お待たせしましッタ📷Vシネ情報ッタ📷
— 仮面ライダーガッチャード【東映公式】 (@Gotcha_toei) 2024年9月27日
Vシネクスト
「#仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS」
2025年2月21日㈮より期間限定上映開始!
桜が綺麗な🌸
ティザービジュアルも発表📷
いよいよ宝太郎とりんねも”卒業”!
まだまだお別れは言わないッタ!
特報はこちらから!📷https://t.co/4yp9A64L0I pic.twitter.com/Bx4wegLQsx
先月テレビ放送が終了した『仮面ライダーガッチャード』のVシネクストの情報が到着。『仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS』とタイトルにもある通り、今回は宝太郎やりんねのGraduations(卒業)を描く模様です。学生ライダーの要素も持っている本作の特徴を考えれば、なるほど来年の冬頃にそういった話を盛っていくのも納得がいきますね。ライダーのVシネとしては珍しく激しいバトルや限定フォームは登場しそうにありませんが、その分平和な物語が展開されそうなのもファンとしては嬉しいところです。
そして上の特報映像も短いながら惹かれる要素満載でした。何と言っても高校の卒業が迫る中、りんねが宝太郎に「言わなきゃいけないことがある」と口にしているのが目に留まります。ここまでの2人を見てきただけにもしや告白!?それとも今後の進路について何かあるのか!?などと気ぶらずにはいられません。何はともあれ、1年間大いに楽しませてもらったガッチャードの、盛大なフィナーレとしてぜひ見に行きたいと思います。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター テラスタルデビュー
第67話「輝けテラスタル!リコVSロイ!!」
研修生バトル大会の大トリとして、リコVSロイのバトルがついに開戦。両者一進一退でしのぎを削り合う光景に、思わず手に汗握ることとなりました。バトルの経験からくる地力ではロイが上を行っていますが、リコがその差を咄嗟の判断と戦術でカバーしているのもあって見応え抜群でしたね。特にリコは「今のなし!」という指示で、ニャローテにフェイントを覚えさせる結果を見えたのが興味深いところです。
他にもテブリムVSタイカイデンと、控えになりがちなポケモンたちもここぞとばかりに活躍したのも嬉しかったです。(自分の敗北を悟ったうえで後を託すテブリムの目配せがここすきポイント)そして最も衝撃だったのがホゲータがアチゲータにサプライズ進化する瞬間ですね。歌と踊りで「バトルの相手も観客も、みんなの心を1つにする」という、ライムさんとのバトルで得た成長を思う存分魅せてくれた結果というのもあって中々に胸にくるものがあります。
また最大の見どころとして、リコとロイがバトルの中でこれまでの思い出を振り返るシーンが印象に残りました。まだまだ未熟だったあの頃から大きく成長したのも、共に歩いてきた仲間がいるからとお互いへのリスペクトに溢れているのが最高の一言。そのうえで「一緒ならどこまでも先に行ける!」と、友でありライバルとして戦う2人の関係性は見ていて非常に気持ち良かったです。様々なことがあったテラスタル研修ですが、子どもたちだけだからこそ代えがたい経験を果たしたのだと実感しますね。
グレンダイザーU
第13話(最終話)「美しきこの地球のために」
息を引き取ったルビーナから始まった最終回は、怒りからグレンダイザーを暴走させる闇堕ち大介(デューク)の鬼気迫る様子がまず目に留まりました。そこから始まった暴走グレンダイザー無双はあまりにも圧倒的で、最早ベガ連合軍側が気の毒になってくるほどでしたね。(ビームとかはともかく亜空間送りまで持っているのヤバいって!)しかし敵の追撃はともかく、地球に降り立ってからも災害をまき散らす存在になったのは非常に恐ろしかったです。良くも悪くもグレンダイザーの強さが最後まで発揮されている戦いぶりだったと思います。
そんな大介を止めるための戦いは、予想通り甲児が中心となって目立っていたのが印象的。以前のいざという時は殺してでも止める約束を破ってでも、大介を信じて突っ込んでいく甲児の気持ちよさにはいくらか気分が晴れました。悩まず腐らず大介に叱咤激励を送る辺り本当に良き相棒をやっていると感じます。これやっぱり甲児くんが真ヒロインなのではなかろうか?その後のガンダルの特攻を止めたりテロンナと別れる瞬間など全体的に駆け足ではあったものの、大介と仲間たちの最大限の活躍を見られてひとまずは安心しましたね。(ラストに登場したベガ王やヒカルの謎、ヘルの存在などもありますが、そちらはその内2期などで描くのでしょうか)
総評
『グレンダイザー』の原作アニメを知らないままで視聴した本作ですが、主人公を取り巻く登場人物の壮絶さに印象を持っていかれました。婚約者とその姉、さらには敵である仇などその多くがデュークへの複雑な感情を向けてくるので見ていて妙な面白さを覚えましたね。特にルビーナ&テロンナ周りの修羅場っぷりはある意味で青春時代に視聴したロボットアニメを彷彿とさせるものがあります。そんな痴情のもつれに限らず、劇中においてほとんどが敵と味方の扱いについて苦悩するのも興味深かったところ。毎回何かしら強烈な暴走をするキャラが1人は出てくるので、最後まで見ていて飽きませんでした。(そうした描写もあり、甲児やさやかの正統派なヒーローっぷりがかえって際立っていたのも良かったです)
ただロボット戦闘シーンの乏しさには不満を覚えるところもあります。良くも悪くも人間関係にスポットを当てた結果、少ない尺でバトルする機会があまりなかったのは気になりました。他にもマジンガーXやスペイザーとの合体ギミックなど、活かせる場面がほとんどなかったのももったいなかったと思います。(グレンダイザーとスペイザーの全合体を拘束具として使用した最終回とか、膝を打つと同時にそんな使い方でいいのか……?と思ったり)その分少ない場面でもグレンダイザーの圧倒的な強さが描かれていたのは評価点ですね。敵も如何にしてグレンダイザーを攻略するかに寄っており、そこから生まれる駆け引きも見ていて楽しかったと感じています。2期があるのならグレンダイザーの強さはそのままに、より激しいバトルに期待したいです。
逃げ上手の若君
第12話(最終話)「がんばれ時行、鎌倉奪還のその日まで」
川中島の保科党を逃がすための負け戦が繰り広げられた最終回。前回のように生き急いでいるわけではないからか、結構余裕のある戦いに発展していたのが意外でした。劇中で保科が口にしていたように、「逃げ延びて、生き延びることで得るもの」は確かにあるのだと感じた次第です。(ナレーションによるとこの後保科が生き延び上手になるというのが味わい深いところ)そして殿の務めを果たして皆からの信頼を得た時行、寸止め攻撃によってやかましい敵の国司を厄介者にして翻弄する吹雪と、逃若党の面々も自分の役割をしっかりとこなしているのもあって見ていて安心感が半端なかったです。
中でも敵将との騎馬戦で活躍した孤次郎が目に焼き付きました。体格差に苦戦したものの、粘り強く戦い勝利してみせたのは見事。仲間のオッサンたちのことなど反省をしながらも、時行の信頼に応えるために奮闘する様子がいじらしくて好感が持てます。そんな孤次郎だからこそオッサンたちの協力も得て敵の首を獲ることが出来た、ということがわかる展開が見ていて気持ち良かったですね。逃げ延びていつの日か足利尊氏を討つための戦いも、着実に近づいていることを実感する終わり方も爽やかでした。
総評
『魔人探偵脳噛ネウロ』や『暗殺教室』でも評価を受けていた松井優征氏原作の作品というだけあって、小気味よいテンポが非常に楽しめた作品となりました。歴史ものながら劇中での説明のフランクさ、個性豊かな登場人物のとっきやすさもあって見やすく仕上がっていたのが絶妙の一言。歴史上ではそこまで重要ではない北条の生き残りを主人公に据えながら、物語を拡大させていくのも意外性と共に興味が尽きない要素でした。特に最初こそどう使うのか?と首を傾げた逃げる才能を、多様な形で表現して活躍させたのが面白かったです。
アニメーションに関して、作画のクオリティの高さは言わずもがな。どこか懐かしい粗さを残しつつ、動きを最大限魅せていたので見応え抜群でした。ぬるぬる動く戦闘シーンはもちろんのこと、度々挟まる歴史解説パートも動かしていたことには舌を巻くばかりです。(時々実写映像を挟む演出も個人的にはかなり好み)また騎馬戦は主にCGで表現していましたが、思った以上に違和感がなかったのが驚きでしたね。手描きの部分と遜色なく同居し、馬の動きなどの良さを活かしきっていることに感嘆を覚えます。現状は告知されていないものの、2期があるならば是非見て見たいところです。
ガッチャードに関してはVシネ以外に今年の冬映画での登場が期待出来ることも見逃せません。現在放送中の『仮面ライダーガヴ』とどのように絡むのかなど、今から十分妄想が捗ってしまうほどワクワクする組み合わせになりそうです。映画の告知は今のところありませんが、焦らず待っておく所存です。
ではまた、次の機会に。
