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ウルトラマンアーク 第17話「斬鬼流星剣」感想

命の潮流、受け継がれる心

コーヒー愛好仲間が出来て良かったですな、シュウ殿?

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  • 愉快で雄々しき宇宙侍

 前回のラストにてユウマとシュウの前に現れたザンギル。今回はそんな彼が全編に渡って大きな印象を残していきました。何と言っても時代劇ががった大仰な喋り方と、どこかズレた行動力でSKIPの面々とコントのようなやり取りを繰り広げていたのがおかしかったですね。冒頭消えたと思ったら頭から地面に突き刺さっている絵面など、強烈なギャグ満載でいきなり吹き出してしまいました。

 その後もヘルナラクに関する話をする中で「冥府の闇将軍」だとか「怪獣幕府」といったワードを大真面目に口にするので、笑っていいか正直迷うほかなかったです。ただ『ウルトラマンブレーザー』17話にて登場した時もこんな感じだった記憶があるので、むしろ懐かしさすら覚えますね。その後コーヒー繋がりでシュウと意気投合するシーンもあって、そういえばザンギルってこういう愉快なキャラだったなぁ……ということを思い出せてほっこりしました。(あと同好の士を見つけたためか、シュウのテンションがいつになくおかしくなっていたのがここすきポイント)

 あとはヘルナラクに関する情報と、今のザンギルについても興味深いところ。あの世とこの世の境界にある魔界にて、怪獣の魂を幽体怪獣として復活させて操っている敵の存在を知ることが出来たのは大きかったです。そしてずっと気になっていたザンギルが、同じくヘルナラクに蘇らされたという事実にも驚きました。再生怪獣の枠ながら、ヘルナラクに反旗を翻した話に不思議と感動を覚えます。(ジェロニモンによって復活したピグモンを彷彿とさせるのも良き)言動や行動が面白おかしい一方で、強い信念と意志で戦うカッコよさも兼ね備えたザンギルに再び惚れ惚れすることとなりました。

 

 

  • 今を生きる者たちに託して

 そんなザンギルとユウマの会話も今回の大きな見どころ。何気に本作でユウマがアークであることを知る数少ない人物として、ウルトラマンの心構えを教えてくれる立場になっていたのが面白かったです。ヘルナラクの侵攻を止めているウルトラマンとしてゲント/ブレーザーの存在を匂わせている点もエモくて、ウルトラマンを知っているからこそ後輩を導いてくれるポジションに収まっている辺りがザンギルの妙と言えるでしょう。

 またザンギルがユウマに教えた「斬鬼流星剣」の極意が、戦闘において発揮される瞬間にも大興奮斬鬼流星剣のエフェクトが若干パチンコっぽかったけど何と言ってもタガヌラーをまとめて斬り伏せたアークの後ろ姿を見たザンギルが、ブレーザーの姿と重ね合わせるシーンに思わずグッときましたね。そしていきなりながらユウマが剣の力を引き出し、今後も戦えることを証明した瞬間にどこかザンギル共々嬉しくなってきます。(他にも今回の戦闘で披露したアークが分身してからソリドアーマー&ルーナアーマーの連続装着&弓矢による一斉爆撃といった大技の連続もド派手で楽しかったです)

 最終的にザンギルはまたもや消滅してしまいましたが、以前と比べていくらか満足げだったのが印象的。というのも上述のアークや自力で何とかしてみせたSKIPの活躍を見て、これからの戦いを任せられると確信したからでしょう。彼にとっては自分が教えた技と心を受け継いで、後を託せる相手を見つけたことが何よりの喜びだったことがわかります。以前は叶わなかった最期にコーヒーを飲む願いも叶い、心残りを解消して消えていったのは何よりです。切なくも確かな印象を残してくれた、ザンギルの魅力が詰まったラストでしたねこの調子で今後もザンギル出てくれないかなぁ!?今度のクロニクル枠のナビゲーターとかいいんじゃない!?

 

 

  • 蘇りし海獣と甲虫の大軍勢

 今回街で暴れた2体の怪獣「深海怪獣 ゲードス」「甲虫怪獣タガヌラー」。いずれも前作『ウルトラマンブレーザー』で初登場した怪獣にして、ヘルナラクによって復活した幽体怪獣です。ブレーザーのテレビシリーズや劇場版でも度々出番があったタガヌラーだけでなく、序盤で登場したきりのゲードスまでも久々に見ることになりファンとしては嬉しくなってきます。2体とも生前の記憶から片や海、片やエネルギープラントを狙うなど、その生態を把握していると納得のいく行動をしていたのがまたニヤリときましたね。

 まずゲードスの方ですが、解析した音を受け実体化してからの出番は割とあっさり気味な印象でした。アークに投げ飛ばされ、アークエクサスラッシュで斬られて爆散、という瞬殺っぷりには哀愁すら覚えます。(奇しくも向こうのカラータイマーが鳴るまでに倒されたという点は前作でのブレーザー戦と共通していますね)ただ体を真っ二つに切り開かれた結果、アジの開きのようなビジュアルになっていたのがおかしかったです。初登場の串焼きに続いて、ネタ要素満載だったのがゲードスらしかったと言えるでしょう。

 続くタガヌラーはまさかの複数体で襲い掛かってきたのが衝撃的。最初は十数体くらいだったのに、終盤空を埋め尽くすほどの大群が出てきた時はギョッとしました。(ここで何気に空を飛べることが判明したのも驚きポイント)こういうウジャウジャした絵面を見る限り、ちゃんと虫型の怪獣なんだということを改めて実感しますね。アーク側も分身&全アーマー使用という無法技でまとめて蹴散らしましたが、1体1体ではなく数の暴力で脅威を見せてきたのは見事かもしれません。

 

 

 そして次回はまだまだ続く幽体怪獣との戦いに終止符を打つため、シュウが一計を講じる模様。ただその作戦にはアークの協力が不可欠というのですからさぁ大変。果たしてユウマは正体がバレることなく、シュウの作戦を実行することが出来るのでしょうか。といった話になるのはほぼ確定として、ウルトラマンであることを隠している主人公ならではの葛藤がまざまざと見られるかもしれないので結構楽しみですね。(さらにあのバザンガまでもが出てくるのがまた気になるところ)

 

 

 ではまた、次の機会に。