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2022年秋アニメ簡易感想 その9

 

 

 

typemoon.com

 

 Fateシリーズの新作であるFate:Lost Einherjar(フェイト:エインヘリャル) 極光のアスラウグの情報が先日解禁。以前発売されたTYPE-MOONエースで初発表されたプロローグから数か月、ようやくその続きが見られることにワクワクさせられます。戦乙女「アスラウグ」とその夫のバイキング「ラグナル・ロズブローク」がどのようなやり取りを見せるのか、そして彼女らを従えるマスターの「レミナ・エルトフロム・ユグドミレニア」の凛っぽさを感じさせるうっかり属性含めたキャラクターが実に楽しみです。

 他にも上のツイートに掲載された1枚絵にあのパーシヴァルが確認出来る点も見逃せません。聖杯探索ではなく、亜種聖杯戦争で彼が何を望むのかということにも注目が集まります。1巻発売は年末とまだ微妙に先なのですが、気長に待っていく所存です。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

ポケットモンスター

第130話「ファイナルⅡ 「翻弄」」

 互いに1体戦闘不能になったことでエンジンがかかってきたファイナル。前半は何といってもネギガナイトとルカリオの活躍が印象に残りました。バリコオルが作った氷のフィールドを破壊したネギガナイトが、ルカリオに繋げる流れには興奮させられます。交代時に2体がバトンタッチするイメージ映像が入る演出が最高にグッときましたね。最終的にルカリオが力尽きたのは残念ですが、しっかりと傷跡は遺してみせたかと思います。

 他にもウオノラゴンが謎のパワーアップを遂げるシーンにはビビりました。お腹のトゲ(ヒレ?)が伸びた理由に関しては全く分かっていませんが、ここにきて彼が奥の手になりそうな予感がします。ドラパルトのドラゴンテールによる交代を繰り返され、サトシ側が疲弊されたこともあり、ウオノラゴンにはここで切り札になってほしいところです。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第16話「看守ウエストウッドの秘密」

 サバイバーの能力によって興奮させられた「ヴィヴァーノ・ウエストウッド」看守によって始まったファイトクラブ。今回徐倫が繰り広げたVSウエストウッド戦は、6部では珍しいガチの肉弾戦が繰り広げられました。スタンド能力を駆使しているものの基本は本人同士の格闘戦という、如何に相手の能力を潜り抜けるかを基本とするスタンド戦にはない新鮮なバトルが見られました。かなり痛々しいダメージ表現があったものの、見応えは抜群の一言です。

 ウエストウッドに装填されたスタンド「プラネット・ウェイブス」の使い方も印象的です。隕石を落とすというスケールのデカい能力を確実にヒットさせるために、相手を締め上げる技を途中から活かす戦法には思わず唸りました。サバイバーが刺激した闘争本能に翻弄されているようでいて、その実理性的な戦いだったと思います。

 対する徐倫も、サバイバーの影響下にいながら静かに戦っていました。ブーツで隕石を受け止めてぶつけたことにも驚かされましたが、何よりアナスイたちの助けなしでここまで勝ち上がったことに舌を巻きます。「星を見る=父を救い出す」という目的のために、どこまでも貪欲に戦い抜いた徐倫の執念の勝利と見るべきでしょうか。

 

 

後宮の烏(からす)

第5話「懐刀」

 帝のそばに使える「衛青(えいせい)」にスポットが当たった回。母たちの幽鬼にうなされる帝を救うために奔走する、彼の忠誠の高さとその理由となった過去が描かれていました。母が自ら命を絶ったというだけでもショッキングなのに、男娼か宦官で後者を選んでもほぼ変わらない扱いが待っていたという事実には吐き気を催します。*1そんな地獄から救い出してくれた帝に対する、彼の感謝と忠義がこれでもかと伝わってきました。

 そしてそんな帝を煩わせる寿雪に厳しい言葉を浴びせたことにも理解がいきました。だからこそ、主の身を案じて彼女に頭を下げるようになったことに感動しましたね。(主を想って命令を無視する姿勢にもニヤニヤしてしまいます)寿雪との関係も最終的には互いに嫌味な本音を言い合う「嫌な奴」同士の気兼ねなさが出ていて何とも素敵に感じました。

 そしてまたもやCパートで衝撃の展開が。「羽衣(うい)」の役職を持つお爺さんの案内で訪れた蔵の中で、1話冒頭やOPで見られる地図が飾ってあったシーンが実に意味深でした。寿雪が何に驚いているのかは定かではありませんが、直後にOPが流れる演出もあってただ事ではないことだけは伝わってきます。いよいよ烏妃の謎が明かされるのでしょうか。

 

 

ぼっち・ざ・ろっく!

第4話「ジャンピングガール(ズ)」

 喜多ちゃんも戻ってきたことでいよいよ結束バンドが本格始動する……かと思いきや今回も準備編。とはいえ4人揃ってアーティスト写真を撮るために街に繰り出すなど、微笑ましいシーンが多くてほっこりしました。そのお出かけの成果こそOPで見られるジャンプ写真だと判明した時の納得感も強かったですね。その一方でSNS関連でかつてない作画崩壊を見せつけたひとりの姿にはビビりました。そんなものを始めたら最後、「承認欲求モンスター」になってしまうという自覚があるだけまだマシなのでしょうが。そもそも動画投稿している時点で大分そのケがあるのでは……

 そのうえ新曲の歌詞を作らなければならないなど、ひとりがかつてないほど追い詰められている状況には他人事ではない焦燥感を覚えましたね。陽キャパリピを勘違いする暴走ぶりから、彼女の焦り様が伝わってきます。それ故かつて音楽を諦めた過去を持つリョウのアドバイスが響きました。周囲の“らしさ”に惑わされず自分の“らしさ”を追求する……そんな個性を認めてくれるような大らかさに胸打たれます。マイペースなリョウやすぐ落ち込んでしまうひとりからしたら、自分を受け入れてくれるこのバンドのスタイルがどれだけ救いになっているかがよくわかる内容でした。

 

 

ブルーロック

第4話「予感と直感」

 負けられないところまで追いつめられているチームZの「自分だけの武器」を活かす方法に感心し、それでも勝てない状況に歯がゆさを感じた回。時間制限ごとにポジションを交代するという作戦は上手いと感じたのですが、良くも悪くも個人プレーの延長戦でしかないからかチームプレイに押されがちな光景には無情なものがあります。作戦に苦言を呈した「千切豹馬(ちぎり・ひょうま)」が起こした不和にもやきもきさせられますが、彼の言うことにも一理あると思ってしまいますね。巨大な個を活かす戦いの難しさが何となくですがわかってきました。

 そんな中、前回見せた潔の才能の一端のようなものが発揮されたのがポイント。チームYの司令塔を見抜いて彼を真っ先にマークするシーンには驚きつつもスカッとしました。本人ですら自分の力をよくわかってはいないとのことですが、この「場を読む」力こそが潔の隠された武器ということなのでしょうか。ここまで目立った活躍の無かった主人公が、ようやく注目されるような展開になってきてワクワクが止まりません。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第31話「リモートラッシュデュエル!」

 宇宙と地球で離れた相手同士で戦うため、まさかまさかのリモートデュエルが行われた今回。互いの効果の確認を丁寧に行ったり、ライフやカウンター調整でいろいろ工夫したりと、いつになく現実的なデュエルの光景が広がっていたのが何ともシュールでした。(これらをオートでやってくれるデュエルディスクのすごさが前々回に続いてよく示されましたね)そのうえ回線不良でしばらく画面が止まるなどのあるあるネタまで仕込んでいたのが面白いです。アサカVSランランという我の強い者同士が、いつの間にか互いを認め合うようになる過程が描かれていたのが素敵でした。ランランがあの後しっかりと修行して強くなっていたことにも好感が持てます。

 そしてロンドンの過去(ロリロヴィアンがめっちゃ可愛い)が語られる中で彼とネツゾーが一足先に恐怖の大王に接触したのですが、大王の側近「セツリ」がまんまネイルで笑ってしまいました。セツリセツリうるさい喋り方も彼そっくりで笑ってしまいます。一方でネツゾーが大王に何かされたところで終わりましたが、そもそも恐怖の大王とは何者なのか?がついに明かされそうでドキドキしてきますね。でも椅子のデザインからして正体はザ☆ルークメンなのではこれ……

 

 

  上述のFate新作が年末、つまり12月31日発売ということで、毎年恒例の型月年末特番との関連性も気になっている今日この頃。わざわざ同じ日に新刊を出すということは、何かしらのサプライズがあるのではないか?と疑ってしまいます。真実はどうなのか確かめるためにも、発売日当日には新作をゲットして読破し、特番に備えておきたいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

*1:宦官になる男子は先に去勢されるようだが、師父たちの相手をさせられる上ではあまり問題はないらしい。