◤#真骨彫製法10周年
— 魂ネイションズ公式 (@t_features) 2024年5月23日
#仮面ライダー シリーズ100体目◢
「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダー1号/本郷猛(仮面ライダーTHE NEXT)」#魂ウェブ商店 にて5月24日(金)16時受注開始!
🛒https://t.co/TVPkbiuzv8
S.H.Figuarts第1弾でもあった『THE NEXT』版1号が完全新規造形で登場!!#t_shf pic.twitter.com/GShXpk1ivq
バンダイの可動フィギュアシリーズ「S.H.Figuarts(エス・エイチ・フィギュアーツ) 真骨彫製法」が10周年を迎え、仮面ライダーの真骨彫としては100体目となる新商品が先日発表されました。数多くの人気作を擁するライダーシリーズから誰が選ばれるのかと以前から話題になっていた中、何と『仮面ライダー THE NEXT』の仮面ライダー1号であることが判明。まさかまさかのチョイスで僕自身意表を突かれました。
『シン・仮面ライダー』より前、ゼロ年代に制作された初代ライダーのリメイク作であるTHE NEXT(とその前作『THE FIRST』)は今の時代マイナーなので、知らない人も多いかと思われます。しかし上のポストにもあるように、フィギュアーツのシリーズで最初に発売されたのは同じNEXT1号。余談ですが当時のフィギュアと今のフィギュアの値段差が4倍近くあることに愕然としたり……この1号からフィギュアーツの歴史が始まったことを考えると、なるほど真骨彫の100体目に選ばれるのも当然と言えるでしょう。現代の技術で劇中に近いビジュアルとなったNEXT1号がちょっと楽しみになってきました。(下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター テラスタルデビュー
第51話「トゲトゲニャローテ!?不思議な花ばしら」
オレンジアカデミーの帰り道で野生ポケモンに関するレポートを作ろうとするリコたち。「いつの間にかちゃんと博士やってるフリード」発言などに吹き出しつつ、各々自由な形で野生ポケモンを調べる様子に癒されました。中でも後述の「花ばしら」に関わっているノノクラゲは興味深く、熱で発生する竜巻で体のヒラヒラを取り除く生態には度肝を抜かれましたね。
そんな中でまたもやニャローテの複雑な長女ポジションが描かれることに。ニャオハの時点から度々触れられていたテラパゴスとの微妙な関係、手のかかる下の子のことばかりに気を取られるリコの様子にいじける姿は何ともいじらしかったです。(手持無沙汰になるとヨーヨーを回すんですねこの子)さながらリコがポケモンたちの母親のようになっていたのもあって、構ってもらえないニャローテの小さな嫉妬がわかりやすく伝わってきました。
それ故にテラパゴスのことをうっとおしく思いながらも放っておけないニャローテと、そんなニャローテの気持ちに気付くリコには胸打たれましたね。トゲトゲになってしまった毛先を構わず抱きしめ、ニャローテを落ち着かせるリコの体を張った歩み寄りには目頭が熱くなってきます。感受性の高い彼女たちだからこその和解のプロセスに、これまたほっこりさせられました。
ダンジョン飯
第21話「卵/黄金郷」
ライオスたちが迷宮の最深部を目指す中、迷宮の所有権を主張するエルフたちと交渉するカブルーとシュローにハラハラさせられた前半。カブルーが泣き落としやメリット提示など様々な腹芸を駆使して、迷宮突入を狙うエルフ相手に立ち回る姿には終始感嘆を覚えました。故郷で起きた悲劇から、それを繰り返させまいとする意志も判明し彼への理解度が深まった気分です。(「こいつそんな境遇で魔物を食べたの?」という点にはシュロー同様引きましたが)何より島のことは任せられないという的確なライオス評に対して、今の彼らに期待している節があるのが印象に残ります。地上では地上で繰り広げられる熾烈な争いになっていて興味深かったですね。
そして地下ではライオスたちが以前助けてくれた幽霊と、謎の黄金城の住人たちと対面することに。狂乱の魔術師によって不死身のままこの世界に縛り付けられている話に同情しつつ、命運を託されかけているライオスに歯痒さを感じてしまいましたね。とはいえ無限に近い時間で、自我を保ち続けるためだけに農作業をするというのは無間地獄の一言。魔術師の呪いの核心(薄々気付いていましたが狂乱の魔術師は先代王の死を目の当たりにして住人を死なせないように必死になっているようですね)を知ったことでライオスたちはどんな選択をするのか……非常に見ものです。
ゆるキャン△ SEASON3
第8話「めしテロはじまるよ!!」
記憶と幻覚が入り乱れる回想キャンプ後編。相変わらず謎生物が画面に入り込んでいるしなでしこはワイプ芸で割り込んできたりしていましたが、劇中の料理はどれも普通に美味しそうでした。背徳のトマト焼きそばやピザクラフトで作ったお好み焼きと食欲をそそられるものばかりが作られており、見ている最中は本当にお腹が空いてきましたね。千明が食べたくて仕方なかったピザも話だけで気になってきますし、サブタイの通りの飯テロを偽りなく果たしていたと言えるでしょう。(個人的には千明がリベンジで作った自家製ソーセージも気になるところ)
とはいえちょくちょく挟まれる妄想要素にもやはり笑ってしまいます。ぐび姉こと鳥羽先生がいつもの酔っぱらいから、妄想でクールな酔っぱらいになった時は思わず目を疑いました。極めつけはワイプ先の外にみんな入り込み、突然喋り出したはんぺんが締めるという衝撃のラスト。可愛い見た目に反してCV大塚明夫の非常に渋い声で喋り出すはんぺんの絵面で、正直腹筋が崩壊しそうになりましたねはい。前回からいつもと比べてふざけ倒した内容でしたが、気心の知れた友人同士だからこそ成り立つ会話としてほっこりするエピソードでもありましたね。
WIND BREAKER(ウィンド ブレイカー)
第8話「思いを継いで」
桜VS十亀のタイマン後編にて、十亀の過去と抱えているものの重さを感じ取った桜が、彼のことをもっと知ろうとする姿勢にまず感激しました。これまで彼が一方通行のケンカしかしてこなかったであろうことを思うと、梅宮の「ケンカは対話」を学んだ末の凄まじい進歩が果たされています。桜にとってこのケンカは、自分を貫く以上に十亀との対話を果たすための過程になっているのが伝わってきました。
また桜の誰であろうと自分を曲げない姿勢に胸打たれる十亀にも切ないものを覚えました。あの時ぶつかり合ってでも兎耳山を止めるべきだった、と悔やむ様子が痛々しいです。ただ目の前の桜相手に清々しいものを覚えており、途中敢えて負けを選んだものの意義のあるケンカを果たせて何よりだとも思いましたね。
そしてこの抗争のメインである梅宮と兎耳山の一騎打ちもとうとう始まることに。十亀すら切り捨てる狂気の兎耳山と、桜たちへの気遣いに溢れた梅宮の対比がまず目に焼き付きます。孤独になっても暴れる相手を止めようとする、梅宮への期待に胸が高鳴ってきました。普段優しい梅宮が兎耳山に対して失望したような口ぶりを見せるギャップに震えつつ、彼の「100%負けない」宣言にとてつもない頼もしさを感じた次第です。
アイドルマスター シャイニーカラーズ
第8話「照らしあう景色」
283プロのファーストライブに向け、各ユニットの準備と前進が描かれた今回。メインは何といっても放クラとアルストロメリアの交流で、異なる気風のユニットが互いに相手の良い部分をリスペクトしていく様子が描かれました。方向性こそ違えど、基本的にみんな積極的かつ優しいのでほんわかとした雰囲気のやり取りが繰り広げられていましたね。大崎姉妹考案の練習でのリズムの取り方を参考にして、放クラならではのものにアレンジしていく過程などはまさに今回の交流の醍醐味になっていたと言えます。
またラジオでの仕事ではアルストロメリアがW.I.N.G.での話を持ち出したことに驚きました。リスナーが気になっているだろうことだとはいえ、敗退したばかりであろう思い出を話題に出来る胆力には感心させられます。失敗を糧に進みだす少女たちの成長としては、結構わかりやすい部類だったと思いますね。(あとはプロデューサーが真乃をセンターに据えようと考えているラストが印象的ですが、現状の真乃にその大役を与えるのはどうなのか?と少々首を傾げてしまったり)
上のNEXT1号のフィギュアーツですが、この商品制作に関わったとある2人の対談が動画にて公開されていたのも見逃せません。
THE FIRSTとTHE NEXTにて本郷猛/仮面ライダー1号を演じた黄川田雅哉さん(最近だと『ウルトラマンデッカー』でムラホシ・タイジ隊長を演じていた記憶が新しいですね)と、真骨彫シリーズの原型師である長汐響さん。このお2人が映画撮影当時の記憶や今回のフィギュア造形の話などをじっくり話してくれていました。
中でもフィギュアには黄川田さんの本郷猛の頭部も付属するので、当人の顔をスキャンしつつ当時の資料と照らし合わせて、当時の本郷頭部を作り出したという話には慄きました。異様な力の入りようと、作品への熱意が感じ取れる話になっています。黄川田さんがかつて自分が演じた本郷のことを覚えてくれていることにも喜びつつ、非常に興味深い話として印象に残りましたね。
ではまた、次の機会に。