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2025年冬アニメ&特撮簡易感想 その30

 

 

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 明日15日に発売予定のデュエル・マスターズ最新パック「にじさんじ コラボ・マスターズ「異次元の超獣使い(ヴァーチャル・デュエリスト)」」の販促動画が先日公開されました。こちらはデュエマとコラボするにじさんじライバーが実際に対戦をする動画であり、これを機にデュエマを始めて見ようとするにじさんじリスナーの人たちに向けたルール解説も担っているのが特徴となっています。

 この手のデュエマのルールをキャラクターが説明する動画は過去にもあったのですが、コラボ相手に担当してもらうだけでコラボの雰囲気が出てくるのが面白いですね。動画の内容も花畑チャイカさんとリゼ・ヘルエスタさんが独特のノリで茶番とデュエマを繰り広げており、一発でこれがにじさんじの空気感であることを察せられました。2人が王族の兄妹であるかのような設定も、実際にはこの動画限りの寸劇なんだろうなぁ……とすぐにわかります。(あと負けたチャイカさんがフィオナの森に帰るオチがここすきポイント)

 デュエマの対戦もお互いの新規カードを魅せることに注力しており、特に切り札の《地雷冥土The World Is Mine》と《審判の精霊ラストジャッジ》はそれぞれの目玉能力をしっかり披露しているのが好印象。これだけで新カードに触れて見たくなる魅力に溢れていると思います。また個人的にはこの茶番劇や新カード活躍のノリが、昔ニコニコ動画で見ていた架空デュエマ動画を彷彿とさせるのが見逃せないポイント。ある種の懐かしさを思い起こさせてくれたほか、デュエマをやりたくなる動画としても満足度は中々のモノでした。こうしたキャラクターにデュエマをしてもらう動画は、今後も何かしらの形で出してほしいところです

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

※今週の『天久鷹央の推理カルテ』はお休み(特別版放送)のため感想はありません。

 

 

 

 

全修。

第10話「混乱。」

 あまりにも急展開すぎる……前回QJを失っただけでもナツ子やルークには重いのに、今回はさらなる追い打ちがハイテンポで襲い掛かってくるので終始胸が痛みました。懸念通り『滅びゆく物語』の原作通りのストーリーに修正されていき、ナツ子がデスティニーの役割を担って退場する展開はショッキングの一言。何より視聴者にまさかそんな……?と予感させつつその通りになる流れがあまりにも自然だったので、見ていて絶句してしまいましたね。鳥監督の言う通り「全て無駄だった」という事実を突きつけられたかのような気分です。

 それだけでなく、ナツ子がヴォイドの元凶として民衆に責められるのがこれまたキツかったです。ヴォイド教に崇められているのも狂気的で、ヴォイドが攻めてくる中民衆同士でも争う光景はかなり凄惨でした。むしろ原作よりも悲惨な状況に陥っているように思えますが、これもナツ子が介入したからでしょうか。彼女の存在が映画の世界をより救いのないものにしたと思うとやりきれないですし、ルークが原作以上に絶望している様子は見ていられなかったです。(一方でメメルンがQJらしきものを修復している描写が逆転のカギになりそうですが……)

 

 

グリザイア:ファントムトリガー

第11話「正しい選択」

 良かった!!パトリック生きてた!!と安心させられた前半。彼を撃ったのがトーカだった事実も驚きですが、敢えて仕損じたことで生き残ったパトリックが、巡り巡ってトーカたちを救う展開に舌を巻きました。神の教えと戦場下で狂いかけていた少年兵を、パトリックが先生として救う様子に不思議と感動を覚えます。人を傷つけるのではなく、助けることで自分も生きる選択を取れたのはなるほどあの場では彼しか出来ないことだったと腑に落ちましたね。主要人物の誰もが殺し合いを日常としている中で、パトリックだけがその狂気に染まりきらずにいてくれて本当に良かったと心から思いました。

 メインキャラに視点を戻すと、トーカを筆頭にドンドン負傷したりと大ピンチなのが印象に残ります。漆原含めた敵サイドの幹部がさっさと退散し、ダム崩壊による自爆で周囲を巻き込んでくるのでハラハラしっぱなしでした。それでいてトーカとグミは上述のパトリックの選択に救われ、タイガは怪我の手当てをした敵兵に助けられるなど意外な形で救いの手が差し出されるのが面白いところ。(タイガを「天使」と信奉する敵兵は絶妙に気持ち悪くて愉快でしたねハイ誰かと救ったり殺し損ねたりしたことで、結果的に自分が助ける奇妙な因果と言うべきでしょうか。劇中でも言われいた「情けは人の為ならず」は、このような戦場でも活かされるのだと本作の良心のようなものを見た次第です。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第63話「マブダチはヤンキー

 ちびチタノと彼にマブダチ認定されていたちびミニラの交流回。例によってちびチタノの善良さがこれでもかと発揮されており、言い方が紛らわしいだけで実に健全な遊びを進めてくるのが微笑ましかったです。(囲碁クラブとか趣味が渋いのが良き)それでいてヤンキーテイストを拒否されると凹むのがこれまた可愛らしくて、暴力を振るってはいけないと葛藤するシーンも含めて好感度が爆上がりしましたね。最後にちびミニラと改めて仲良くなれて何よりです。

 あとはこれまた例によって悪質なバイトをけしかけてくるちびガバラを、ちびゴジラが一本背負いで倒すシーンが印象的。しかもこの背負い投げは『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』でゴジラがガバラに決めたのが元ネタであると、わかりやすく解説する辺りが相変わらずでしたね。というかちびゴジラはちびミニラを助けるために割って入ったようにも見えますが、「ミニラがガバラにいじめられているところをゴジラが助ける」シチュエーションを再現したかっただけじゃなかろうな……とつい疑ってしまったり。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第7話「ベリアロク現る!戦士の使命」 

 前回ラストに登場したベリアロクの誕生にまつわるエピソードが抜粋。『ウルトラマンZ』本編の中でもかなり緊迫した状況で、『X』のラスボスでもあるグリーザの脅威がこれでもかと出ていた回が取り上げられました。グリーザの存在しないからこそ成り立つ“理不尽さ”を、敵味方の枠を超えて共闘する流れはいつ見ても手に汗握ります。それだけにウルトラマンジードの因子を取り込み誕生したゼットの最強形態・デルタライズクローと、ベリアロクの力を以てグリーザを撃破する光景に安堵させられますね。早足ながら、強敵盛りだくさんの回として見どころが多いと改めて感じました。

 それはそれとして、ベリアロクがやってきた理由が「ハルキが忙しいから」だったことにはやや苦笑。構ってもらえないことでゼットの元に向かう辺り、相変わらず猫のような面倒くささを感じます。それでいて普通にへりくだるエディオムと相性が良いことが判明したりと、意外な発見を見せてきたのが面白いところです。またハルキが忙しい理由として災害救助用に強化されたセブンガーのテストが説明されていましたが、それを聞いたエディオムが嬉しそうな声を漏らすのが素敵なポイントですね。前作でのユカとのやり取りを見てきただけに、彼女の奮闘を素直に喜ぶ姿にこちらも思わず顔が綻んできました。

 

 

 デュエマに関して他にも気になる情報として、「デュエマ文明診断」なるものが公開されたことにも触れておきたいと思います。こちらはリンク先の簡単な質問に答えていくことで、デュエマの5文明の内どの文明に当てはまるかを診断してもらうサイトとのこと。年齢やデュエマの経験なども質問に含まれており、単色だけでなく2色カラーや5色までと診断結果もかなり豊富です。各文明に割り当てられた特徴、いわゆる「カラーパイ」に沿っているので、デュエマオタクならニヤリとくる内容だと思います。

 

dm.takaratomy.co.jp

 

 僕も早速この診断を受けてみたのですが、その結果は「闇・自然文明」でした。犠牲や利己、成長を表わす色で、感受性が高く物事の本質を見抜く力や想像力が豊かとのこと。自分を客観的に見て当てはまるようなそうでないような気がしますが、『デュエル・マスターズWIN』の主人公・斬札ウィンが一時期使用していたデッキと同じカラーなのでとりあえずは嬉しいですね。デュエマを経験したことがない人でも気軽に出来る診断なので、興味があれば是非お試しください。

 

 

 ではまた、次の機会に。