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— ちびゴジラ【公式】 (@chibigodzi) 2024年9月19日
#ちびゴジラの逆襲
🖌️10大ニュース③🖌️
オリジナルストーリーにて
マンガ連載スタート!
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現在おはスタ内で放送中のショートアニメ『ちびゴジラの逆襲』が折り返し突入を記念して、後半戦を彩る10大ニュースを次々と発表。その中には『僕のヒーローアカデミア』や『ハイキュー!!』といったファンにはたまらない作品とのコラボ情報があったものの、個人的には漫画版の連載決定に驚きました。ちびゴジラの漫画そのものはX(旧Twitter)の作品アカウントで以前から4コマで掲載されていましたが、今回の漫画家はそれとは全く異なる模様。漫画の方はアニメさながらの毒のあるシュールギャグが飛び出すのか、はたまた全く異なるテイストになるのか、いずれにしても楽しみですね。
ちなみに掲載紙はコロコロイチバン!と週刊コロコロコミック(コロコロオンライン)の2つ。これはアニメがおはスタで放送していることもあって納得のチョイスと言えるでしょう。後者はWEBで簡単に読めるので、是非チェックしておきたいところです。(下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
第24話「蛇神の道と賢狼の答え」
エルサとエヴァンを連れてのダブルデート逃走劇が始まったものの、途中エルサが村に戻る選択を取ったので驚かずにはいられなかった今回。村への愛着というのもあるのでしょうが、それ以上に神に仕える者としての矜持もあったように感じました。信仰している神と異なる神を前に最初揺らいでしまったものの、それらを認める度量を身に着けたというべきでしょうか。フランツ司祭の意志を継いで、村の主としての責任を果たそうとする姿勢は大いに評価したいところです。(一方エヴァンはイマイチ話に入ってこれなかったりとマヌケな面もありましたが、エルサについていくことを自分で選んだのは好印象)
そんな2人を見送った後のホロとロレンスの会話も印象的。何と言ってもホロがロレンス以上にエルサたちのことを気にかけており、彼女らの力になろうと積極的になっていたのが興味深いですね。この辺りは上述のエルサの選択が、ヨイツが月を狩る熊に滅ぼされた話から連想されたのもあるのでしょう。自分が果たせなかった故郷を守るための戦いを、今を生きる若者が果たそうとしているのですから重ね合わせてしまうのも当然と言えます。そうしていつになくやる気のホロを連れて、ロレンスがどのような「奇跡」を起こそうとするのか期待が持ててきました。
かつて魔法少女と悪は敵対していた。
第11話「築五十三年です」
怯える白夜の可愛さに持つのか、ミラの理性!?幽霊騒ぎから始まった同衾展開故にそういったハラハラせずを抱かずにはいられませんでした。弱々しい白夜を目の当たりにしたことで、目に見えて悶えてしまうミラの姿で笑いながらも若干の焦りを抱いてしまいます。彼女のことを大事にしたい、けれども叶うならば……といった感情が読み取れたのが奥深いですね。これまで紳士であり続けたミラですが、野獣な一面が覗かせる辺り何だかんだで俗っぽいところもあるんだなぁと安心させられます。それでいて最後には白夜への優しさとツンデレで終わるのが流石ではあるのですが。
また前半のスピカたちによる心理テストパート(このパートではスピカをからかうアルキオネがちょっとしたここすきポイント)でも、ミラの野獣っぷりがそれとなく示唆されていたのが面白かったですね。例によってベラトリックスの妄想が爆発していましたが、テストの結果が結果なので今回ばかりはそう考えてしまっても仕方ないかも?と思えてきます。「絶倫メガネ」とまで言われてしまったミラの明日は果たしてどっちだ!?
【推しの子】(2期)
第22話「自由」
1話の内に2人の女子とイチャコラするとはワルい奴だぜ星野アクア……といった感想が浮かんできそうな今回は、重曹ちゃんことかなの可愛さが印象に残りました。さり気なくエスコートしてくれるアクアにドキドキしっぱなしな姿にニヤニヤしてしまいましたね。逆にあかねはアクアとの関係に一旦終わりを付けたのがポイントで、アクアへの想いも“恋愛感情ではない”と明言されたのが興味深いところ。(あと「思ってる感じじゃん!!」のシーンがここすきポイント)各パートを見返してみると、なるほどアクアに対して真剣に恋をしているのはかなの方であるのが読み取れます。あまりにも対照的なヒロインのアクアとの関係性には唸らされるばかりです。
その一方で前回解決したかと思われたアクアの父親問題の「見落とし」についても見逃せません。あかねがある程度予測していましたが、心中した父親は血が繋がっていなかったら……?という可能性がそれとなく提示されたことに改めて鳥肌が立ちました。アクアがこの可能性に気付いていない不自然さに関しても、復讐を終えたくて無意識に目を逸らしているのだと考えれば非常に納得がいきますね。そしてラストに本当の父親らしき人物の登場で一気に作品本来の空気感に戻っていく感覚に興奮せずにはいられなかったです。謎の男役として「???」表記された声優、一体何野何守なんだ……
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
第12話(最終話)「前を向いて」
生徒会選挙に向けた前哨戦の1つとして、終業式の挨拶という名の公約宣言が繰り広げられた最終回。序盤から政近・有希兄妹の睨み合いと駆け引きにゾクゾクしつつ、本番での意表を突いた奇策に膝を打ちました。ここでも政近の絶妙な演説が発揮されており、如何にアーリャが誠実な人間であるかとアピールしてみせたことには舌を巻くばかり。また兄の真意を読み取ろうとした有希も決して引けを取らなかったのが注目したい点で、この兄妹の底の知れなさが最初から最後まで見逃せないほどの魅力になっていました。
何よりアーリャ自身が堂々とした態度を貫いてみせたことに感動させられます。前回までメンタルの弱さが強調されてきただけに、最後まで自信を持っていられた辺りに成長が感じられました。他にも政近の発案で先にロシア語を話すといった、彼女自身のアイデンティティを活かしきっていた作戦も見事でしたね。アーリャのひた向きさに惹かれ力になる政近と、そんな彼の想いに懸命に応えようとするアーリャ。互いをリスペクトしあった両者の関係にラブコメとはまた異なる清涼感を覚えた次第です。
総評
タイトル通りのロシアヒロインをメインとしたラノベアニメでしたが、徐々に縮まっていく主人公とヒロインの関係性にニヤニヤさせられたのがまず1つ。アーリャのキャラクターがツンデレの典型ながら、物語開始時点から大分デレデレな部分が大いに刺さりました。そんな2人のやり取りに悶えたりするなど、目が離せないラブでコメディなシーンも多かったです。またアーリャの高潔ながら打たれ弱い弱点を、スパダリな政近が支えていく構成も面白かったですね。ある程度完成している主人公の助けを得て、ヒロインが一歩ずつ前に進むストーリーが見ていて心地よかったです。
そんな2人以外にも魅力的なキャラは多かったのですが、お気に入りを1人挙げるとするならばやはり周防有希は外せません。最初おしとやかなお嬢様かと思わせておいて2話以降でオタクな本性を表すギャップ、そして兄・政近とのあけすけな会話コントには大いに笑わせてもらいました。物語全体を通しても彼女が周囲を引っ掻き回していった印象が強く、有希の存在が本作の面白さを一段階上げていたと言っても過言でもありません。シーズン2、つまり2期の制作が決定しましたが、以降のストーリーでも有希の動向に注目していきたいところです。
ちびゴジラの逆襲
第38話「バグったちびメカゴジラ」
メゴやんが何と酔っぱらい化。「水に濡れるとバグる」という説明を聞いて最初ぶっ壊れるかと思っていましたが、ある意味でぶっ壊れていたのが衝撃的でしたね。典型的な笑い上戸と絡み酒から一気に鬱になる、情緒の不安定さからちびメカゴジラがわかりやすくおかしくなっているのが伝わってきました。個人的にはタバコならぬ口から何らかのガスを出すタチの悪さがツボに入ってしまったり。
そんなちびメカゴジラを見守っていたちびゴジラの態度はこれまた意外。「我慢する役割が多いからたまには羽目を外してほしい」という、予想外の優しさにちょっと感動を覚えてしまいます。でも彼がそういう役回りになりがちなのはほぼ君のせいだよね?プリンの件で怒ってはいたものの、ちびゴジラの大らかな一面が素敵な方向に働いたのは何とも不思議な話です。
(余談ですがとうとう判明したちびゴジラの家が海にあるという設定に、不思議と納得してしまいましたね。そうだよな、ゴジラといえば海だよな……)
上述のちびゴジラの漫画ですが、本作を執筆する漫画家についても注目したいところ。
◥◣🖌️#ちびゴジラの10大ニュース ③🖌️◢◤#ちびゴジラの逆襲 マンガ連載が決定!#コロコロイチバン は9月21日(土)発売号から#週刊コロコロ は10月4日(金)配信スタート!
— ちびゴジラ【公式】 (@chibigodzi) 2024年9月19日
ひこちゃん氏によるオリジナルストーリーで連載開始!
それぞれ別のお話が掲載予定ですのでぜひどちらもお楽しみください🔥 pic.twitter.com/IFJNNUNzBA
作者のひこちゃん氏に関して最初聞きなれない名前から首を傾げたのですが、調べたところコロコロイチバン!や別冊コロコロで何度も作品を描いてきた作家と知り仰天。(週刊コロコロで「男梅」の漫画を描いているのも氏とのこと)この経歴からコロコロで連載するのも当然と合点がいきましたし、だからこその期待も持てます。ひこちゃん氏が描くちびゴジラたちの活躍を早く見たいものです。
ではまた、次の機会に。