昨年の大晦日に放送された「Fate Project 大晦日TVスペシャル2024」内にて 『Fate/strange Fake』のアニメ情報が一気に解禁。第1話の先行放送の後、2025年にテレビシリーズの放送されるという嬉しい情報まで発表されました。テレビスペシャルから実に長いこと待たされたのもあり、スノーフィールドの聖杯戦争がようやく本格的に見られることに高揚感を覚えてきます。
↑一昨年放送されたテレビスペシャルについては上の記事を参照。
というわけで第2話の予告も番組内にて発表。1話ラストに登場した聖堂教会の神父「ハンザ・セルバンテス」を筆頭にクセの強い面々が一気に動き出すことが予感出来ます。というか映像を確認した限りだとハンザVSジェスターの人外バトルの皮切りまで描かれそうなのが驚きですね。原作序盤の山場をドンドン描いていくつもりらしい点に期待せずにはいられません。これまで同様、凄まじい作画で見られるであろう戦いが今から楽しみです。(特番の感想に関しては下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
※今週の『ポケットモンスター レックウザライジング』『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』はお休みのため感想はありません。
Fate/strange Fake
第1話「英霊事件」
というわけで特番内にて先行放送されたFakeの第1話ですが、最も鮮烈だったのはやはり突如召喚された謎のセイバー。その後のFGOでのガチャで真名がネタバレされたけどね!狂信者のアサシンをエクスカリバーで打ち払うだけならまだいいとして、警察に逮捕されながら演説を始めるシーンのインパクトは絶大でした。市民に自分の非を詫びたうえで汚名を雪ごうと宣言する姿は、奇天烈ながら勇ましく王たる風格すら感じられます。魔術の秘匿も何もあったものじゃないものの、見ていて気持ちの良い人物であることがこの時点で読み取れますね。
そんなセイバーたちの戦いに巻き込まれた少女「アヤカ・サジョウ」も忘れてはいけないポイント。(『prototype』の主人公である沙条綾香(さじょう・あやか)にそっくりですがそれもそのはず……)現状謎多き少女ながら、どこか不憫なイメージが既に付きまとっていましたね。正体不明の「赤ずきん」から逃げてこの街までやってきて、その矢先に聖杯戦争に関わることになったことが何とも気の毒に思えてきます。高らかに叫ぶセイバーとは対照的に、心底うんざりした態度で車に乗り込むラストも印象に残りました。彼女に施された“呪い”とは何か、その問題に関する展開にも注目していきたいところです。
チ。-地球の運動について-
第15話「私の、番なのか?」
「鬼の目にも涙」とばかりに人間味溢れる一面を見せてきたノヴァクに胸が締め付けられた今回。ヨレンタが異端として処刑された事実に打ちひしがれ、残された手袋を前に項垂れる光景があまりにも悲痛で見ていられなかったです。何より彼の過去回想も描かれましたが、良き父として懸命に振る舞っていた姿がまた突き刺さります。神への信仰を遵守しながらも、それ以上に娘を第一に考えていた子煩悩な父親像が見えてきました。
同時にヨレンタに対しての負い目のようなものが感じられたのが興味深かったですね。審問官の仕事を隠していたのも、優しく聡明な娘を傷付けないために距離を置いていたのだろう……といった考えも浮かんできます。それだけに今回の結果は、これまで娘と正面から向き合ってこなかったツケを支払われたようにも見えるのがまた切なかったです。それだけに悼むフリをして内心ほくそ笑んでいそうなアントニがめちゃくちゃ憎たらしい~~!!
一方後半ではバデーニが遺した仕掛けが判明。貧民たちの頭部に文字の刺青を施していた事実には衝撃を受けつつ吹き出してしまいました。(なるほど効果的な手段とはいえ、予想の斜め上をいったのでどうしても笑いが先に出てしまいますねハイ)またクラボフスキさんが想いを託される場面も印象的で、自分の行いへの罪悪感から次なる使命に複雑な心境を抱く姿に親近感が湧いてきます。柄にもなくお願いをしてきたバデーニのためにも、この人が引き継いでいくことは容易に想像出来ますね。
メダリスト
第1話「氷上の天才」
以前から話題になっていたフィギュアスケートを題材にした漫画のアニメ化。プロからドロップアウトした「明浦路司(あけうらじ・つかさ)」が、才能に溢れた少女「結束いのり(ゆいつか・いのり)」のコーチとして彼女を氷上の世界に送り出す内容に早速惹かれました。導入自体はありふれたものながら、登場人物の真剣さが伝わってくるので“王道”の良さが感じられた次第です。
何と言ってもいのりと司それぞれの夢中になれるものが繋がっていく展開が素晴らしく、挫折した選手が次なる世代に夢を託す構図はそれだけで胸にくるものああります。またいのりもスケートなら輝けると信じているひたむきさが描かれているのがここすきポイント。学校でも私生活でもダメダメだけど、ここでなら自分を好きになれるかもしれないと一生懸命になる姿は見ていて応援したくなってきますね。
このように夢への挑戦を謳っている一方で、フィギュアスケートの世界の過酷さにも触れている点も見逃せません。お金がかかるのはもちろんのこと、失敗した時の苦しさなどもいのりの姉の話を通じて伝わってくるのが秀逸でした。特にいのりの母の反対する気持ちも理解出来ますし、「娘に惨めな思いはさせたくない」という言葉も切実なのでどれだけの覚悟が必要なのかがこれでもかと感じられますね。それでいて要所要所にギャグが入るので、重すぎず軽すぎずの塩梅で見見られるのが大変好みです。(「5歳からバリバリ練習出来る子なんてそういないんですよ!」は見も蓋もなさすぎて爆笑してしまいましたよえぇ)
ウルトラマンアーク
特別総集編③「SKIP星元市分所のみなさまへ」
新年最初のアークは3度目の総集編。このシリーズでお馴染みの中村さんがまたまた登場しましたが、太平洋・サンボン島なる分所所長になっている光景に愕然としました。とうとう日本ですらない海外にまで飛ばされたのは気の毒に感じますが、それはそれとして割と楽しそうにしているのでほっこりしましたね。今回のAIロボ「マリンピー」もカタコトがうっとおしい反面ノリが良く接しやすいですし、今までで最も充実した環境のように思えます。
その後前回爆発に巻き込まれたアークを労う妄想をするなど微笑ましい一面も描かれていましたが、中村さんが「黒いアーク」について言及してきた時は思わず二度見してしまいました。彼の言う黒いアークは来月公開予定の映画にて登場するギルアークのことを指しているのは間違いないでしょう。何より映画の出来事が既に本編内に組み込まれている事実は、これまでの「ニュージェネ映画は本編の後日談」というイメージを真っ向から破壊してきたので本当に衝撃を受けましたね。しかも記憶が曖昧なのがこれまた不穏……
振り返り内容に関してはヘルナラク関連からトリゲロスとの決戦までが紹介されました。ウルトラマンブレーザーやギヴァスとの胸熱な共闘に、当時見た時の興奮を思い出すことが出来ました。さらに『ブレーザー』のOPである「僕らのスペクトラ」が流れたのが見逃せないポイントで、総集編だからこそ可能な粋な演出に大満足の一言です。(あと余談ですが、冒頭のナレーションにモグルドンが出てきたのが個人的に嬉しかったり)
さて昨年のFate特番ですが、初っ端からスノーフィールドのニュース番組に切り替わる演出からして非常に凝っていましたね。要所要所で流れるCMも本格的で、さながら本物のテレビ番組とCMのようにも錯覚しました。メインが『strange Fake』だからこそ「フェイク」に溢れた番組作りという話も大いに納得出来ます。こうした遊び心満載の小ネタは個人的にも大好きなので、今年の大晦日もやるであろう特番でも似たようなモノがないかと既にワクワクさせられました。
(『藤丸立香はわからない』のアニメはラストのアルトリア大集合が愉快でお気に入りです。川澄さんの演じ分けは本当にすごいですよね……)
ではまた、次の機会に。
