和やか&不穏なブレークタイム
石堂さんの面白コーヒー好きっぷりが止まらねぇ!
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- 仲間と過ごす振り返りの時間
シュウが上層部に提出する用のレポートを作成する様子から始まった今回のアークは実質的な総集編。SKIPメンバーたちとの会話の中でこれまでのエピソードを振り返るという、この手の総集編としては実にオーソドックスな形式で描かれました。例えばシュウの持ちネタと化しているコーヒー好きから、節約キャンペーンが行われていた8話の内容に繋げるといった流れが終始見られたのが面白かったです。既に見終えた本編映像も交えていましたが、内容そのものは新鮮な気持ちで見ることが出来たのでむしろ関心を覚えます。
また伴所長が5話で登場した牧野博士に頼まれごとをされたりと、各エピソードの後日談として機能していたのがちょっとした見どころになっていました。基本1話完結となっている本作ですが、その後彼らがどうなったのかを触れてくれるのは視聴者としても嬉しいところです。(ちなみにシュウはあれから配信をやめたようですが、カネゴン化の件など無事に済んだようでとりあえずは安心したような)上述の所長と博士の交流が続いている点然り、物語がしっかり繋がっていることを実感させてくれましたね。おかげで総集編としても、本編としても楽しめた次第です。
- 未知なる巨人を信じる言葉
そして後半はウルトラマンアークの正体についての考察が印象的。これまでの活躍や鎧のカッコよさなどの会話に華を咲かせながらも、彼が敵か味方かで議論が始まる展開はウルトラマンの総集編らしくて中々聴き応えがありました。*1しかしその会話がユウマ視点で見ると少々心苦しく見えてきました。この辺りは彼自身アークもといルティオンについて何もわかっていないだけに、「アークが敵対する可能性」を否定しきれていないようにも見えてきます。主人公が正体を明かせないだけに黙るしかない様子はシリーズではあるあるなのですが、今回はひと際重くのしかかってきているように感じました。
それだけにSKIPの仲間たち全員が、アークを信じているとはっきり言ってくれるシーンには好感が持てましたね。客観的な意見を交わしつつも個人的にはアークに信頼を寄せてくれるという落としどころが、真面目かつフレンドリーなSKIPの面々らしくて惚れ惚れします。ユウマがそうした「信じている」ことだけは賛同出来たのも、こうしたSKIPの空気感あってこそ。和気あいあいとした雰囲気も相まって、和やかな気分で見ることが出来ました。ただ当日非番のユウマまで雑用に駆り出されたのはちょっと苦笑い……
- 石堂シュウは何を想う
また今回の中心人物となっていたシュウの存在感も大いに楽しませてもらいました。普段は真面目で理知的、しかしコーヒーのことになるとテンションがおかしくなる……といったいつも通りのキャラクターも健在で、コーヒーの在庫が尽きて取り乱す様に思わず笑いが止まらなかったです。挙句の果てには牧野博士から貰ったコピ・ルアク*2を香りだけで察知するので吹き出してしまいましたね。謎の特技を披露するほどコーヒーに熱中している、とてつもないコーヒー好きの愉快な一面を味わえて何よりです。
その一方でレポート作成の件で様々な謎を抱えている描写が目に留まりました。前回までのギヴァスの襲来や10話でフィオの電波が繋がった件など、その裏で起きていた事実を知っているような口ぶりには思わず耳を疑い掛けましたね。特に後者の話が挙がった際に「ああ、それは……」と何か言いかけた時の衝撃は計り知れません。これだけで彼が何か秘密を握っていることが伺えます。極めつけは冒頭に出てきた謎のワード「オニキス」、これが何を意味するのか気になって仕方ありません。これまでX(旧Twitter上)の「シュウの日記」コーナーで意味深な発言を残していたのもあって、彼の裏で動いているものに目が離せなくなりそうです。
というわけで次回は後半戦として急展開に突入。長らく沈黙していたモノホーンに異変が発生し、謎の追跡者や怪獣も出現するなどこれまた緊急事態が発生する模様です。さらにアークがユウマの前に現れ何かを伝えようとするようですが、それはどうやら16年前の事件の真実で……!?いよいよ本作の謎が明かされるようでワクワクが止まりません。次回は間違いなく見逃せない重要エピソードになりそうですね。
ではまた、次の機会に。
