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— 牙狼<GARO>シリーズ【公式】 (@GARO_PROJECT) 2024年10月7日
㊗️19周年
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本日、2005年10月7日に『牙狼<GARO>』が初回放送から、19年の節目を迎えました。
これもひとえに、応援してくださる皆様、キャスト、スタッフの皆様のご支援のおかげです。
心より感謝申し上げます。#牙狼の日 pic.twitter.com/WsPZHdgOnL
深夜特撮ドラマの金字塔として今なお根強いファンがいる『牙狼<GARO>』シリーズ。特撮だけでなくアニメや舞台など幅広い形でメディア展開もしてきた本シリーズですが、先日10月7日に19周年を迎えたとのこと。2005年に1作目が放送されてから既にそれだけの時間が経過したことに驚きつつ、同時にここまで来たことにファンの1人としては喜びを隠しきれません。(上のポストに貼られている冒頭ナレーションは、いつ見てもワクワク感が凄まじいです)当ブログがYahoo!ブログ時代に最初に書いた感想が牙狼なのもあって、個人的なシリーズへの思い入れは結構深いつもりです。
また今年の冬には最新作『ハガネを継ぐ者』も放送され、久々の牙狼を大いに堪能出来たことが記憶に新しいです。やはり魔戒騎士や法師たちのアクションはどの作品でも見応え抜群だとつくづく思います。他にもアニメ『-VANISHING LINE-』の期間限定一挙配信も行われましたし、牙狼の展開は今でも続いていることが何よりも嬉しくなってきますね。全盛期のような新作ラッシュはないとしても、こうして細々とシリーズを繋いでくれれば十分といったところ。このまま来年の20周年を盛大に祝う準備をしていく所存です。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
BLEACH 千年血戦篇ー相剋譚
第27話「A」
1年以上の月日を経てついに千年血戦篇の3クール目が始まりましたが、初っ端からアニメ20周年記念PVが流れたことに仰天しました。千年血戦篇以前のエピソードをダイジェスト形式で詰め込んでおり、その懐かしさに思わずウルっときてしまいます。わずか1分ちょっとの映像ながら現在の作画で描かれた戦いの記録はファンにはたまらないサプライズとなりましたね。
肝心の本編ではまず、前クールラストのおさらいをガッツリ見ることに。直後に零番隊の圧倒的な強さを再確認した分、とうとう本来の力を発揮したユーハバッハによる反撃がより鮮烈に映りましたね。「全知全能(ジ・オールマイティ)」という絵に描いたような反則級の能力で、和尚を切り刻む瞬間はわかっていても面食らうこととなりました。無論和尚も和尚で「不転太殺陵(ふてんたいさつりょう)」を祭囃子の如き演舞で展開しており、真っ黒なのに色鮮やかな絵面も相まってあちらも規格外であったことを意識させてくれます。(何より名前を呼んでもらうことで生き返ることが出来るのが無法すぎる)
そして親衛隊をまとめて葬り去った千手丸を倒したのがまさかの石田でびっくり。どうにかして解放された後も千手丸の卍解に翻弄されながら、逆に罠に嵌めて倒した瞬間には敵ながら感嘆を覚えました。戦闘内容そのものは何をしているのかわかりにくかったもの、ユーハバッハと同時に覚醒した石田の力による逆転というのは十分に読み取れたと思います。ともあれ石田の活躍がここにきて盛られるのは個人的にも結構嬉しいと感じますね。
ラブライブ!スーパースター!!(3期)
第1話「私の決めた道」
色んな意味で衝撃を受けた2期のラストから2年、Liella!の活躍の時が三度到来。というわけでかのんの留学中止とマルガレーテちゃん転入の件についてようやく説明されましたが、実質マルガレーテのお世話係を任された話に何とも言えず脱力してしまいましたね。さらにかのんがマルガレーテの新スクールアイドル部に入部するなど、予想外の流れに何度も驚くこととなりました。かのんの悩みも相まって同情しそうになりますが、それ以上にマルガレーテに多くの気持ちを教えようとする点は応援したいところです。(あと個人的にはかのんの思惑を見抜いて背中を押してくれる千砂都の激ツヨ幼馴染っぷりがここすきポイント)
そして新たな部活を設立したマルガレーテですが、2期同様孤立っぷりが印象に残りました。恋の誘いを痛烈に断るなど、反発してでどこか独りよがりな印象を受ける行動ばかりなので見ていてハラハラさせられます。ただ自分を負かしたLiella!に真っ向から挑みたい気持ちは何となく理解出来ますね。彼女はある種スポコン作品におけるハングリー精神に満ちたライバルキャラの造形を持っているものの、この協調性の無さが最大の難点と言えるでしょう。そんな現状問題児なマルガレーテが、ここからどのような成長を見せるのかにも注目しておきたいです。
ぷにるはかわいいスライム
第1話「I HATE YOU and I LOVE YOU」
週刊コロコロコミック発のラブコメ漫画がついにアニメ化!原作をチェックしている身としても見逃せない作品で、生きたスライムである「ぷにる」のプルプルなビジュアルがそのままアニメで炸裂していたことに早速テンションが上がりました。体を自在に変化させてどんな姿にもなれる反面、構成物質はスライムに過ぎないので結果ぐちゃぐちゃになる辺りが最高にマニアックと言えます。「可愛い」と認められたいがために周りを引っ掻き回す、子どもっぽくてウザ可愛い面も健在でニヤリときました。あと個人的には変身シーンのバンクにやたら気合が入っていたことが衝撃的だったり。
そんなぷにるを生み出した「河合井コタロー(かわいい・コタロー)」のツッコミとやり取りもまた軽快で見やすかったですね。声が梅田修一朗さんだからかベイブレードXのバードの影がチラつくけど……可愛いと言ってもらいたいぷにるに対して、頑なに拒否する姿勢ははたから見ると結構微笑ましく感じます。これらの描写からは幼い頃好きだったものを素直に認められない、思春期の複雑な心境も垣間見えてきますね。(最もそれ以上にコタローの問題は根深いのですが)コロコロホビー大好き「南波遊助(なんぱ・ゆうすけ)」の自分に正直な様子を見ていると、この頑固なコタローのいじらしさが何ともクセになってきます。
来世は他人がいい
第1話「負け犬に出る幕はない」
タイトルや予告の雰囲気もあって以前から気になっていた作品。早速してみた結果、その予想を超えるアウトローっぷりに度肝を抜かれることとなりました。東西のヤクザの孫の政略婚約というドロドロな関係になるかと思いきや、登場人物それぞれのアクの強さがいきなり襲い掛かってきたので困惑が止まらなかったです。
何と言っても主人公「染井吉乃(そめい・よしの)」の相手である「深山霧島(みやま・きりしま)」の破滅的キャラクターがまず強烈。第一印象からして胡散臭い男(CV石田彰さんですし)で、とにかく滅茶苦茶にされたいドMよりヤバい何かにドン引きせずにはいられませんでした。そのうえ芳乃の価値を体でしか測っていない、女の敵っぷりにも嫌悪感を抱きますね。とはいえ変人奇人としてはこれ以上ないくらい期待通りなので、この張り付いた笑顔がどう変化していくのか非常に楽しみになってきました。
そしてこんな霧島相手に啖呵を切った吉乃はそれ以上のインパクトを残していきました。体しか価値がないなら腎臓片方売ってやるぜ!!という斜め上の意趣返しをしてきた時には呆然としましたよえぇ。霧島を翻弄し惚れさせたうえでフる、そんな逆襲のためにここまでやるものなのかという驚きが何よりも勝りましたね。前半こそどこか危なっかしい、家に守られていたお嬢様だった吉乃ですが、自分を舐めた相手に噛みつく辺り彼女もヤクザの家の娘であることが伝わってきます。何だかんだスカッとしたので、どうせなら霧島の鼻を思い切り明かしてほしいところです。
ちびゴジラの逆襲
第40話「襲来!ロボット怪獣」
第41話「自然を愛するちびガイガン」
(※諸事情で2週分のエピソードをまとめた感想となっています)
1年放送の後半戦に突入し、新たなちび怪獣「ちびガイガン」が参戦。怪獣島を機械の楽園にしようとする物騒な野望を語っていましたが、簡単に論破されるところが既に面白かったです。それどころか41話ではキャンプで自然を満喫する辺り、根は結構穏やかで優しいことが読み取れますね。『ファイナルウォーズ』で見たことのあるチェーンソーも出しましたが、使い方が平和だったので余計にほっこりしてきます。ハルオが楽しそうで何よりだよ……
他にも怪獣島を気に入ったちびガイガンに悪いところばかりを教える地元民ちびゴジラなど、メインキャラとの組み合わせも絶妙におかしくて楽しかったです。ただそれ以上にちびメカゴジラが上述の「怪獣島から怪獣を排除する」という目的のために作られた、という新事実が印象に残りました。とはいえ予想の範疇でもあったので驚くほどのことでもなかったですね。むしろ事実を知った後も問題なく暮らせているちびメカゴジラに安心感を覚えた次第です。
牙狼シリーズはいずれも魅力的なので時々見返したい衝動に駆られるのですが、意外と作品が見放題となっているサブスクが少ないのが最近のちょっとした不満となっています。見れる機会が増えればマイナーな牙狼を知ってもらえる機会も増えるだろうという布教目的込みで、もっと見れるサブスクを増やしてほしいところ。特に『炎の刻印』をはじめとしたアニメ作品は普段特撮に触れたことがない人ほど見てほしいですね。
ではまた、次の機会に。