7月に放送開始予定の夏アニメ『推しの子』第2期のメインPVが到着。今回アニメ化されるのが2.5次元舞台編ということで、アクアたちが出演する「東京ブレイド」の舞台イメージが非常に強い映像に仕上がっているのが印象に残りました。姫川大輝といった新キャラを交えつつ、互いの色で相手を塗り潰し合うかのような洒落た構図に感嘆しつつ魅了されてきます。またこの章の重要要素であるかなとあかねのライバル関係がしっかり触れられている点も見逃せません。
🌟第2期オープニング主題歌🌟
— 『【推しの子】』TVアニメ公式 (@anime_oshinoko) 2024年5月26日
TVアニメ【#推しの子】
オープニング主題歌アーティストは#GEMN に決定。
OP主題歌『#ファタール』を
メインPV第1弾にて初解禁。
▼GEMNアーティストサイト▼https://t.co/1OtfbD5Zm8
▼メインPV第1弾▼https://t.co/Brx1qx316R pic.twitter.com/Jee6vclUK0
しかしそれ以上に注目しているのが2期のOPを担当するアーティスト・GEMN(ジェム)について。聞いたことがないので調べてみたところ、PVと同時に発表された正体不明の覆面グループとのことです。それ以外の情報が一切存在せず、上のポストのリンク先から確認出来るサイトも謎のカウントダウンが刻まれているのみ。顔出ししないタイプのアーティストなのかも定かではないので、中々に不気味な存在感を放っていますね。有名なYOASOBIの次はそう攻めてきたか~、などと思いつつ、GEMNの正体が今後明かされるのか楽しみになってきた次第です。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
夜のクラゲは泳げない
第8話「カソウライブ」
JELEE結成からもうすぐ1周年を迎えようとする中で、記念の仮装ライブを計画し始めた花音たち。合宿(ちょっとしたラブホ女子会になっているのが面白い)をやったりリスナーに呼び掛けたりと、準備を進めながら和気あいあいとした空気でこなしていく彼女たちの姿に暖かいものを覚えました。前回からまひるたちと全員で1つの作品を作るという、目標を再定義した花音だからこその微笑ましさを感じます。
しかし花音のアイドル時代を晒されてからは一気にどん底へと落ちることに。かつての暴行事件を取り上げられ炎上していく流れはダイジェストながら見ていて気分が悪くなってきましたね。少しずつ前に進み始めていた彼女たちの足元に、過去が襲い掛かってくるかのような構図がネットの悪意と合わせて視聴者にも突き刺さってきました。
そんな状況でも周囲の悪評に負けず、キウイが無観客によるリモートライブを提案してからは胸が熱くなってきました。花音が目指していたものであった「みんなで作る景色」を、リスナーのクラゲの光で実現させる展開も見事の一言。何よりまひるが花音の願いを自分たちの願いでもあると言ってのけるシーンには感激が止まらなかったです。はじめは花音の独りよがりに過ぎなかったJELEEが、いつの間にかみんなを巻き込んだものとなっていく光景にこれまでの集大成を見ましたね。
ささやくように恋を唄う
第7話「過去と、歌と、秘密。」
志帆ちゃんが放つギスギスで鬱屈した感情にワクワクが止まらねぇ!前回の時点ではSSSGIRLSへの確執を抱えた志帆にそこそこ注目していたものの、劇中の亜季に対するただならぬ愛憎から一気に気になってきました。彼女らとバンドを始めて脱退するまでの過程からも、彼女に向けた期待と失望が入れ混じっていて鳥肌が立ちましたね。真剣みが感じられないバンド活動へのイラつきは間違いなくあったのでしょうが、それ以上に亜季に固執しているのが丸わかりだったのが面白いところ。彼女の依への好意を把握したうえで迫るラストなどはもうゾクゾクしてきて仕方なかったです。
そんな志帆の亜季以外との交友関係も興味深いですね。百々花たちとバンドを組んでいるのはもちろんのこと、料理研究会の幽霊部員としてひまりとの交流を重ねていく様子に微笑ましさと緊張感を同時に覚えました。ひまりのコミュ力の高さもあるのでしょうが、突っ張っていなければ志帆もこれくらい気楽に話せる少女だということが察せられます。それだけにバンドの本気度と亜季にこだわる志帆のわだかまりには、何とも言えない歯がゆさを感じずにはいられません。この辺りの問題は、どうせなら両バンドを繋ぐ存在であるひまりに頑張ってほしいところです。
夜桜さんちの大作戦
第8話「黒百合党」
翠が所属するヒナギクに遊びに来たかと思ったら、六美を巡る変態たちのバトルが勃発して吹き出した前半。ヒナギク室長「不動りん(ふどう・りん)」は最初こそ見た目通りの豪放磊落な人物かと予想していたのですが、凶一郎とは別ベクトルで六美溺愛勢とわかりズッコケてしまいました。挙句の果てに凶一郎と大喧嘩を繰り広げるという、はたから見ても迷惑すぎるやり取りに変なため息も出てきます。こんな問題児ばかりを相手にキッチリ物申せる六美はすごいなぁ……と改めて彼女の肝の太さに感服しましたね。
さらに太陽の女装姿まで披露されて盛り上がってきたのですが、謎の「黒百合党」潜入任務に入ってからは少々雲行きが怪しくなってきました。政界をのし上がるために様々な策謀を巡らせ、ライバルを蹴落とすやり口にはコミカルながら恐怖を覚えます。ダンスを駆使して情報共有し合う方法からは、愉快な表面に隠されたどす黒い悪意を感じ取った気分です。特に党首がふざけた態度から得体の知れない本性を表わした時のギャップが激しくてビビってしまいましたよえぇ。
何よりこの男の口から太陽の家族についての話が出た時は驚愕しました。1話時点では太陽の悲劇性を高めるフレーバーに過ぎないと思っていた事故に、何かしらの裏があるというのは結構予想外の事態です。ここまでスパイコメディとしてやってきた本作が、いきなりシリアスな一面を見せてきたことに困惑が止まりません。
遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!
第110話「ワレのターン」
ズウィージョウに対して嫉妬と焦りを見せるダークメンのみなさんから始まった今回。特にサビュアスはひと際ズウィージョウのことを警戒しており、気に食わないヤツよりも先に例のカレーパンを盗もうとバリベルギャーに乗り込んできた時は少々ほっこりしました。初登場時の変態っぷりを知っているからこそ、今の彼の人間臭い一面に好印象を覚えます。それでいてデュエル中ズウィージョウの口調に近づいていく過程ですが、一見すると「嫌いなようでいて気になっている」的アプローチかと思いきやそれとは異なる模様。当人も無自覚ですし、ズウィージョウとダークメンたちの間に何が起こっているのか不安が湧いてきます。
またサビュアスとデュエルを繰り広げたエポックの活躍も今回の大きな見どころでした。タクティクスに関してはまだまだツメの甘い点があるものの、対策してリカバリーを図るくらいの機転を見せてきたのが素晴らしかったです。ダイスキー・イチカ&ダイスキー・バチカのデメリットを踏み倒す戦法も見事でした、注目したいのはやはりチロリを場に出し直してダイスを振り直すシーン。サイコロの出目で失敗しても即座の再召喚でさらなる挑戦……と、ギャンブル要素の強いデッキならではの戦い方が板についてきたエポックは今回のデュエルで大躍進を果たしたと思います。
トランスフォーマー アーススパーク
第34話「かえってきたぞ!バンブルビー」
グリムロック!生きとったんかワレ!といった感じにバンブルビーが地下ロボットバトルに潜入していた理由が、操られていた「グリムロック」の救出だとわかり仰天しました。メカ恐竜のパワーを活かして地下のチャンピオンに君臨しているほか、ビーの声を無視して襲ってくる様子はグリムロックのイメージそのままでしたね。洗脳装置みたいなものを壊したら壊したで激昂して地下を破壊しまくっていましたし(ちょっとゴジラっぽく見えたのは内緒)、初代から続く「力持ちで暴れん坊」というグリムロックらしさが全開で妙な安心感が半端なかったです。
そうしてグリムロックVSビーたちのハチャメチャさに清々しさを覚えた一方、彼を縛るロボットバトルの悪趣味な光景に辟易することに。敗退したトランスフォーマーは廃棄・分解されるという末路、それらを嬉々として楽しむ観客や「レーザービーク」ら実況メンバーの姿はかなり露悪的に描かれていました。加えて主催者がまさかの再登場であるマンドロイドだとわかり、余計にこの催しへの嫌悪感を抱いてしまいます。トランスフォーマーへの復讐として食いものにし、あまつさえ見世物として嘲笑う悪辣さは敵キャラの印象として十二分に映っていましたね。
推しの子アニメの話題として欠かせないのが第1期のOP「アイドル」。YOASOBIが歌うこの曲は凄まじい人気を獲得し、昨年話題のアニソン代表ともいうべき地位を確立しました。そんなアイドルの後釜を担う次のアーティストは大変だろうなぁ、と以前から思っていたのですが、実際お出しされたのが上の謎のグループだったので意表を突かれましたね。
しかしどんなグループであれ、今後アイドルと比べられるであろうことは容易に想像つきます。それ故に個人的には、そんな周囲の声に負けずに推しの子2期を作る側として頑張ってほしいと常々思っています。というわけでGEMNが何者だろうとこの先のアニメ化に向けて応援していく所存です。
ではまた、次の機会に。
