『仮面ライダーW』が放送開始してから15年目の9月6日に、映画『風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』の本予告が解禁。先日のアニメ映画化の特報から大分経過しましたが、ついに本格的な情報が次々と明かされたのは嬉しい限りです。
↑特報解禁時の所感については上の記事を参照。
津田健次郎さん演じるおやっさん(鳴海荘吉/仮面ライダースカル)だけでなく、他のメインキャストも明かされ映画の実感がより沸いてくるものだったと思います。個人的には少年時代の翔太郎を演じるのが村瀬歩さんという点に既に満足していたり。
\📢本日情報解禁📢/
— 仮面ライダー avex SOUND WEB (@KR_avex) 2024年9月6日
劇場版「#風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」
🟢主題歌🟣
鳴海荘吉「似合う男になれ」
作詞:鳴海荘吉 jam
作曲:鳴海荘吉 編曲:菅原弘明#吉川晃司 さんが #仮面ライダーW 挿入歌
「Nobody's Perfect」に続き「鳴海荘吉」名義!
作詞・作曲・歌唱を担当✨ pic.twitter.com/Y3vQysjHUA
さらに映画の主題歌も発表されましたが、こちらは何と実写のダブルでおやっさんを演じた吉川晃司さんが担当されるということでこれまた驚愕しました。しかも鳴海荘吉名義というのが最高にニクいです。かつて実写で活躍した吉川さんが、10数年ぶりにおやっさんとして再びダブルに関わってくれる……これだけでファンとしては胸が熱くなりますね。総じて映画への期待感がますます高鳴る情報となりました。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
※今週の『逃げ上手の若君』はお休み(総集編)のため感想はありません。
ポケットモンスター テラスタルデビュー
第64話「ナッぺ山、しのびよる影」
久々にエクスプローラーズが絡んだ今回は、あくどいスピネルに舌を巻くことになりました。応用テスト不合格で傷心中のリコがアメジオに善戦するまでは興奮したものの、介入してきたスピネルによって洞窟に閉じ込められる展開で唖然となりましたね。アメジオを快く思わない幹部たちの策略に、リコも始末ついでに巻き込まれてしまった構図が何とも言えない気分にしてきます。ここ最近は子どもたちだけで冒険を乗り越えてきたのもあって、大人たちの汚い思惑がより克明に映し出されたように感じられました。(加えてロイたちも襲われ、何気にかつてない大ピンチを迎えているのも伝わってきます)
またスピネルが以前盗み出した永遠のめぐみ(ラクリウム)の力が少しだけ判明したのも興味深かったです。詳細はわかりませんが、ブラッキーが凄まじい力を得た代わりに酷く消耗しているのが目に付きました。(何より瀕死の相棒を前にスピネルが異を介していないっぽいのが地味にショック)そのうえテラパゴスがラクリウムを警戒し、その力を消滅させたことにも驚きましたね。テラスタルの結晶との関連性を疑っていただけに、「テラパゴスとラクリウムは相反する」という事実は意外や意外。テラスタルとはまた異なる力に関して、いくつかが判明した一方で謎は深まるばかりです。
異世界スーサイド・スクワッド
第10話(最終話)「Episode10」
魔法の装備を身に着けて、いざ最終決戦!!ということで始まった最終回では、ハーレイたちがセシルの鎧でパワーアップする展開でテンションが爆上がりしました。今回限りの変身バンクもそれぞれやたら気合が入っており、大暴れする様子含めて見ていて気持ち良かったですね。正直この形態はもっと早くから出してほしかったとは思いますが、最後の最後で異世界の力を存分に引き出してみせたのは見事だったと思います。
そのうえでリッチを倒すための奇策にも膝を打ちました。ハーレイとフィオネ姫が意匠を交換して互いを演じる、というベタながら意表を突く作戦で姫の成長もしっかり繋がっていることに感嘆を覚えます。何より「お前らには居場所がない」と蔑んでくる敵に対し、百も承知と自分で選んだ道を貫く矜持を見せたのも最高でした。最後まではぐれ者なりの意地で戦い抜いたと言えるでしょう。
とまぁハッピーエンドで終わるかと思いきや、リッチに協力していたカタナの正体がジョーカーという衝撃の事実がいきなりぶち込まれたことには度肝を抜かれましたね。まさかハーレイを助けるどころか、ずっと敵として彼女を翻弄し続けているとは思ってもみなかったです。ハーレイはプリンちゃん(ジョーカー)のことを慕っていますが、ジョーカーの方は彼女のことを何とも思っていないということでしょうか。いずれにしても続きが気になってくる終わり方だったので、2期も是非やってほしいところです。
総評
DCコミックのヴィランたちにスポットを当てた異世界作品ですが、まず異世界要素以上にハーレイ・クインたちの和気あいあいとした雰囲気に癒されることとなりました。奇人変人狂人の集まりなものの人間臭い部分が多く、回を重ねるたびに親近感が湧いてくるキャラクターばかりだったと感じます。悪党というには常識的な描写ばかりで非道っぷりは控えめでしたが、まぁこれくらいの塩梅の方が愛着を抱きやすかったのではないでしょうか。
そして異世界側の登場人物の中では、フィオネ姫の存在が個人的には大きかったです。一国を担う者としては凡庸な少女が、ハーレイたちを目の当たりにして感化されていく過程はかなり好みでしたね。本作のヴィランは「周囲に縛られず自分のやりたいようにやる」ことを表わしている節があるので、姫はまさにその一貫性を得るための出会いを果たしたのだと考えます。何より期待していたハーレイとの共闘を見せてくれたのも満足度が高いです。
あとは異世界要素ですが、良くも悪くもテンプレなので印象はそれほどでもなかったです。亜人擁する帝国側との戦争など惹かれる点もありましたが、ハーレイたちの活躍で目立っていなかったかもしれません。もう少し本作独自の世界観を見せてほしかったとつい思ってしまいますね。
グレンダイザーU
第10話「立ち上がるエックス」
鉄(くろがね)の城、新生ッ!!!ということで以前からちょくちょく仄めかされていた新型マジンガーこと「マジンガーX」がついに参戦しました。ビジュアルも“X”を意識したものに変化して、よりゴテゴテしているのでパワーアップしたことを一目で認識出来ますね。劇中ではまだ30%の出力しか出せていなかったとのことですが、円盤獣をバッタバッタと倒す実力は圧巻の一言。甲児も1話の時の無念を晴らしたことですし、この辺りのバトルの爽快感はかなりのモノでした。(代わりに弓教授が……)
一方大介(デューク)とテロンナの孤島での逃避行、というかカサドを止めるための共闘ではテロンナの失恋の様子に悶えることに。薄々気付いていましたがデュークへの淡い感情が脆くも崩れ去る、そんな回想シーンに湿っぽいものを感じました。デュークからは親友と思われているのがかえって辛い……というのも丸わかりでいたたまれない気持ちになってきます。面倒くさいけどいじらしさもあって、テロンナの恋心がどこか魅力的になってきたと思いましたね。
そしてカサドもカサドでデュークへの拗らせた感情を爆発させていたのが面白いところ。「そんなお前が大好きで大嫌いなんだよ!!」という愛憎をストレートにぶつけるところはちょっと笑ってしまいます。しかしグレンダイザーを乗っ取った挙句、謎の空間に引きずり込まれて退場したことには不満を覚えましたね。何だかんだで協力していく流れを期待していただけに、カサドの呆気ない最期は正直ガッカリせずにはいられなかったです。
風都探偵の映画情報の中でもう1つ気になる情報があるのですが、それがこちら。新たなキャストの中に、知らない新キャラが混じっているんですよね。
劇場版『 #風都探偵 仮面ライダースカルの肖像』
— アニメ「風都探偵」公式 (@anime_Fuuto) 2024年9月6日
◥◣🕵️♂️🟢追加キャスト解禁🟣🕵️♀️◢◤
✶ 左 翔太郎(少年)役: #村瀬歩
@murase_pipipi
✶ 園咲冴子役: #佐藤聡美
@satosatomi58
✶ 大嶋 凪役: #福山潤
@black_fukuyama
✅詳細はこちら✨https://t.co/UV1HGkhAIe pic.twitter.com/uONtyWhc09
3枚目の画像で紹介されている大嶋凪(おおしま・なぎ)なる人物。予告映像からしてミュージアム側の人間らしいのですが、冴子と関係を持っている情報もあって嫌な予感しかしません。というか本編には登場しない過去編の新キャラという時点で、もう結末は決まったようにも思えてきますね。ただ演じている福山潤さんも「彼の生き様と戦いを最後まで見届けていただければ幸いです!!」というメッセージを残していることですし、この大嶋についても注目したいところです。
ではまた、次の機会に。
