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2022年秋アニメ&特撮簡易感想 その15

 

 

 

 上のツイートにもある通り、先日11月21日は『ポケットモンスター ルビー・サファイア』の発売日。そして今年でルビー・サファイアが20周年を迎えるという記念すべき日となりました。

 このルビー・サファイアは個人的にはかなり思い入れの深い作品の1つです。何と言っても僕が初めて本格的に手に取ったポケモンゲームであり、初めて自分の手でクリアした携帯ゲームでもあります。幼い頃は自分はルビー、姉はサファイアを手に取って交換などして遊んだものです。

 他にも当時学年誌で連載していた漫画『ポケットモンスターSPECIAL』のルビー・サファイアも当時の思い出に残っています。主人公であるルビーとサファイアの関係にヤキモキしたり、ジムリーダーたちの対立やセンリの壮絶な葛藤には当時食い入るように読みまくりました。終盤のメインキャラが次々と死亡していくハードな展開にかなり衝撃を受けた記憶がありますね。そしてその解決方法にもポカーンとなりました。

 他にもアニポケ映画の特別前売り券で手にしたジラーチや、そのジラーチが活躍する『七夜の願い星』に感動したことも今となっては懐かしいです。幼い頃だからこそ夢中になれたルビー・サファイアの思い出に、今一度浸ってみたいところです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『ポケットモンスター』はお休みだったため感想はありません。

 

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第19話「「緑色」の誕生」

 父・承太郎の想いを感じ取った徐倫が印象的な冒頭。聖痕(スティグマ)の如く同じ傷を共有する中で、父親なりの愛情をようやく理解する流れからは聖書のような厳かさを感じます。序盤の徐倫の父親嫌いを見た後だと、彼女のメンタルの成長ぶりが何とも感慨深いですね。その精神が成長した骨の植物化能力、そして謎の「緑色の赤ん坊」奪取で揺るがぬ信念として描かれている点もグッド。

 でもそんな中セクハラ紛いの罠で徐倫の好感度上げに挑むアナスイはさぁ……FFに嫌々協力させてまでやった作戦が失敗するところまで含めて、彼の俗物ぶりが見事に出ていました。一方で実はサバイバーの本体だった「グッチョ」を「敵かもしれない」程度の理由で罠に改造した辺りにゾッとさせられます。俗っぽさと恐ろしさが同居しているのが、アナスイという男なのだと再認識させられます。

 そして次なる刺客として現れた「ヨーヨーマッ」の不気味さも興味深いです。殴られても喜んでご奉仕する中、見逃すと危ないという奇妙なスタンドとして見ていて妙に癖になります。そんな得体の知れない奴を普通に連れていく徐倫の肝の太さにも驚かれましたね。

 

 

後宮の烏(からす)

第8話「青燕(あおつばめ)」

 寿雪と帝関連の話が一旦完結してからの最初の話(心なしか寿雪の態度が幾らか和ら無くなったように思いました)は、後宮においてなくてはならない宦官にスポットが当たった回でした。幼い身で仕える少年宦官たちへの手痛い仕打ちをはじめとして、久々に本作のエグい一面が出ていたのが特徴的です。そして喜んでもらいたいがために燕を殺してしまった少年と、当時の彼を見捨ててしまった少年の切ない友情に胸が締め付けられました。浅ましい行為の結果とはいえ、彼らが善意でやっていたに過ぎないというのがやりきれないですね。

 また今回の依頼人である「衣斯哈(いしは)」少年と、序盤からずっと寿雪を護衛してきた「温螢(おんけい)」が意外なメインとして描かれていたのもポイント。個人的には感情を護衛に徹してきた温螢が初めて自身の身の上を話したことに驚きました。後宮では常識として多くの人々が目を瞑ってきた理不尽に、寿雪が異を唱えたことに感銘を受けたという彼の言葉にどこかウルっとさせられます。かつて自分がかけてほしかった言葉を口にしてくれた彼女に対し、本当の意味で忠誠を誓うシーンからもその悲痛な想いが読み取れます。世俗から隔離された烏妃としての感性が、1人の宦官を救う展開にはちょっとした爽快感も覚えましたね。

 

 

ぼっち・ざ・ろっく!

第7話「君の家まで」

 後藤ひとり、ホロホロの実の能力者だった!?いやナウシカのようなテイストで霧散するシーンはまだしも、その場にいるみんなをネガティブにしていく流れはネガティブホロウにしか見えませんでしたマジで…………

 それはそれとして、後藤家にお邪魔した虹夏と喜多ちゃんとの絡みで例によってトラウマを再発していくひとりが面白かったです。体育祭がぼっちにとってどれだけ地獄のイベントであるのかを、実写パートをはじめとしたひとりの心情でこれでもかと見せつけてきたのがとにかくシュールでした。(僕は体育祭では友達と駄弁ってるだけで終わった記憶が……)他にも私服の話や友達が来たことに驚く後藤一家など、ただの訪問でちょっとした騒ぎになる点は退屈しなくて楽しそうでしたね。

 そうしてバンドTシャツも完成し、虹夏がひとりの思考を読むなど結束バンドの準備も万端というところで、ライブ当日が雨になるオチには唖然となりつつ笑ってしまいました。大事な日に雨女と化してしまった少女の運命はどっちだ!?

 

 

ブルーロック

第7話「滾り」

 待ちに待った千切の覚醒回。長いことDFに甘んじていた彼が、怪我を恐れず走り出すシーンでかつてない興奮を味わいました。圧倒的な脚力から繰り出されるスピードの衝撃、そして自分で蹴ったボールに追いつく離れ業には舌を巻くほかありません。幼い頃天才だと自負していた彼の実力には終始圧倒されました。

 そのように千切が目覚めるまでの流れも面白かったですね。自分を突き飛ばしてまで勝利を狙う潔の影響を見て、かつての滾りを思い出す展開には深く納得しました。怪我への恐怖や絶望を抱えていても、ずっと前からある前のめりな情熱を隠してはならない……そんな想いが感じられる再起の物語だったと思います。

 一方自分チームや相手チーム双方からの失望を受けた久遠は凄まじく惨めに描かれていました。今度はチームVに交渉を持ち掛けるものの断られるシーンの情けなさには、かえって同情を覚えてしまいます。そんな醜態を晒した久遠がこのまま裏切り続けるのか、それともチームZの仲間として戻ってくるのかも気になるところです。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第34話「ザ☆ニャンデスター」

 ニャオハとは別にニャンデスターが立った……!とも言うべきまさかの裏切り回。遊戯王では割とありがちな裏切り者キャラとなったニャンデスターと、彼女の相棒だったマナブのデュエルとなりましたが、少々切ない内容になっていたのが印象的でしたね。ルーグに忠誠を誓っていたニャンデスターにも、マナブへの情が湧いていたことがデュエルの過程と回想シーンから感じ取ることが出来ました。デュエルには勝ったものの、マナブを庇って自ら氷漬けになる辺りにほろりとさせられます。やはり友情ごっこキャラにはこういう末路が待っているものなのか……

 またデュエル描写では久々のフュージョンが登場してびっくり。前回ユウナが開発させていた対大魔王用カードを、敵に使われるという絶望感も相まってかなり衝撃を受けました。(そうして出したスターキャット・デストロイニャーは可愛くないところが印象に残りますが)またフュージョンカードについてユウナが電話した人物の髪型がどう見ても遊我だった点にも驚きましたね。未だに明かされていないユウナ関連の謎も気になるところです。

 

 

ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突

Episode1

 ツブイマで配信されたギャラクシーファイトがついにYouTubeでも公開されました。前作『大いなる陰謀』でのまさかのラストから1年以上待っていた身としても、ようやくその続きが見れることに喜びを覚えます。

 そんな最新章の始まりはウルトラマンたちとザ・キングダム、両陣営たちの戦いに向けた準備が描かれていました。『トリガー』本編での一件からエタニティコアを一旦置いておくことにしたアブソリューティアンが、様々な世界のロボット怪獣やデビルスプリンター確保に奔走している様子がまず目に飛び込みます。モルドたちに続いて今度はギナスペクターまで傘下に加えるシーンは地味に驚きました。

 対するウルトラマンたちの準備も印象的。セブン&レオのしごきを受けることになったゼロユリアンを捜索するギャラクシーレスキューフォース、そしてメビウスの指導を受けるグリージョの姿がせわしなく見られました。そんな中ナイス&ゼアス&ボーイのコミカル勢の組み合わせは、切羽詰まった本編の数少ない癒しの要素になってくれていましたね。

 そして今回最大の見どころはニュージェネレーションヒーローズの活躍、これに尽きます。各地で奔走しているニュージェネの先輩たちの元に駆けつけるトライスクワッドゼットの構図もさることながら、それぞれのフォームチェンジと必殺技が早くも炸裂した点が最高でした。中でもジーギャラクシーライジンがまた見られるとは思っていなかったので、個人的にはかなり嬉しかったです。

 

 

 ポケモンと言えば最新作の『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の方も順調に遊んでいます。自分がスカーレットで姉がバイオレットと、20年前と同じように姉弟で楽しんでいる真っ最中です。色々とやりたいことややるべきことが多くて、メインストーリーそっちのけで遊んでしまっています。

 そんなスカーレットでのプレイの思い出をブログで記事にするか、ちょっと悩んでいる今日この頃。日々の合間を縫ってちまちまプレイしているので全然進んでいないのですが、出来ることならプレイ記事を上げてみたいものです。もし書くことになったら、その時は記事を読んでいただけると幸いです。

 

 

 ではまた、次の機会に。