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2025年冬アニメ簡易感想 その31

 

 

 

 今週末に開催予定のAnimeJapan 2025(アニメジャパン2025)。世界でも最大級であるアニメイベントで毎年行われている企画「アニメ化してほしいマンガランキング」の2025年版が発表されました。毎年様々な漫画がランクインしており、今年は週刊少年ジャンプにて連載されている『鵺の陰陽師』やマンガワンにて話題の『ホタルの嫁入り』などが名を連ねています。

 しかし上位作品の中で個人的に最も注目したいのは第2位の『ウソツキ!ゴクオーくん。本作は月刊コロコロコミックで2012年から2021年まで連載されていたオリジナル作品です。嘘を好む小学生・ゴクオーくんが身の回りで起こる悪い嘘を成敗していくストーリーとなっています。僕も毎月コロコロを購入して読んでいましたが、キレのある騙し合いと相手も救う勧善懲悪、1話完結と平行して進む大筋の骨太さなど、いずれも非常に魅力的で読む度に感嘆を覚えていました。それだけに数ある漫画たちに並んでこの順位を手にしたことに、驚きと感動が同時に湧いてきますね

 

 

 そんなゴクオーくんの作者・吉もと誠氏の受賞コメントからも喜びが溢れていて、こちらも思わず嬉しくなってきます。また上のコメントによると昨年週刊コロコロにて全話無料公開がされ、話題を集めたのが要因の1つとのこと。既に完結している作品、それも注目が集まりにくい児童雑誌の漫画が成し得た快挙として、個人的にも大いに祝いたいところです。そしてこれをきっかけにより多くの人たちにゴクオーくんを知ってもらい、本当にアニメ化までこぎつけてくれれば万々歳ですね。(下に続く

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

※『チ。-地球の運動について-』第25話(最終話)の感想は個別感想で書く予定です。ご了承ください。

 

 

 

 

 

 

ポケットモンスター レックウザライジング

第88話「激震の白いジガルデ」

 パゴゴと六英雄たちがラクリウムコアの消滅を目指す中、リコたちはギベオンの白いジガルデとのバトルを開始。いつも通りの3人に加えてアメジオも味方になってのレイドバトルはこれまで以上の緊迫感がありましたね。ジガルデの硬さとギベオンの隙のない指示に対し、連携で少しずつダメージを当てていく光景に手に汗握らずにはいられません。全員が各々の役割を全うし、一太刀浴びせるために戦っているので見ていてより応援したくなる熱に溢れていたと思います。

 そして最大の見どころは何と言ってもニャローテの進化!!リコに支えられながら、ついにマスカーニャへと進化した時はテンションが爆上がりしました。(一方で周囲のキャラが口々に「進化!」と連呼していてクスっときましたが)そこからはアメジオのサポートを受けながら、ジガルデにトリックフラワーを炸裂させるシーンも逆転の一手といった印象で興奮が止まらなかったです。何と言ってもこの決着の付き方で格上の相手に意表を突く手段で活路を開くことが多いリコの戦法が、マジシャン気質のマスカーニャによって極まったことを感じました。

 その後ジガルデが自ら退散した結果には面食らいましたが、この件はルシアスの「人とポケモンの絆」という説明のおかげで納得がいきましたね。合理的な判断だけでは計れない思いやりが生み出す力を相棒に知ってほしかった……そんなジガルデの心情を考えると少々やるせなくなってきます。さながら周囲からの想いに気付かず、独りよがりになっているギベオンへの最後の義理といったところでしょうか。パートナーとの関係で奇跡すら起こせるとリコたちが証明したことを、ギベオンにも理解してほしい限りです。

 

 

Dr.STONE(4期)

第10話「土まみれの道を」

 千空の意志を受け継いだ科学者クロムの快進撃から始まった今回。早速ドリルを開発に着工しつつゼノ陣営への侵入経路を掘っていくのですが、そこに大樹が加わってからのテンポの良さには最早笑いすら湧いてきます。ルーナの付き人2人がなし崩しに協力させられて、合流した途端捕縛される流れがこれまたコミカルでした。(途中まで抗議する大樹と周囲の温度差が特にシュールでおかしかったです)しかしこのハイテンポこそ順調に進んでいるのがわかる描写であり、彼らの獅子奮迅の活躍が込められているのが伝わってくるのがこの作品の妙と言えるでしょう。

 そしてペルセウス号ではルーナが味方として大奮闘。医学部の知識を総動員して死に体の千空の治療をするシーンは、オドオドビクビクしていながらも頼もしかったです。また彼女にとって同年代の少年少女が頑張っている様子に感銘を受けるのは当然として、千空に完全に惚れているのが何とも可愛らしかったですね。千空を彼氏にして浮かれまくっているシーンでは、彼がバツイチであることを知っている側としていたたまれない気持ちになりつつ笑いが出てきました

 他にもそんなルーナの声を聴いてお付きの「カルロス・バリオス」が協力してくれる流れもここすきポイントですね。主人であるルーナだけでなく、大樹の真面目な対応も相まって彼女のために決意を固める瞬間は素直にカッコいいと感じました。謀略が繰り広げられている中で、こうした正面から相手に向かい合う誠実さが活かされるくだりにグッときます。

 

 

メダリスト

第11話「夜を踊れ」

 ガキが……舐めてると(3回転)跳ばすぞ……そんな感じの司先生のキレ芸に笑いが止まりませんでした。夏合宿においても消極的な理凰にグイグイくる司でしたが、経歴で痛いところを突かれて怒る辺りに妙な人間臭さを感じます。そこで自分を卑下する理凰を絶対に成長させてみせる!と決意するくだりも、彼の優しさとコーチとしての矜持が伝わってきてニヤリときますね。瞳さんが言っていたように、他人のためならばどこまでも力が湧いてくるのが明浦路司という青年の特徴なのでしょう。

 また理凰の心情が改めて描かれましたが、前回感じた通り恵まれた環境だからこその絶望を味わっているのが切なかったです。周囲を言い訳にすることが出来ず自分の才能のなさを認めるしかなくなっている……それを幼いうちから思い知らされていると思うと胸が痛みます。(しかし自分のことになるとどこか諦観気味な点で、司と理凰は似通っているのが興味深いです)また夜鷹純への嫌悪の裏に憧憬が隠れているのがまたいじらしいですね。Gのスムージー発言はともかくとして、男子選手として彼に憧れているからこそ今の彼に敵意を剝き出しにしているのでしょう。好きと嫌いは表裏一体といったところですが、これを活かせば理凰はより高く跳べるだろうという確信も得られました。

 そして合宿のシーンではいのりがダブルアクセルトリプルサルコウという2つの目標を成し遂げたのが驚きのポイント。あまりの急成長ぶりに舌を巻きますが、前回からより目標にひた向きになった結果と考えるとそこまで不思議ではないですね。何より自分のせいで司先生がバカにされたくない一心で努力する、いのりらしいモチベーションには微笑ましくなってきます。(サルコウを成功させる瞬間の、滑らかな動きも美しくてここすきポイント)音楽に乗せて出来るまでは満足しない姿勢も含めて、劇中の司同様に偉い!!と褒めちぎりたくなってきましたよえぇ。

 

 

 さて上のウソツキ!ゴクオーくんについての話を読んで、本作について興味を持った人も少なからずいることでしょう。そんな人に朗報として、現在ゴクオーくん全話が週刊コロコロにて期間限定無料公開されていることをお伝えしたいと思います。サムネにもある完全版発売記念として、今月末まで無料で全て読めるという豪華っぷりです。

 

www.corocoro.jp

↑少しでもゴクオーくんに興味が湧いてきた人は上のリンク先から読める漫画をチェックだ!!

 

 月刊誌連載だったこともあって1話1話が非常に濃密で読みごたえがある本作。それを全118話まで一気に読むのは大変かもしれませんが、案外読み進めると軽快な謎解きとセリフ回しでスラスラ読めるのでおすすめです。上でも書きましたが、これを機にゴクオーくんのファンが増えてくれると嬉しいですね。

 

 

 ではまた、次の機会に。