリギリまで悩むことになるでしょうが、ひとまずはこの苦悩を抱えながら周回を進めていこうと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。