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2023年冬アニメ&特撮簡易感想 その11

 

 

 

 リコリス・リコイル』

新作アニメーション制作決定!!

 

 というわけで去年の夏に話題を呼んだリコリコの続編が決定しました。あの人気ぶりから2期は確実だろうと予想はしていたものの、いざ公式からのアナウンスを聞くとテンションが上がりますね。テレビアニメ2期なのか劇場版なのかはまだ不明ですが、どちらにせよ楽しみという気持ちが先に湧き上がってきます。

 そんなわけで気になるのはストーリー展開。1期はリコリコの面々がハワイで活動するところで終わっていましたが、やはりそこからハワイを舞台にしたエピソードを見せてくれるのでしょうか。劇中世界は数多く火種が燻ぶっていることが仄めかされているので、いくらでも話を広げられそうですね。とりあえずは1期をちょくちょく見返しつつ、続報を待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター めざせポケモンマスター

第5話(第141話)「もえよ!ゼニガメしょうぼうだん!!」

 ゼニガメフシギダネリザードン初代御三家が揃って出演した今回。特にゼニガメにスポットが当たっており、ゼニガメの複雑な心情と彼が率いるゼニガメ消防団の活躍が描かれていました。ヒーローのように一躍人気者になった反面、サトシとまともに再会出来ずすれ違いを起こしてしまう展開は悲しさと同時に懐かしさを覚えましたね。フシギダネたちとの喧嘩で周囲を黒焦げにしてしまうやり取りなど、かつてのアニポケを彷彿とさせる光景がチラホラ見られました。
 そんな状況でも有事の際にはみんなで力を合わせてみせたのが素晴らしいところ。火事の現場で火を消すのはもちろんのこと、逃げ遅れたコンパンたちを3匹それぞれの特徴を駆使して救出する場面にはグッときました。(他にもタケシがここぞという場面でジュンサーさんと協力するシーンがここすきポイントどんなに喧嘩しようと、どんなに離れていても彼らの友情は決して変わらないことが伝わってくる回だったと言えます。またゼニガメだけでなくサトシがファンに揉まれるラストも含め、あの頃のメンバーそれぞれが別々の道で花を咲かせていることにもどこか感慨深かったですね。

 

 

スパイ教室

第6話「File《百鬼》のジビア」

 今回は盗みとステゴロを得意するジビアが主役。前半の彼女はリリィとの絡みが多く、ボケをかます彼女に容赦なくツッコミを入れるという意味で面白いコンビを形成していましたね。(ラストで罠に嵌めたリリィを追い回すシーンの古き良きコント感が良き)何かとゴリラやらオランウータンと揶揄される辺りは可哀想だった一方、良くも悪くも姉御肌で仲間を引っ張る気質を見せたのが興味深かったです。

 そんなジビアですが、幼い頃に虐待されていた過去や弟や妹のために頑張っている背景が明かされたのが大きなポイントでした。そしてかつての自分と同じように虐げられ、喰い物にされる子どもたちをなくすためにスパイになったという真っ直ぐな信念を持っていたのが最高にカッコよかったです。「愛」という言葉を盾に少女を傷つける大人に対し、真っ向からねじ伏せるシーンには惚れ惚れさせられます。

 クラウスのジビアに対する評価も印象的で、「スパイにとって必要な精神性を獲得している」ということで彼女のことを賞賛するシーンには深く頷くばかり。悲惨な境遇を経験したうえで腐らず、世界の歪みそのものに立ち向かおうとするジビアの強さと優しさを端的に表してくれたと言えます。そして普段男勝りなジビアがクラウスに対して年相応の少女らしさを見せるなど、ニヤニヤする点も含めて彼女の魅力が詰まっていましたね。

 

 

お兄ちゃんはおしまい!

第6話 「まひろと二度目の中学生」 

 まひろ、ついに中学デビュー!前回の時点で仄めかされていた二度目の中学生活がようやく始まったことに、どこか安心感を覚えました。ただ授業でまともに受け答えするのが難しかったり、同じクラスの女子たちに囲まれて大ピンチな様子は引きこもり特有のコミュ障ぶりでしょうか。それ故かもみじがいつも以上に頼もしく描かれており、度々まひろが彼女に助けられる展開には笑ってしまいましたね。(後光がさすシーンのもみじの神々しさよ)一方でトイレを間違えるTSモノあるあるの末、またもや漏らすオチに原作者の性癖を感じ取ったり……

 何より前回もみじが連れてきた友達たちのインパクトが強烈でした。八重歯の似合う「桜花朝日(おうか・あさひ)」は見た目のイメージ通りの元気娘で可愛らしかったものの、大人しそうな「室崎美夜(むろさき・みよ)」の百合気ぶりっぷりには唖然となりましたね。リアルの友人で気ぶる業の深さ、さらには巨乳に悩まされているなど属性過多なキャラクターは中々に鮮烈だったの一言です。そのうえ前半のパフェのくだりで、もみじが朝日への対抗心を燃やしたことにも少々びっくりさせられました。まひろという友人を取られたことへのやきもちか、それとも……なるほど美夜がごちそうさまするのも無理はないと思います。

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン

第30話「ヘビー・ウェザー その①」

 ウェザーの隠された能力・悪魔の虹こと「ヘビー・ウェザー」が発言したものの、周囲の人間をカタツムリに変えるという突拍子の無さには色々と驚かされますね。オゾン層を破壊するといった説明にはまだ納得がいくものの、何故そこからカタツムリに繋がるのか?とつい考えてしまいます。とはいえ能力の性質を理解している者たちですら巻き込み、マイマイカブリに襲わせる凶悪さはなるほど悪魔の能力と言われるのも納得がいきます。

 またヴェルサスによって記憶を取り戻したウェザーの変貌ぶりも印象的。アナスイの言うことにもまともに応えないなど、あの寡黙な性格はどうしたばかりに悪そうな笑みを浮かべる様子にもやはり困惑させられますね。(原作の電気マッサージのシーンがカットされたのは残念でしたが)終盤元の寡黙さを取り戻したものの、ウェザー関連はどこか不安にさせられるばかりです。そしてアナスイが段々常識人のように見えていく……

 それはともかく、今回の徐倫たちはヴェルサスとの延長戦を行うことに。承太郎のDISCを手にするため、エンポリオを探すヴェルサスの必死さにはどこか応援したくなりましたね。アンダー・ワールドの能力も上手いこと活用していましたが、最終的にはヘビー・ウェザーの災害を上手く利用した徐倫が上を行く展開も興味深かったです。

 

 

ブルーロック

第18話「主役の座(ステージ)」

 ついに馬狼が覚醒────前回潔の覚醒と同時に彼の駒に成り下がってしまったものの、そこから這い上がる流れには興奮しました。これまでずっと主役で居続けた馬狼が脇役に引きずり落された中どうするのかと期待していただけに、悪役としてゴールを奪い取る方向性に目覚めた時には膝を打ちましたね。ここにきて獲得した驚異のイナズマドリブルは、黒いエフェクトも相まって実にクールだったと思います。

 中でもパスを出そうとしてから止める流れが素晴らしかったです。これまで見下してきた脇役たちと同じ立場に立たされることで、彼らの心情を理解していく様子は馬狼にとって大きな衝撃だったでしょう。そのうえでそこで終わりたくない!とばかりに這い上がる、絶望からの再起があったからこそ覚醒が映えていましたね。そして傲慢さは変わらないものの、潔のことを少なからず認めたことが伝わったのも素敵。

  そして絵心の「絶望する才能」にもなるほどと感心しつつ、ラストで目に焼き付いたのが相手チームそれぞれの反応ですね。如何にも悔しがっている千切辺りはともかく、玲王の絶望に満ちた表情は嫌でも印象に残ります。捨てられた子犬みたいで見ていてゾクゾクしそう。ここから這い上がれるのかかなり怪しい彼に未来があるのか、とついその身を案じるばかりです。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第45話「運命の選択」

 デュッディ・デュッカス艦隊とわかり合うため司令官のデュッディ・ニーショウとのラッシュデュエルをすることに……なるまでに時間を取るデュッディの優柔不断ぶりに唖然。長い時間悩んだ挙句伝説のマシンという名の全自動コイントスマシンに託すまではまだ序の口で、特殊な空間で遊飛たちがどんどん年老いていくほどに悩み続けたことには衝撃を受けましたね。(28歳ぐらいになった2人はどちらも素敵でしたが)精神と時の部屋のような空間を駆使しても長考し続けるこれまた濃いキャラクターはあまりにもショッキングでした。

 そんなデュッディに対し、ユウディアスが発破をかける展開が素晴らしかったです。彼らの選択に悩む姿勢を尊重したうえで、決断する勇気を語る姿は実にユウディアスらしいです。そんなユウディアスの言葉に触発され、自分の意志でコイントスして勝利する流れも実に熱かったです。(また「長考の末デュッディが選んだ選択肢に間違いがない」というフォローが劇中でされていたのが面白いところ)デュッディのエースであるアルカナイカフォース・ドッチツカーズ見た目はアルカナフォースなのに効果は時の魔術師っぽいのド派手な活躍もあって、主人公が負けてしまったものの非常に気持ちのいいデュエルが見られましたね。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第3話「大切な仲間」

 

ウルトライブ!

ウルトラマンビクトリー!!

 

 2話に続いてギンガの様子から始まった今回は、彼の仲間と共に戦ってきた記憶を遡っていくことに。中でも『ギンガ』で短い間だったものの相棒ポジションを務めた友也とジャンナインが紹介されたのが嬉しかったです。劇場スペシャルでティガにライブしたヒカルと共にタイラントと戦う様子も映すなど、この時だけの関係だったからこその貴重な場面に胸打たれました。もう一度あのジャンナインとギンガのコンビが見たいものです。

 そしてギンガにとっての相棒としてショウ/ウルトラマンビクトリーがラストに紹介される流れは最高でしたね。ギンガとビクトリーが並び立つ光景は、今となっては安心感に満ちています。『ギンガS』前半の強敵であるファイブキングウルトラ兄弟の技&ウルトランス総力戦で迎え撃つバトルの興奮も今一度呼び起こされました。今回ショウ本人の出演は叶わなかったものの、ヒカルとの電話でしっかりと存在が感じられて良かったです。

 また他のニュージェネウルトラマンの共闘に話題を移していたのも見逃せません。タイラント繋がりでゼロ&ジード、力を合わせるということでゼット&ウインダムとシームレスに場面が変わっていくのが面白いポイントでしたね。

 

 

 リコリコと言えば個人的に気になっているのが真島の存在。「バランス」というワードを使って、物語を大いに引っ掻き回してくれた名トリックスターだったと僕自身の記憶の中に大きな印象を残してくれました。死んだようで未だに生存していることがわかっている中、新作でも彼に出番があるのかとつい考えてしまいます。

 どうせならピンチになった千束たちの加勢に入るのも面白そうだな!でもあの2人が組むとなると敵もとんでもない化け物にしないとダメだな!と妄想を膨らませるばかり。まぁリコリコは千束とたきなの物語なので、あくまでサブキャラに過ぎない真島に期待しすぎるのも良くないですね。少しでも出番があったら嬉しい程度にとどめておきたいと思います。

 

 

 ではまた、次の機会に。