新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

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印象に残った2025年エイプリルフールまとめ

 

 

 4月1日が過ぎ、エイプリルフールも終了してはや数日。今年も各企業やコンテンツがここぞとばかりに悪ふざけをかまし、ファンが一喜一憂する楽しい一日が過ごせました。毎回毎回力の入れようがおかしくて面白いネタが満載で、見ているだけでも退屈しなかったです。そんなわけで今回もエイプリルフールネタの中で印象的なものを取り上げていこうかなと思います。

 

 

というわけで以下、今回のお品書きです。

 

 

 

 

 

 

 

英霊次元旅行開幕

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 毎年恒例のFGOのエイプリルフール限定のアプリゲームが今年もやってきました。今回のFate/Final Journeyはいわゆる「ヴァンサバ系」と呼ばれるゲームシステムで、通称にも使われている『Vampire Survivors(ヴァンパイアサバイバーズ)』をはじめとした見下ろし型の操作方式となっています。

 ヴァンサバはゲーマーには有名らしいのですが、僕個人はそこまで詳しくないのでネットの広告でたまに出てくる謎ゲームみたいなシステムだ!くらいの認識しかありませんでした。しかしいざやってみると結構楽しかったですね

 


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 ドンドン出てくる敵を迎え撃ってはレベルを上げていき、レベルアップするごとにスキルを手に入れたり強化していく直感的なシステムのおかげですぐのめり込むことが出来ました。一回のステージごとに時間がかかるものの、じっくり遊ぶ分には問題なかったと思います。(だからこそ毎回毎回なんで1日限定でしか遊べないんだ……となりますが)

 スキルも最終的にはメチャクチャ強力で派手なものに変化して周囲の敵を蹂躙出来るようになるので爽快感もそこそこ。ただあまりにも画面がうるさくなってしまって何が起きているのかわかり辛くなっていくのが難点でしょうか。上の画面とかスキルのエフェクトがデカすぎて、どこまでが自分たちのスキルでどこまでが敵の攻撃なのか、パッと見意味不明な光景になってしまっているので笑いが止まらなかったですね。

 

 


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 あと今回のストーリーではキリシュタリア率いるAチームと共に冒険することになったのが特徴的。虫歯菌みたいな服装になっているのは置いておいて、カドック以外は妙にノリノリだったのが腹筋に悪かったです。それでいて叶わなかった彼らとの旅が味わえてのは地味にエモいと感じたり……

 それに合わせて主人公以外にも、彼らAチームも選んで操作出来る仕様になっていたのが嬉しかったですね。(ヒナコ&蘭陵王でぐっさんパイセンを滅多打ちにすることが出来て腹筋にきましたねハイ)例によってトンチキな導入でしたが、こうして彼らと共に冒険出来たという思い出はかけがえのないものになった……かもしれません

 

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(あと上の画像は恒例の収集したサーヴァントをカメラに収める作業に挑戦したものの上手くいかなかった図

 

 

異世界でもびそくぜんしんっ!

 

 

 アズレンことアズールレーンのエイプリルフールは、テレビアニメ2期が決定した『びそくぜんしんっ!』の情報。ジャベリンたちが異世界にて大冒険するアズールレーン びそくてんせいっ!大幅にジャンルを変えるといったジョークをかましてきました。まず以前発売していた初期艦4人のRPG風着せ替えを、異世界モノとして活かしてきたことに脱帽しますね

 

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さらにこのびそくてんせいっ!はアニメPVまで制作されており、異様な気合の入りようだったので初見はかなり驚かされました。普通にびそくアニメのスタッフが作った映像っぽいので、実際に放送されそうな雰囲気まで醸し出しています。というか2期で実際に異世界転移して冒険するアニオリエピソードを挟むんじゃないか?といった邪推すらしてしまいますね。ともあれアズレンも毎回エイプリルフールで本気を出してくるのが何とも微笑ましいと思います。

 

 

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 加えて同日に配信されたゲームのイベントは恒例のブリたちがメイン。悪徳企業アカシコーポをぶっ潰すために戦うブリ三姉妹の活躍が拝めました。流れこそ唐突でカオスなものの「ここは俺に任せて先に行け!」的展開も挟んでくるので情緒がおかしくなってきます。とりあえずこの燃えればいいのか笑えばいいのかでちょっと迷ってしまう辺りが、アズレンらしさといったところでしょうか。

 

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 ところでこのイベントのクリア報酬である着せ替えでブリちゃんお前……こんなナイスバディだったんだな……と唖然となったり。

 

 

ニコル・ボーラス監督はウギンとドラ娘を区別しない

 

 

 毎回ネタをバラまいている割にエイプリルフールでは特に何もしないデュエマですが、今回はドラ娘こと『ドラゴン娘になりたくないっ!』が「マジック:ザ・ギャザリング」(以下「MtG」)とのコラボを果たしました。MtGのタルキール時空と繋がったことで、アーシュたちドラ娘生徒会が龍王たちのお世話を任される劇場アニメとしての発表となっています。思ったよりもそれっぽいポスタービジュアルも相まって、思わず面食らってしまいましたね

 

 

 小さくなったチビ龍王と生徒会の各コンビの絶妙さ、そしてウギンのドラ娘化というサプライズもあってかなり目を見張る良クロスオーバーとなっていました。僕はMtGに関してはそこまで明るくないのですが、チビ龍王とウギンちゃんの可愛さにノックアウトされて速攻で気に入りましたね。これだけで龍王たちのストーリーが気になってきます。

 あとはこの映画の制作陣ですが、これもまたネタ満載で……

  • 監督:ニコル・ボーラス(龍神)
  • シリーズ構成・脚本:ニコル・ボーラス(欺瞞の主)
  • 美術監督:ニコル・ボーラス(破滅の龍)
  • 音響監督:ニコル・ボーラス(王神)

驚異のボーラス様尽くし。アニメーション制作も「スタジオBOLAS」と最早ボーラス様だけで作っているようなものです。ワスカバジシステムじゃねえんだぞ!?というツッコミは置いておいて、デュエマでのコラボカードも有名なニコル・ボーラスだからこそ可能なエイプリルフールネタだったと思いますね。

 

ストマック社はアットホームで働き甲斐のある職場です

 

 

 現在放送中の『仮面ライダーガヴ』のエイプリルフールネタは、案の定ストマック社に関するものとして求人広告を載せてきました。最初こそ闇菓子を作っているような企業が堂々とこんなん掲載していいのか!?となりましたが、よくよく考えたらあの世界では闇菓子以外にも色々扱っているお菓子会社なので問題ないのかもしれません。この募集も、劇中に度々出てくるバイトグラニュートではなく普通の従業員を求めた仕様なのでしょう。(最もそこから闇菓子漬けにされて人間界に駆り出されるかもしれませんが……

 そして上のポストにある画像はグラニュートの言語なので何が書いてあるのか全くわかりませんが、リプライにてグラニュート語を解読してくれた人のおかげで色々判明したのも面白かったですね。その結果「簡単で楽しい仕事」「制服・交通費支給」「誇りを持てる仕事をしませんか?」と見事に求人広告らしい文言ばかり書かれている事実に笑ってしまいました。悪徳企業なのは間違いないものの、妙なところで身近に感じる部分を出してくるストマック社はある意味で味のある敵だと再認識した次第です。

 

 

ギアス、最強のクソアニメとの邂逅の時

 

 

 

 ラストは『コードギアス 反逆のルルーシュ』と『ポプテピピック』の謎コラボ。ジャンルも制作会社もまるで接点のない作品同士が、互いの絵柄を交換した限定キービジュアルを公開してきました。ポプテ風味のギアスは何とも緩くてクスっときますし、逆にギアス風味のポプテは凛々しくて意外と似合っているのが面白いところです。デザインも妙に凝っていますしこの両者のコラボならエイプリルフールじゃなくても本当にやりそうだな~、くらいには当日思っていましたが……

 

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 翌日本当にコラボすることが報じられました。初っ端からメタネタを盛大に皮肉っている掛け合い、1期13話で披露したCV櫻井孝宏さんのポプ子&CV福山潤さんのピピ美でいきなりこちらの腹筋を崩壊させてきたのがおかしかったです。(ピピ美の時の福山さんの演技ってほぼちびゴジラなんだよな……)

 その後もサンライズ改めバンダイナムコフィルムワークスに突撃し、ギアスのプロデューサーである谷口廣次朗氏相手に失礼な態度を取るポプ子とピピ美にやや苦笑。そこにルルーシュのギアスをかけられコラボ決定、という流れはなるほど絶妙だったと思います。個人的にもここまでやってくれるといっそ清々しさすら感じるので、このコラボに思わず顔をほころばせてしまいましたね

 

 

 毎年毎年、色んなネタが渋滞している4月1日。その中でも今年はその日限りの嘘かと思ったら、本当にやることが決定する流れが多かった気がします。(今回取り上げなかったものでは『小林さんちのメイドラゴン』の映画に小林幸子がマジに関わることが判明しましたね)こういった「嘘から出た実」は、コンテンツの宣伝としても効果的ということなのでしょう。個人的にもこうした「本気の悪ふざけ」から繋がるネタは大好きなので、これを純粋に楽しめる心の余裕を改めて持ち続けていきたいと心がけています

 

 

 ではまた、次の機会に。