はじめに

結局、デュエマの“王道”って具体的に何なんですか公式さん?(挨拶)
唐突ですがこんにちは、メタレドです。2月28日に配信されたデュエマ新シリーズの情報発表についての感想をまとめていきたいと思います。他の作品の感想などを優先させてしまった結果ここまで遅れに遅れてしまい、少々反省しています。今さら書いても仕方ないかもしれないと感じますが、それでもいくつかこちらで書き留めておきたい気持ちなどもあるのでそれでもと思い綴った次第です。色々と賛否を呼んだ王道篇からどうなるのか、そうした期待と不安を込めて書いていくので読んでいただければ幸いです。
以下、簡単な目次です。
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次なる時代に向けた殿堂情報
【殿堂・殿堂解除施行日発表】
— デュエル・マスターズ公式アカウント (@t2duema) 2025年2月28日
施行は2025年3月10日(月)から!
デュエチューブの生配信にて新情報公開中!https://t.co/em48aQIqK3#デュエマ pic.twitter.com/cc4FUL3zRO
まずは毎年恒例の殿堂発表について。半年に一度の一大イベントのように扱われているデュエマの殿堂入り情報ですが、今回もまたチアリさんの熱のこもったナレーションが盛り上げに盛り上げてくれていました。というわけで今回選ばれたカードたちは……
殿堂入り
- 《困惑の影トラブル・アルケミスト》
- 《マーシャル・クイーン》
- 《雷炎翔鎧バルピアレスク》
- 《DARK MATERIAL COMPLEX》
プレミアム殿堂
- ※今回はなし
殿堂解除
- 《アクアン》
といった感じでした。プレ殿はありませんでしたが、そのほかは妥当な結果が揃っている印象です。以下、今回の発表に関して個人的な意見や感想を述べていきたいと思います。
殿堂に関しては、まずマーシャル・クイーンとバルピアレスクは当然の措置といったところでしょうか。前者は昔から数々のループの起点となり、最近では【ガレックマーシャル】なるデッキを筆頭に活躍していたイメージが強いです。そして後者はご存じ【白黒赤ファイアー・バード】にてお手軽追加ターンを連打しまくる凶悪兵器と化しており、初登場からの低評価から一転して大出世と言えるでしょう。(最もバルピアレスクは個人的にアニメの活躍などもあって、いつか凄まじい成果を挙げるだろうと当時から予想していましたが)ファイアー・バードの方はは《ハッター・ルピア》という最も重要な心臓部が残っていますが、それでも理不尽感はいくらか落ちるのではないかと思います。
一方で意外だったのがトラブル・アルケミスト。クセの強いスペック故度々何かしらのコンボで悪さをしていましたが、何故このタイミングで殿堂入りしたのかはよくわからないです。今後の新カード次第で相性のいい新規との組み合わせが発見されるのを見越してでしょうか、いずれにしてもいつかはメスが入るカードではあったので、殿堂入り自体にはそこまで疑問は覚えませんでした。それにしてもこのカードの殿堂入りによって、聖拳編(エターナル・アームズ)第1弾の殿堂・プレ殿されたカードが10枚目の大台に乗ったのが最も注目すべきことかもしれませんね。*1
あとは殿堂解除されたアクアンにも地味に驚きましたね。《サイバー・ブレイン》を筆頭とした最初の殿堂入りカード5枚の内の1枚が、とうとう完全解除を果たしたというのは古参ほど感慨深いものかと思います。(これで初代殿堂入りで残るは《エメラル》と《ストリーミング・シェイパー》のみになりましたが、まぁこの2枚はまず解除されなさそうですね)最大5枚の大幅手札補充として当時から活躍していたアクアンですが、《理想と平和の決断》のような同レベルの手札補充カードも増えてきたからこその解除という判断に至ったのでしょう。
とはいえこのアクアン、解除されてから既に【天門】や【デスパペット】などで採用されているケースをよく聞いています。《邪心臓の魔法陣》のようなタップせずともマナに置ける多色カードが実装され、多色をふんだんに入れても問題が無くなってきたからこそ強みを活かしているのでしょうね。他にも個人的にはその内、光闇以外なら全て墓地に落とせる点を活かしたデッキなどで使われるのではないか?などとあまり当てにならない予想も立てています。
というわけで今回の殿堂の感想でしたが、例年に比べるとやや大人しめかもしれない……?という感想にもなりましたね。トラブル・アルケミストのような意外性はあれど、概ね納得のいく結果なので衝撃度という意味ではそこそこでした。上にも書いた通りファイアー・バードもそこまでパワーダウンしたわけではないため、次の環境がどうなるのかと少々不安な気持ちも湧いてきます。(実際最近の入賞情報で案の定ファイアー・バードが絶好調ですし)とはいえ今後の展開次第では意外なデッキが跳ねる可能性もありますし、僕としては最近遊んでいる【赤白サムライ】の強化が来ることを期待したいところです。
王道のWなる新カード情報

続けて今年度から始まる新シリーズ「王道W」について話していきたいと思います。革命ファイナルや王来MAXよろしく、王道篇の続きを意識しているタイトル名がまず目に留まります。昨年は王道と言いつつかなりトリッキーな1年になっていた記憶がありますが、そこからさらに変わった展開をしていくのかとつい思ってしまいますね。

そんな王道Wの目玉カードとなる「G-NEO進化(ジーネオしんか)」は、新章デュエル・マスターズにて初登場したNEO進化の発展形。下に進化元となるカードが無ければ通常のG-NEOクリーチャー、進化元があれば進化G-NEOクリーチャーとして扱われる点はNEO進化とほぼ同じですね。最大の特徴が場を離れる際、下のカードを全て離すことで生き残る耐性で、進化元さえあれば確実に生き残るのはかなり魅力的です。上の画像にあった新弾のオーバーレア《至高の魂 アビスベル=ジャシン帝》も、進化クリーチャーとして扱った場合の速効性が活きそうなスペックをしているのが気になります。

他にも進化元用のクリーチャーに「超魂X(ちょうこんエックス)」なる新能力も実装するとのこと。こちらはそのクリーチャー自身が備えている能力であるだけでなく、上に重なっているクリーチャーも同じ能力を与えるという中々に破格のキーワード能力となっています。(それを示すかのように、超魂Xに当たるテキストには横に進化元のアイコンが描かれているのがユニークですね)進化クリーチャーはもちろんのこと、無月の門のように何かしらの形で通常クリーチャーの下に重ねれば同様に強化出来るのが面白いですね。クロスギアとシンカパワーのいいとこどりとも言うべき、デュエマらしい重ねるギミックにニヤリときます。
G-NEO進化と超魂X。いずれも王来篇のスター進化クリーチャーとシンカパワーをさらに使いやすくしたような能力なので、王来篇で遊びまくった身としては初見から一目で気に入りました。NEOクリーチャーも初登場時から使いやすさに注目していたので、これらがメインギミックとしてフィーチャーされること自体にテンションが上がります。近年の展開から半年で終わりそうなものの、進化クリーチャーの魅力を余すことなくやってくれると期待したいです。

そして上の画像からもわかる通り、今回のシリーズは3色の多色カードをメインに扱うことも判明しています。しかも王来篇のディスペクターがいわゆる「敵対3色」を扱っていたのに対し、「友好3色」を推し出すのが注目したいところ。王来篇で強力な3色カードが増えていったのは喜ばしかった反面、水闇火といった色は依然スポットが当たっていなかったのは前々からもったいないと感じていました。王道Wではそんな不満を解消してくれるレベルで、バンバン友好色を推していってほしいですね。
ちなみにその友好3色の色ですが、アビス・レボリューションのごとくそれぞれ担当する勢力がはじめから設定されているとのこと。
- 新たな力を得たジャシン帝率いる「アビスロイヤル」(水闇火)
- 意志を得たジャシンの肉体と共に暗躍する「デーモン・コマンド」(闇火自然)
- ゴルファンタジスタを筆頭に各文明の代表が集まった「連合軍」(光水自然)
- 蒸気機関で駆動する謎の騎士勢力「スチームナイト」(光水闇)
- 光輝くネオンを纏う謎の侍集団「テクノサムライ」(光火自然)
といった各勢力が紹介されていました。何と言っても、まさかのナイトとサムライには仰天しましたね。戦極編(バトル・ギャラクシー)以来となるであろうこの2大勢力が基本弾に舞い戻ってきたのは、当時を知っているほど意外性抜群の情報です。しかもスチームパンク風味のナイトとサイバーパンクなサムライといった風に、これまでのイメージとは大きく異なるデザインがかえって新鮮の一言。既存のナイトとサムライのように、それぞれ呪文とクロスギアを扱うのか、はたまた別の戦術を解放するのか。詳細は不明なためまだ何とも言えませんが、両種族の新しいデッキが組めそうで楽しみになってきました。(個人的には今の赤白サムライに組み込める新規が来るかどうかが気になったり)
その2つ以外だとデーモン・コマンド軍が生き残り、暗躍を続けることが確定したのも見逃せません。これは漫画で大暴れしていた月軍が再びウィンと邪神たちの前に立ちはだかることになるのだろう、といった感じで漫画のストーリーとのリンクをまず考えてしまいますね。(実際漫画の最新話では月軍のメンバーが登場していますし、彼らの掘り下げもありそうなのが実に楽しみです)他にも連合軍はボウイたちD4の内3人の色。つまり亡きカイザの遺志を継ぎ、戦うことを決意した彼らの結束が表れているとも取れます。主役のアビス以外も胸熱な勢力が揃っているので、メタレド的注目度に関してはどの3色も同じくらい高くなってきました。
あとは王道篇の地続きということで、ドリーム・クリーチャーが続投することにも触れておきたいところ。満を持してボルシャックのドリームである《王闘竜皇 ボルシャック・ドラゴン》が登場し、ドリーム側も佳境に入っていることが意識出来ます。残るドリームはグレンモルトだけですが、他にもナイトメア・クリーチャーの枠が残っているのでそちらも継続して出すのでしょうね。ナイトメアにはどんな伝説のクリーチャーが選ばれるのか、こちらも結構楽しみにしています。今のうちにロマノフや零龍が来ると予想しておこう……
商品・プロモーション展開情報

続けて商品展開ですが、こちらは昨年とほぼ変わらない内容になっていました。まず税込み550円の「いきなりつよいデッキ」の新作2種は、やはりというべきかかなり豪華な内容。【黒単アビス】の「技の王道」と【アポロヌス・ドラゲリオン】の「力の王道」という、これまた実践的なデッキチョイスに仕上がっています。誰が呼んだか「『ダウナーお姉さんは遊びたい』対決セット」
それぞれ《漆黒の深淵 ジャシン帝》や《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》といった高額カードが複数枚積まれており、既存のプレイヤーにとっても泥酔もののお得なデッキになっているのが流石といったところです。昨年のいきつよデッキの評判が非常に良かったからなのか、こうして続投してくれたのは本当に嬉しいですね。この調子で新規勢にも既存ファンにも優しい、デュエマの間口を広げていってほしいと思います。

そしてとうとうチャンネル登録者数33万人を突破したYouTubeアニメ「ドラ娘」こと『ドラゴン娘になりたくないっ!』とモチーフとしたキャラプレミアムデッキ「ドラゴン娘になりたくないっ! Jack-Pot-Live!! in 桜龍高校」も発売決定。こちらは先日まで発注受け付けがされていた神アートシリーズの最新作のキャラがモチーフのデッキとのことです。
アニメで活躍中といってもこの生配信時点ではショート動画でしか出番がなかったのですが……のガールズバンドグループ「Jack-Pot」のメンバーたちがカード化されています。バンド名からして《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》を使った踏み倒しメインの可能性が高く、デッキのカードもコスト8以下のドラゴンが中心になることが予想出来ます。その他にも《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》のような強力カードも再録される予定なので、ドラゴンデッキのパーツ取りとしても重宝しそうですね。
このJack-Potに関してはまだ視聴者にもどういったキャラなのかわからない中、早くもデッキにして推し出す公式のプッシュ具合が凄まじいです。正直言うとアオハル組を差し置いて、まだよく知らない新キャラを先にカード化するのはちょっとモヤモヤしてしまいますね。とはいえ今後の展開次第ではアオハル組のカード化も高いですし、何より庵野水晶たちJack-Potにも気付くかもしれません。ひとまずは彼女たちの活躍を見守っていきたいと思います。

カード商品以外で注目したいのは、デュエマのサポートアプリの実装情報。遊戯王でいうところの遊戯王ニューロンに当たる、公式アプリがついにリリースされることに内心やっときたか!という喜びが湧いてきます。デッキレシピを自由に組めてシェア出来るほか、大会の情報を検索したりデッキのリストを提出可能と、思った以上に至れり尽くせりなアプリであることにも驚かずにはいられません。
他にも機能がいくつかあるようなので、より楽しみになってきますね。反面デュエマのデジタル関連にはいくつか不安が残るのでまだまだ安心は出来ませんが、それでも公式がこのようなアプリを出すこと自体が大きな快挙なのは確実。とりあえずリリースした直後はどのようなモノか様子見して、情報をある程度集めてからダウンロードしていこうかなと考えています。

とまぁ昨年好評だった部分を続投する姿勢には好感が持てる一方で、キャラプレミアムトレジャーの種類増加など首をかしげる追加要素が多かったのも忘れてはいけない話。中でも新弾から通常パックの値段がついに税込み200円となったのは地味に衝撃的な情報でした。*2150円だった初期のパックから、とうとう50円も上がってしまったという事実は昨今の情勢の影響を感じます。仕方ないとは思うものの、どうせ価格改定をするなら封入率の改善など嬉しい変更点も混ぜてほしかったですね。とはいえそれでも今の時代でこの値段を維持しているのも大変だということも、一応留意しておく所存です。
果たしてどうなる?原作・アニメ情報

最後は個人的にも重要な原作とアニメなどメディア展開の情報。テレビアニメシリーズが一旦終了して1年が経過した『デュエル・マスターズWIN』ですが、漫画の方は絶好調で毎回メチャクチャ面白いです。前号までのあらすじとしては《悪魔世界ワルドバロム》を降臨させたサバトとの決戦で追い詰められたウィンでしたが、邪神くんが新たな力に覚醒することで無事勝利を収めることが出来ました。中でも邪神くんの変化が大きなポイントとなっており、あの冷酷なジャシンがここまで変わったのかと思うと感銘を受けざるをえなかったですね。その分次号の邪神くんの変わりように少々引きましたが……*3詳しくは来月無料公開されるであろう最新話を読んでいただければと思います。
↑月軍登場からのカイザ退場までの出来事についての感想を書いているので、よろしければこちらも参照してください。
そして月刊コロコロコミック最新号にて別冊付録で掲載された最新話もこれまた大盛り上がりで面白かったですね。こちらは殺伐とした戦いから一転して、真っ当にデュエマを楽しむ平和な光景が広がっていました。デュエマの大会に出場しエンジョイするウィンたち、さらに初心者である新キャラ「若葉カオル」くんが少しずつデュエマにのめり込んでいく過程、どれをとってもカードゲーム作品として実にシンプルな“心地よさ”があったと思います。それだけにこの先彼らにどんな曇らせ展開があるのかと戦々恐々してしまっている件。こちらは現在発売中のコロコロを買えばすぐに読めるので、興味がある方は是非とも読んでほしいです。

さらに上のカード情報でも書いた通り、今度のデュエマは「ジャシンVSジャシン」がテーマになっているのが大きなポイント。サバトに体をバラバラにされ奪われたもののウィンへの想いから新形態へと覚醒したジャシン帝に、バラバラになったジャシン帝の体がそれぞれ個別に意志を以て反逆してくるとのこと。ワルドバロムすら一蹴するジャシンの最大の強敵はジャシン自身、ということで自分の体を倒して回収していく展開になりそうです。(多分ですが大先生は『どろろ』に影響を受けていますね。妖怪がたくさん出てくるのも好みでしょうし)
作者の松本大先生こと松本しげのぶ氏はこの展開について「このジャシン同士のバトルは以前から描きたかったもの」といった旨のコメントを残しています。闇文明使いが主人公という設定から始まったデュエマWINにおける、ダークな世界観の極みがこのジャシンVSジャシンになるのでしょう。ここ最近筆が乗りに乗っている大先生の手掛けるストーリーがより盛り上がること間違いなしと信じ、今年も大ファンとして全力で読んでいきたいと思います。

本誌デュエマ以外だと『Duel Masters LOST』の情報も大々的に発表されていました。中でも新章である『忘却の太陽』については何かと気になっています。シラハマやパパリン(斬札ガッツ)に関する記憶を思い出してきたウィンが、いよいよ自分の記憶に関する真相に迫っていきそうでワクワクしますね。(一方で生放送の直後に『月下の死神』アニメの一挙放送もあるなど、現在本誌の漫画以上に公式が推している印象があって複雑なところです)
またタイトルにある「太陽」とは誰を意味しているのかについても見逃せません。「本誌の方で完全に退場したカイザ説」「黒城に続いて初代主人公の勝舞説」「はたまた大物敵キャラとして初代ボス・ザキラ説」など、ファンの間でも意見が割れているので判断が難しいです。個人的にはカイザがWINの方に出ないならば、LOSTで成長した姿と共に復活してほしいと願っています。また生配信ではWIN本編にてLOSTに繋がる要素も出てくると報じられていたのが注目ポイント。クリスタとの関係など、両作品がついにリンクしていくかと思うと結構楽しみになってきます。

他にも『ドラゴン娘になりたくないっ!』はLOSTとは別ベクトルで気合いが入っています。上述のJack-Potのメンバーが盛大にフィーチャーされており、YouTubeアニメでもアニメでも最近彼女がメインのエピソードが連続配信される優遇っぷりです。加えて週刊コロコロコミックにてそんなドラ娘の漫画版が連載決定したのは地味に驚きの情報でした。同サイトで連載中のニャメロン氏の『ドラゴン娘のどこでもないゾーン』とは異なる、アニメ準拠の話になるのは興味深いですね。アーシュ含めたメンバーの漫画での活躍にも注目していきたいところ。
といった感じでメディア情報についてはやはりと言いますか、例年と比べて大きく様変わりしている印象を受けました。これに関してはメインであるWIN本編がアニメ終了と共に影が薄くなり、LOSTやドラ娘ばかりが話題になっていることにどうしても不満を覚えますね。公式からも露骨におざなりにされているように見えるので、本命である漫画デュエマをもっとフィーチャーしてほしいと思わずにはいられません。
具体的には週刊コロコロでの一挙無料公開などを定期的にやってほしいほか、個人的には漫画のストーリーをデュエチューブにて解説する動画を上げるなど、読んでいない層に積極的にアピールしていってほしいところ。(特に後者は動画内でチアリさん辺りに漫画の感想を熱く語ってくれたらいいなぁ~、と常々妄想しています)とはいえ上の2作品も忘れることなく、この多様なメディアミックスをバランスよく活かしてくれればデュエマはより最高に盛り上がると考えています。松本大先生の魅力的な作品もまたデュエマの大切な要素の1つだと思うので、何かしらの改善を望むばかりです。
最後に

↑最近買ったデュエマの超獣3Dフィギュアの(虚無顔)コッコ・ルピアが可愛すぎるドアップ写真。
というわけで長くなりましたが、王道Wの生配信に関する感想はこれにて終了。新規が入るこみやすい間口の増設や昔からのユーザー向けの施策など、昨年からより様々な方向に向けた取り組みが為されているのが伝わってきました。反面王道篇から続く問題点があまり解決されていないほか、商品・メディア展開においてもいくつかの課題が残っているなど首をかしげる点も少なくなかったです。楽しみな要素と同時に、不安も出てくる発表になったと感じています。
しかし今現在のデュエマは現代に合った形式に変わろうとしている真っ最中かもしれない、と個人的には考えています。より競技向けにシフトしていくデュエマのカジュアルな面を用意するにはどうすればいいか、少子化の社会で子どもたちだけでなくそれ以外の層にも目を向けてもらうにはどうすればいいのか。それらの問題に対して様々なことを試しながら前に進もうとしているように見えてきます。そうした模索の先に、現代のTCG業界に相応しいデュエマの“王道”が見つけられていくのかもしれません。所詮はそうあってほしいという個人の妄想に過ぎないかもしれませんが、どうせならその過程を見守っていきたいです。
そしてここまで読んでくれた方々に感謝を。僕は大会にそこまで出たこともないですし、漫画や背景ストーリーに関してもハッキリと詳しいと言える自信はありません。しかし小学生の頃から何かと触れてきたデュエマが大好きだという気持ちは本物だと、それだけは心の底から断言出来ます。その好きな気持ちを当ブログを読んでいる人たちに少しでも伝われば幸いと考え、今現在も様々な形でデュエマに関する感想などを不定期で投稿しています。これからもそんなメタレドをよろしくお願いします。
ではまた、次の機会に。