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デュエル・マスターズ WIN 第6話「ガチデュエバトル開催!」感想

嫉妬と波乱の大会開幕

カレンちゃんは純真可愛い、ボウイくんは可哀想可愛いが映える映える

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  • 女子との出会い、男子の欲望

 今回のデュエマWINは突如として開催が宣言された「ガチデュエバトル」の概要説明から始まりました。優勝者はプリンス・カイザへの挑戦権を獲得出来る話に早速乗り出すウィンに加え、優勝賞品のマル秘SRカードに惹かれるパパリンと副賞の肉汁ウインナーに釣られた邪神くんの反応が何とも可愛らしかったです。ただあまりにも彼らにとって都合がいい話な故、何か裏があるのではないかと見ている内は疑ってしまいました。もしかしてカイザの方がウィンを呼び寄せようとしているのかも……?などとつい考えてしまいます。

 しかしウィンが謎の少女「カレン」と出会ってからは彼女を巡るコミカルな展開に癒されました。ランナーたちデュエマ仲間がカレンと仲良くしているウィンに嫉妬の炎を燃やす様子は実に微笑ましかったです。こういったところで羨ましいと思ってしまう辺り、彼らもまた男の子なのだと実感しますね。特にうんちくがウィンとの対戦で鼻の穴を広げて意気込む姿には変な笑いが出てしまいました。

 そして渦中の少女カレンに関しては見た目通りの清楚な見た目、それでいて許せないことにはしっかりと異を唱える強さが魅力的でした。わずかな登場で天使のようなイメージを残してくれていましたね。その一方で上述の男子たちを狂わせる魔性には警戒してしまいますが……サークラかな?まだどんなデッキを使うのかも明らかになっていない彼女の今後が気になるばかりです。

 

 

 

  • 死の運命を巻き起こす大いなる翼

超神星(ちょうしんせい)DOOM(ドゥーム)・ドラゲリオン 闇文明 (12)
進化クリーチャー:フェニックス/デーモン・コマンド/ドラゴン・ゾンビ
パワー12000
▪️このクリーチャーの進化元クリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
▪️超無限墓地進化:クリーチャーを1体以上自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつ出す。
▪️T・ブレイカ
▪️メテオバーン:このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚、墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、その選んだクリーチャーのパワーを-9000する。その後、進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

 うんちくが大会で使用した新カード。かつて墓地進化を引っ提げて登場したフェニックス《超神星 DEATH・ドラゲリオン》のリメイクカードです。元ネタがDEATH(死)と直接的なワードを使用していたのに対し、こちらは「DOOM((悪い意味での)運命、死、破滅)」といったネガティブなワードに変更しているセンスが光ります。(あるいは音楽の形式である「デスメタル」と「ドゥームメタル」が由来という考えもあります)

 カードとしてまず目を引くのは12という高いコスト。一見するとこれほどの重量級を出すのに一苦労しそうですが、超無限進化と進化元の数だけコストを軽減する能力によって見た目以上の早出しが可能となっています。11枚を進化元にして1マナで召喚が出来る時点でかなり魅力的です。しかも進化元になるクリーチャーの指定が存在しないため、墓地を大量に貯めるデッキになら大体活躍させられるポテンシャルを秘めています。

 さらにメテオバーンによってパワー低下&クリーチャーリアニメイトするアタックトリガーまで備えているのが強力。厄介なブロッカーやメタクリーチャーを破壊しつつ、メテオバーンで墓地に落とした強力な大型などを出せる展開力には目を見張るものがあります。リアニメイト可能なクリーチャーにもこれまた制限がなく、実質パワー低下が付いた《インフェルノ・ゲートとして様々なクリーチャーとの組み合わせが考えられます。

 このように【墓地ソース】をはじめとした墓地戦略の新たなフィニッシャーになりうる1枚ですが、それ以上に様々なコンボとの組み合わせで注目を集めそうな性能に仕上がっています。まず超無限墓地進化で大量に抱え込んだ侵略元を活かす戦略が使えそうですね。フシギバースで大量マナブースト、革命チェンジで大量手札回収、あるいは《燃える侵略 レッドギラゴン》で進化元を一気に展開するのも良さそうです。(もっともこれらのコンボは同じ超無限進化でもある《邪眼王B・ロマノフ》でも出来るわけですが)

 他にも《S級不死 デッドゾーン》や《時空の禁断 レッドゾーンX》に侵略してパワー低下の範囲を広げたりと、様々なコンボが考えられるこのカード。今後どのような大暴れをしてくれるのか、結構楽しみですね。

 

 

  • 非道な勝利に立ち向かえ

 そんな心癒される一幕の中、突如として襲いかかったのがボウイの敗退という急展開。対戦相手であるマイハマギャングの「マズキ」と「ケンドラ」の謎のイカサマによって負けてしまうという流れには驚愕しました。この2人は前半で子ども相手に脅しつつシャークトレードをしていましたが、まさかそれすら序の口だったとは思いもしなかったです。イカサマの方法が明らかなギャグでしたが、こいつらがもし現実的なイカサマをしてきていたら余計ヘイトを溜めていたでしょうね

 それにしても、ここにきて明確な「悪役」が出てきたのが個人的には衝撃的でしたね。本作が始まってからは登場人物は全員クセが強いものの善良な人たちが多かっただけに、こんなわかりやすい悪人が出てきたことには少なからずショックを受けました。例えるならば和やかな雰囲気の中、いきなり冷や水をかけられたかのような気分です。

 何よりここまでウィンへのリベンジに燃えていたボウイが気の毒でなりません。光文明のライバルはよく曇らせられますが、このような形で可哀想な目に遭うのは予想外でした。彼が根は真面目かつ努力家であることが既にわかっていたので、それを踏みにじられたような光景には胸を痛めるばかりです。ただ涙目のボウイは結構可愛かったですね……

 ただ、だからこそいつになく怒りの態度を露わにしていたウィンのカッコよさが際立っていましたね。「ボウイがあんなミスするなんてあり得ない」と彼の実力を信頼しているからこそ出てきた言葉には思わず感極まってしまいました。デュエマを楽しんでいるからこそ対戦相手の実力を信じているし、それを踏みにじる輩は許さないその主人公の姿勢には惚れ惚れさせられます。次回ウィンには頑張ってこの卑劣な相手に打ち勝ってほしいです。

 

 

 というわけで次回はウィンたちによるギャングへの反撃が決行される模様イカサマの正体を暴くためにあの手この手で探るようですが、女装などトンチキな手段を使ってくることにちょっと笑いが込み上げてきてしまいます。(ランナーの女装だけやたら気合が入ってますね……)果たしてウィンはボウイの無念を晴らすことが出来るのか、目が離せないですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。