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2024年夏アニメ簡易感想 その33

 

怪盗ミラクル少年ボーイ

怪盗ミラクル少年ボーイ

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 今年10周年を迎えたアニメ『怪盗ジョーカー』の再放送情報が先日発表。アニメ10周年を記念して様々な企画が動いていた中、アニメ再放送はある程度予想出来ることでした。しかしいざ本当に実現するとテンションが上がりますね。僕自身見返すのもアリですが、それ以上に怪盗ジョーカーを知らない人にも布教出来るのが嬉しいところです。原作漫画の魅力をより増やし、見やすくなった本作は多くの人におすすめしたいと常々思っていたので、この朗報には心躍ります。

 ちなみにアニメ第1話はYouTubeで無料公開している*1ので、そちらで見て判断していただくのもアリですね。これを機にジョーカーのアニメがまた話題になってくれれば何よりです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

キン肉マン 完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)編

第10話「魔雲天!悪魔の意地!!」

 悪魔VS完璧による超人対決のラスト1戦、ザ・魔雲天VSストロング・ザ・武道は魔雲天の奮闘ぶりを見て涙することに。武道との圧倒的な実力差をまざまざと見せつけられながらも、必死に喰らいついてバッファローマンたちに繋げる姿は何ともいじらしかったです。何より武道の零の悲劇で人間に戻されそうになっても、気合で超人の姿のままでいたシーンが鮮烈の一言。醜いと蔑まれようとも、尊敬する相手に認められた超人のままで戦い続け武道を道連れにする最期は本当に天晴だったと思います。後々の展開を考えるとここで武道を落としたのはかなりのファインプレーでしたね……

 そんな魔雲天の戦いを見届けたバッファローマンと、悪魔超人たちの友情もちょっとした見どころ。アイドル超人軍から悪魔側に戻ってきた自分を快く受け入れ、リーダー格として後を託していった彼らなりの絆には目頭が熱くなってきます。(ステカセにツッコミを入れるブラックホールといった、仲のいいじゃれ合いがここすきポイント)それだけに半分以上が脱落していた現状への喪失感は半端ないのですが……その分合流してきたキン肉マンたちとのわかり合おうとするやり取りなど、互いの歩み寄る様子にいくらか気分が晴れた次第です。

(余談ですが魔雲天を応援するテリーマンのシューズの紐が切れるシーン、ブチブチと勢いよく切れる紐や周囲のリアクションもあってとんでもないギャグになっていたので笑いが止まらなかったです)

 

 

しかのこのこのここしたんたん

第11話「The pursuer and the pursued.」

 

Q.何で誰もこの状況にツッコまなないの!?

A.しかのこのこのここしたんたんあるあるである。

 

 といった感じで普段と変わらぬ狂気が展開された11話。教室で眠るのこたんとそれを起こそうとするこしたんの一幕は普段といつも通りとして、中盤現れた謎のマタギとの攻防がメインとなっていました。「シカの日」ということでガチでシカ狩りに来ているマタギに対し、あの手この手で逃げるこしたんには妙な緊張感を覚えましたね。シカに優しいギャルなど、ここにきて濃い新キャラがバンバン出てくるのも困惑を加速させていたかと思います。結局マタギは何も出来ずに帰宅・逮捕されてしまったわけですが、のこたんをここまで追い詰めたという点では過去最強の敵だったようにも感じました。(※感じるだけです)

 そんなのこたんの破天荒さに振り回されるものの、満更でもなくなってきたこしたんを描いた後半には度肝を抜かれました。何と言ってもCパートでこしたん意外、誰ものこたんのことを覚えていないという展開が衝撃的でしたね。いつの間にか日常の一部になっていた友人が、まるで最初からいなかったかのように現実が変わる瞬間にゾッとするものを覚えます。まさかのアニオリ展開となりましたが、果たして最終回にてどのような着地を果たすのでしょうか。

 

 

夜桜さんちの大作戦

第24話「四怨&嫌五VSチャチャ&アオヌマ」

 辛三に四怨、そして嫌五による連続開花!!前回に続いて、兄弟たちが次々と本気を見せる瞬間に興奮せずにはいられなかったです。開花後の能力に関しても辛三の「破壊」と四怨の「解析」、嫌五の「同化」といったように能力バトルながら本作らしい搦め手の連続で膝を打ちましたね。また敵の強敵具合に苦戦しながらも、家族や仲間とのコンビネーションで戦い抜いたのも大きな魅力。(特に辛三が殺香とのフラグっぽいものをいつの間にか立てていることに驚いたんですが……)無敵とは言えず困難を強いられることはあれど、最終的には必ず成果を残す辺りにスパイの名家・夜桜家としての矜持が感じられました。

 彼らを相手取っていた葉桜適合者たちもある程度印象的。一言も発しないうちに倒された「クロサワ」はともかく、「アオヌマ」と「チャチャ」それぞれの過去からくる境遇に何とも言えない苦々しさを覚えました。前回のアカイといい、タンポポに救われた側面もある分彼らに対して不憫なイメージが付いて回っていたと思います。それ故彼らすら切り捨てようとする皮下の無情っぷりに憤りを覚えますが、だからこそ彼らに対する決着を大いに期待せずにはいられなかったです

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第125話「ロードの休日」

 遊歩が死者蘇生を手に入れる最悪の状況の中、今回はまさかまさかの遊飛のデートエピソードが展開。理由としても「今の自分の服装がダサいのでは?」というこの状況でやるべきことかと問いかけたくなるものだったので、困惑も激しかったです。遊歩が遊飛とデュエルするために彼を側に置いていたことがわかっただけに、当の本人はそれどころじゃないファッションセンスを披露するので情緒が狂いそうになりましたね。

 しかしその過程で遊飛が「遊歩に向き合う」姿勢を見せたことには好感が持てました。半ば流されてついてきてしまったところもあったので、自分がやるべきことを見定められたのは確かな成長と言えるでしょう。その結果選んだ服装はダサいってレベルじゃないんですが……オーティスの件などで振り回されていたものの、とうとう遊歩本人を見定める時が来たことがわかる箸休め回でしたね。

 またズウィージョウがサビュアスにカードの買い方を教えるパートは今回特に面白かったです。確固たる自信でパックの開け方などを伝授するものの、過去みつ子のお金で買っていただけという事実には呆れと笑いが同時に湧き上がってきます。大真面目に色々教えている様子もあって、元ヒモであるズウィージョウの意味不明ないおかしさを改めて実感させられました。

 

 

トランスフォーマー アーススパーク

第50話「さいしゅうへいき」

 バンブルビーとシュローダーを助っ人にして始まったマンドロイド戦ですが、シュローダー……もといジョンの活躍に惚れ惚れしました。クロフトの悲惨な最期を目の当たりにして激昂し出した時は顔を覆ったものの、マンドロイドから槍を奪うシーンは最高にカッコよかったです。いつになく真面目な顔つきで「これは姉さんの分だ」と銃をぶっ放す瞬間など、今までのウザい彼のイメージを覆すほどのインパクトだったと思います。マンドロイドの最終兵器「マンドロイドタワー」が完成してしまったものの、キッチリ仕事を成し遂げたジョンだけでも今回の興奮ポイントが仕上がっていましたね。

 あとはスインドルなど懐かしのディセプティコンたちが多数登場しましたが、彼らの出番が早々に終了したのは残念なところ。協力に応じてくれないのはわかり切っていたものの、まさかブレークダウンまでもが去っていったことには少なからずショックを受けてしまいます。マンドロイドによってトランスフォーマー全滅の危機が迫っている中でも、1つになれないことにもどかしさを抱くばかりです。(一方で「それ俺たちも死ぬんじゃないの?」という疑問を抱いたもののマンドロイドに言いくるめられるシャークトロンたちには笑いましたが)

 

 

 怪盗ジョーカーのアニメ再放送に伴い、ネット上のファンが一斉に話題にしている様子を眺めるのもちょっとした楽しみ。またファンの方々が口々に「新作アニメ」の可能性に希望を見出している点にも共感を覚えます。高望みするべきではないのですが、何だかんだで期待してしまいますよね。

 

 

 ではまた、次の機会に。

 

*1:リンク先(https://www.youtube.com/watch?v=RYXF1D5awjw)を参照。