特報
— TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』 (@usagi_anime) 2025年3月1日
「ご注文はうさぎですか?」
新作アニメの制作が決定いたしました‼️🎉https://t.co/QjtY50t5fW#TalkParty2025#gochiusa#ごちうさ pic.twitter.com/XFwabMWzU4
「ごちうさ」の略称で親しまれている『ご注文はうさぎですか?』の新作アニメーションの制作が決定。先日開催されたテレビアニメ10周年記念イベントにて発表された情報で、直近のアニメ3期から約5年ぶりのアニメ化となります。何だかんだで癒されていた身としては当時の3期終了時のごちうさロスも激しかったので、新しい供給がされるというのは非常に嬉しい限りです。テレビアニメになるのかそれとも劇場版なのか、そういった情報はまだ発表されていませんが、それもまた楽しみになってきていたり。
さてアニメごちうさは3期でココアやチノたちの「進学」が印象的でしたが、新作アニメは恐らくその先の物語、原作の続きを描くことが予想されます。成長した彼女たちの姿を見られるだけでも既にワクワクしてきますね。何よりアニメ化されていない範囲で登場した“あのキャラ”や“このキャラ”にも、ついに声が付いて動くかと思うと期待せずにはいられません。あまり焦りすぎず、しかし貪欲に情報を追っていこうかと思います。(下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
全修。
第9話「勇者。」
ついに来てしまったメインキャラの退場回。鳥監督の発言から誰かが命を落とすであろうことは読めていましたが、影の薄い「QJ」がその役を担うとは思ってもみなかったです。これまで目立った活躍がなかったものの、ナツ子とこの世界の秘密を共有するなど死亡フラグを順調に立てていたので納得ではあります。ともあれこれまであまり注目していなかったQJでも、いざその身を犠牲にしてしまう瞬間には軽く衝撃を受けてしまいましたね。ただQJは本来のストーリーでは唯一生き残るキャラだったとのことなので、彼の死が何かしらの変化の兆しになっているかもしれないと信じたいです。
また以前から気になっていた『滅びゆく物語』のストーリーの全貌がようやく判明。仲間が全員死に何もかも失ったルークが、自ら超空洞ヴォイドになって世界を滅ぼすラストはあまりにも暗かったです。(これは売り上げが爆死したのも、それでいてマニアなオタクたちか一定の評価を受けているのも納得ではあります)同時に冒頭で荒んだルークの独白が描かれていたのもあって、今の彼が明るく過ごせているのがどれだけ幸せなことかがわかりますね。ナツ子の存在がここまでの変化をもたらしたのは確実ではあるものの、その一方でヴォイドが本来の流れに戻そうとしている描写で不安を覚えずにはいられませんでした。
天久鷹央の推理カルテ
第9話「天使の舞い降りる夜 後編」
健太を巡る物語の後編は、やるせない気持ちが溢れてくる内容でした。まず小児科で発生して2つの事件の犯人が例の発作を繰り返していた中学生たちだったことに面食らいましたね。健太の命が残り短いことを後から知って、いじめたことを後悔していたのはかなり意外です。彼に天使を見せるために、心停止のリスクを背負ってまで自分たちの入院を長引かせていた辺りも凄まじい覚悟だと感じました。もっと他に良い方法があっただろうとは思う反面、どんなに不器用なやり方でも彼らの贖罪の気持ちは本物だったのだと不思議と納得させらる真相と言えるかもしれません。でも病院側の薬の管理が杜撰すぎるって?それは確かにそう。
そしてやってきてしまった健太の最期を、天久先生が看取りに来るシーンは本当に切なかったです。彼のためにグータッチしたり、絵本を読んであげる先生の姿にもう涙がボロボロ出てしまいましたよえぇ。何と言ってもあのコミュ力に問題のある天久先生が、健太の天使の話にもキチンと相槌を打ってくれているだけでも、彼女の精一杯の思いやりが伝わってきます。その後は自分の無力を嘆いている天久先生の姿が悲痛でしたが、それだけに小鳥先生のフォローの言葉が深く沁みましたね。「医者は万能ではない、救えない人もいる」ということを学んだうえで、それでも患者のために力を尽くせる医者に天久先生は一歩近づいたのだとこの時感じました。
グリザイア:ファントムトリガー
第10話「天国への扉」
何だこれは……地獄か……?と思わずにはいられなかった今回。これまでと打って変わってTFA側の民間人にスポットが当たった結果、彼らが戦争に巻き込まれる悲惨な光景で絶句することになりました。今回の主人公である「パトリック・エマーソン」はごく普通の若者であり、彼がたまたま知り合ったシスターの少女たちも戦いとは無縁の存在。それだけに戦争の余波で1人、また1人と無残に死んでいく様は見ていて本当に辛かったです。
何と言っても登場人物が次々と戦争の狂気に呑まれていく様子が恐ろしかったですね。仲間や兵士の死を目の当たりにし続けた結果、優しい少女たちでさえ怒りと憎しみに囚われて武器を取ってしまうのはショッキングでした。友人の「ブルーノ」が武器を取っても忌避感を覚えていたパトリックですら、最期には銃を乱射して撃たれたのも切なかったですね。唯一シスターの「ナタリー」はそんな状況でも他者を思い遣る精神を失わずに済んだのがわずかな救いといったところでしょうか。しかしそんなナタリーですら呆気なく死んでしまう無情な展開で余計に胸が締め付けられるのですが。
またパトリックたちの視点だと主人公陣営が結構怖かったのが大きなポイント。年端もいかぬ少女たちが殺しにかかってきているのは改めて見てもイカレていると感じますね。政府軍に協力しているという立場ですが、彼らからしてみればハルトたちも政府軍と変わらない残酷さを秘めていると言えるでしょう。互いに正しいと信じながらも殺し合いを続けていく、そんな戦争に“正義”なんてものは存在しない……理解していたつもりの事実を、ここにきて再認識させられた気分です。
ちびゴジラの逆襲
第62話「ちびラドンの超能力」
サブタイの通りちびラドンが超能力を習得した模様。何の脈絡もなく突然獲得しているだけでも面白いのですが、肝心の超能力がどれもしょぼすぎるのが実におかしかったです。空中浮遊も心を読む能力も、みんな絶妙に使いどころがなさすぎるレベルなので最早ない方が良いレベルなのでは?と思わなくもないですね。(でも自分の心の疲れとかも計れるのは便利かもしれない)
個人的に腹筋を破壊したのがちびラドンの分身を作る能力。背後に浮かんでいてスタンド守護霊のような存在と化していますが、「特に何もしてくれない」という説明を受けて内心ズッコケてしまいました。そのくせご飯は食べるわ変顔してくるわと、ここまでくるとタチの悪い悪霊すぎて笑いが止まりません。あと新海岳人監督が自分のSNSでハッキリ「スタンド」呼びしているのを発見してさらに笑ってしまいましたねハイ。
ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ
第6話「光が宿る器」
今回はウルトラマンへと変わるために必要な「変身アイテム」から連なるエピソード。ゼットが持つウルトラゼットライザーを筆頭に、タイガスパークやギンガスパークといったチョイスがされていたのが興味深かったです。(『タイガ』と『ギンガ』はニュージェネウルトラマンの中でもお気に入りの2作なので取り上げられて嬉しいです)変身のためだけでなく、先輩ウルトラマンや怪獣たちの力を借りて戦う機能も持っていることをわかりやすく説明してくれたのが見事でした。それらの機能を持ったアイテムを、人間とウルトラマンを繋ぐ“絆の証”として捉えるエディオムに思わず頷かされます。
またそれらを使って戦うウルトラマンタイガたちトライスクワッドや、ウルトラマンギンガたちの活躍もしっかり映してくれたのが好印象。この2人はウルトラマンタロウとの関係が深いので、同時にタロウについても掘り下げられる内容も見応えがありました。個人的にはタイガとの因縁も深い悪のウルトラマン・ウルトラマントレギアがタイガスパークの開発者であることに言及してくれたのが嬉しかったですね。はじめてその事実を知ったゼットが困惑しているのも新鮮であり、何よりエディオムが「歪な繋がりもまた絆のひとつの在り方」と上手いことまとめてくれたことに感謝したいところです。
ごちうさアニメに関して、地味に気になっていることが1つ。本作のキーパーソン(?)であるティッピーの役を担当していた故・清川元夢さんの後任は誰になるのかにも注目しています。あの声がもう聴けないと思うと非常に残念ですが、それ故次にティッピーを演じてくれる声優さんに少しばかり期待を抱いてしまいますね。とりあえずはそちらの発表に関しても襟を正して待つ所存です。
ではまた、次の機会に。
