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2024年秋アニメ簡易感想 その5

 

遊戯王 LODT-JP017-UR 《アルカナフォースEX-THE DARK RULER》 Ultra

遊戯王 LODT-JP017-UR 《アルカナフォースEX-THE DARK RULER》 Ultra

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 遊戯王OCGのYouTubeチャンネルにて先日配信された「OCGタイムズ」にて、『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズGX』の覇王十代VS斎王のデュエルが公開されました。(上の動画の1:09:00辺りで見られます)以前のイベントで開催されたデュエルオペラのように声優さんたちの熱演が困ったデュエルが繰り広げられており、ファンとして非常に興奮する構成となっていましたね。一方で最初はいつもの十代と普通の斎王が仲良くしていたのに、いざデュエルが始まったら両者共に凶悪モードへとシームレスに変化するのがややカオスでおかしかったです。

 またデュエルの内容に関しても、新規カードを使用していたのでテンションが上がりました。新パックの看板モンスターであるE-HERO ネオス・ロードはもちろんのこと、斎王のアルカナフォースに新規が多数出た事実は衝撃的。特にアルカナフォースEX-THE CHAOS RULERの圧倒的なエース感は、以前のアルカナフォースを知っている分画期的かつ感動的でしたね。アニメみたいに楽しめるので、こうした試みはもっとやってほしいです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター レックウザライジング

第69話「ぼくがポケモンで、キミがぼく!?」

 君の名は。ならぬポケの名は。が始まったな……とばかりの勢いで、ロイとアチゲータが入れ替わる唐突な展開が今回炸裂しました。キタカミの里でのお祭りは普通に過ごせそうだったのに、オッサンが拾った謎装置も相まって困惑が止まらなかったですどこで拾ってきたんだこんなん!?ロイの声でアチゲ~と口にするだけでも面白いうえ、アチゲータの声でロイが喋りまくる絵面のシュールさはそれ以上におかしかったですね。

 そんな大ピンチの中でもお祭りを楽しんだり、困っている人を助けようとするロイの奮闘には地味に感動しました。炎の扱いに慣れず、苦戦しながらも徐々に使いこなしていく過程は見ていて応援したくなってきます。何より彼らの代名詞である歌で以て心を1つにして、力を引き出す流れは見事の一言。入れ替わってもロイとアチゲータは変わらず素敵なコンビであることを実感しました。

 あとはしれっと登場した「ゼイユ」とフリードの対決が面白かったですね。ヤバソチャを見せてもらうためのお願いから始まったはずが、いつの間にか結構ガチなバトルへと発展していく辺りに2人のエンジョイっぷりが感じられました。負けず嫌いなゼイユはもちろんのこと、やんちゃなところを見せるフリードが可愛く思えてきます。

 

 

ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ

第3話「クラレンスとシャーリー」

 今回はレンたち主役の出番はお休み。代わりにスクワッド・ジャムに挑むほか参加者たちにスポットが当たりました。何と言っても「クラレンス」の奇抜な戦いが印象的で、連合に加わったと見せかけて騙し討ちを繰り返す戦法には唖然とするばかり。しかも「やってみたかった」という理由でその場その場の行き当たりばったりな動きを見せるので、彼女の狂気がまじまじと伝わってきましたね。後述の決戦でも死なば諸共の自爆を敢行し、ピトフーイとはまた別ベクトルでのクレイジーさのインパクトがこれでもかと爆発していたと言えます。

 そしてもう1人の強豪「シャーリー」の活躍も強烈でしたね。前回の大会でピトフーイに負けた悔しさをバネにした結果、器用さ極振り突撃スナイパーと化していたことには笑いが止まらなかったです。それでいてスキャン対策は割と画期的で、チームメイトの協力を得た暴走PKの恐ろしさが伝わってきます。最終的にはクラレンスとの対決で相打ちに終わってしまったものの、彼女もまたこのゲームに全力を注ぐイカれたプレイヤーだとわかる見事な戦いぶりでした。

 

 

アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season

第3話「混ざりあえば新しい光」

 ストレイライトも加わってさらに賑やかになった283プロのアイドルたちの次なる試練はまさかのシャッフル。他のユニットの子たちと組んでの活動はある意味で定番ですが、普段絡んでこなかった者同士のやり取りが見られたので結構新鮮でしたね。これまでとは異なる組み合わせながら、劇中のアイドルたちの仲の良さも相まって安心して見ることが出来ました。(心なしか活発な子たちと内向的な子たちで分かれているように見えますが……)中でも1期時点では不器用な一面が目立っていた灯織が、あさひたちのグループとも問題なくやっていけてる様子に感慨深いものを覚えたり

 そして真乃に関してはやはりというべきか、いつも以上に閉じた性格が浮き出ていましたね。自分の言葉を口にすることが出来ず、イマイチ馴染めていない様子に胸がザワザワさせられます。それでも千雪といった現在の仲間に支えられながら、何とか「やりたいこと」「目指したいこと」を話せたのはまぁ成長と言えるでしょう。まだまだふわふわしていて危なっかしい真乃ですが、ここから少しずつ自主性を獲得していくのかもしれないと期待したいところです。

 

 

ブルーロック VS. U-20 JAPAN

第27話「感じる世界」

 前回辛酸を舐めた潔が新たな境地へと至るための道のりが今回の見どころ。「氷織羊(ひおり・よう)」と「七星虹郎(ななせ・にじろう)」とのコンビネーションでいくらか存在感を発揮しているものの、それでは満足しないとばかりに飢えていたのが目に焼き付きました。凛たちも触発されたかの如くチーム全体が洗練されているものの、やはりゴールは自分自身で奪いたいハングリー精神を発揮している様子は流石だと思いましたね。絵心が言っていた「共存」は出来ていても、目指すべき「凌駕」するまでには至っていないことも伝わってきます。

 そんな苛立つ潔に天啓をもたらしたのがまさかの氷織。思考に身体能力が付いてけない問題に対して「反射で動く」ことを教えてきた時は思わず唸りました。考えて動くタイプには一見難しそうな話ですが、全神経を尖らせてゴールを狙える場所を見定める瞬間はなるほど潔の成長にはピッタリと言えますね。(劇中で絵心が言っていた「挑戦的集中への没頭状態」というワードも今回の潔に当てはまるのがまた面白い)凜たちの思惑すら超えて、まさにあの場の誰よりも凌駕してみせた主人公にガッツポーズを取らずにはいられなかったです。

 

 

チ。-地球の運動について-

第4話「この地球は、天国なんかよりも美しい」

 ラファウが亡くなってから10年後、今度はとある男2人が主役に。卑屈でネガティブな「オクジー」と明るくポジティブな「グラス」という対照的な組み合わせが、異端者との会話で世界の真実を求める様子には思わず胸躍りました。片や人生に絶望し天国を求める者、片や希望を見出した完璧に突き放された者……形は違えど現世への期待を諦めた2人がサブタイにもある地球の美しさに惹かれるのはなるほど当然と言えるでしょう。これまでの価値観が揺らぎながらも、自分たちの納得を優先させようとしているグラスの心情が何とも切なかったです。(異端者は言うまでもなく地動説証明のために動いていたのでしょうが、ラファウの死後にどうやって研究を引き継いだのか気になるところ

 またグラスが観察していた「火星の動き」については、円を描くなるかと思いきや明後日の方向に動いた時のオクジーたちの反応が興味深かったです。地球も火星と同じく公転していることを知っている現代人にとっては何ら驚くべきことではないのですが、天動説が信じられていた時代の人間にとっては異常で愕然となる動きであったことは確か。星空に広がるものが完璧ではなかった事実は、グラスにとっては絶望そのものだったと言えますね。劇中の世界で生きる者たちの価値観というものを改めて感じ取った次第です。

 

 

遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!

第130話「白い帽子とマッサージチェア」

 まさかのザイオンの自立が描かれた今回。ゴーハに吸収されたことで夢を叶えたものの、規格統一された店の家具に疑問を覚えている姿が何とも痛々しく映りました。しかしセツリにこだわり続けていた彼がアサカとのデュエルにて、周りと違っても構わず「自分だけが作れる家具」という夢を思い出す瞬間で一気に華々しくなったと言えます。謎の美少女との思い出も唐突に明かされましたし、ここにきてザイオンに注目が集まってきましたね。

 そんなザイオンを目覚めさせたアサカの戦いぶりも大きな見どころでした。ユウナの妨害をものともせず、懐かしの重機型デュエルディスクを持ってくるシーンには大興奮。未来はわからないからこそ定められたロードに従うのではなく、自分で切り開く在り方をしっかりと示してくれたことに好感が持てますね。(その一方で着実に『SEVENS』要素が回収されている点に不穏なものを感じますが

 デュエルパートに関しては、アサカによる徹底したフュージョンメタが印象に残りました。フュージョンモンスター相手に効果を発揮する装備魔法幻坑の紫呪縛による戦闘での耐性、そして相手モンスターに装備することで弱体化させる使い方には舌を巻くばかり。ザイオンも普段のフュージョンに頼りすぎない戦い方にシフトするなど、両者の臨機応変な対応が遺憾なく描かれていたと思います。

 

 

 遊戯王といえば最近は立体化関連も活発なのが見逃せまないポイント。みんな大好きラーの翼神竜がプラモ化することはつい最近発表されましたし、リボルテックでも多くの有名モンスターが続々フィギュアになっている模様。これらをフィギュアで楽しめる遊戯王のブランド力には感服しますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。