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2025年春アニメ&特撮簡易感想 その11

 

 

 

 

 7月に放送予定の『ウルトラマンオメガ』にて、キャストを含めた新情報がいくつか解禁。主人公のオオキダ ソラト/ウルトラマンオメガのバディとなる地球人「ホシミ コウセイ」が発表され、彼がもう1人の主人公として活躍するであろう予想に早速胸が高まりました。人間に擬態したウルトラマンに色々教えつつ支え合う、そうした相棒の存在は否が応でも期待してしまいますね。前作『アーク』のユウマ&シュウとはまた異なる、バディの妙というものを味わってみたいものです。

 

 

 そしてコウセイが呼び出し操る「メテオカイジュウ」なる要素も判明。元々オメガのパートナーである怪獣たちとのことですが、それを地球人の主人公に操作させるというのは中々に画期的だと思います。『ウルトラセブン』から続くカプセル怪獣の系譜を受け継ぎつつ、変身する側と分けて活躍の機会を設けやすくするのは見事の一言です。『ブレーザー』のアースガロンといった近年のロボット戦力の需要も満たしていますし、ウルトラエッグを彷彿とさせる変形ギミックと合わせてこれはファンとしてもたまりません。

 ちなみに以前公開されたPVに出てきたレキネスは胸のカラータイマーからして明らかにオメガとの関係がある怪獣だよな~、と思っていたのでこの発表には度肝を抜かれた次第。今回初公開のトライガロンと合わせてヒロイックでメカメカしい部分もあるので、ウルトラマンオメガ共々動いて戦うシーンを早く見たいものです。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

LAZARUS ラザロ

第5話「PRETTY VACANT」

 ハプナの開発に関わっていたデルタ製薬を問い詰めるものの手掛かりなし……といったところで「ハプナの特効薬が完成した」という嘘情報を流してスキナーを誘い出す作戦に仰天。ここにきて一気に攻めの姿勢に移ったアクセルたちにワクワクしつつ、チームのハッカー「エレイナ」の活躍に手に汗握ることになりました。システムに侵入してきた「ポップコーンウィザード」とのハッキング対決は、これまでと比べてもどこに敵が潜んでいるのかわからないからこその緊張感に包まれていたと言えます。特に追い詰められても動じず、二重三重の罠を張って行動していたエレイナには舌を巻くばかり

 結局ポップコーンウィザードこと「リン」に逃げ切られてしまったものの、本人からの電話でやや友情らしきものが芽生えたようなオチが爽やかでしたね。スキナーについては例によって進展なしで終わった一方で、彼に協力しているであろう人物があぶり出せて物語が進展してきたと感じられるのもグッド。個人的にもリンのキャラはかなり強烈で気に入ったので、エレイナともう一度戦ってほしいところです。

 あとはデルタ製薬の「アーメッド」社長の変化もちょっとした注目ポイント。スキナーに騙されハプナを認可してしまった結果、今の惨状を前に眠れない日々を過ごしているのは素直に気の毒に感じました。それだけに見えない相手と戦っているアクセルに感化され、前向きになれた社長の姿にホッとさせられますね。彼が眠れるようになっただけでも、今回の作戦はやる意義があったと言えるかもしれません

 

 

ボールパークでつかまえて!

第6話「良い子」「宝物がいっぱい」「ブック破り」

 前半と中盤は売り子をはじめとしたビール販売スタッフがメイン。まずスポットが当たった後輩売り子「高橋サラ(たかはし・サラ)」の可愛がられっぷりが何とも微笑ましかったですね。ルリコたちに弄られたり大量の親族に頭を抱えたり大変そうですが、要所要所で愛されているのが伝わってくるのが素敵でした。サラ自身断れない性格の一方で優しさに溢れているので、ナレーションの「良い子である」にも大いに頷かされます

 続くスタッフルームの大掃除回は、様々な掘り出し物に一喜一憂して掃除が進まない展開に苦笑い。あまりにも身に覚えがある話なうえ、選手やスタッフの歴史を感じさせる物が数多く出てくるのが見ていて楽しかったですね。特におしとやかなイメージのある「こひなた」さんが、昔は金髪盛り髪のギャル売り子だった事実はかなり鮮烈でした。シンプルながらこういう「人に歴史あり」を見せてくれるエピソードは、各キャラの親しみやすさが増してかなり好みです

 そして後半のオールスターゲームでは再びサン四郎が主役に。モーターサンズが完全に舐められている状況に息苦しさを感じていたところで、ルリコの激励を受けマスコット同士の乱闘に勝利する展開にスカッとしました。台本通りではない行動で大迷惑をかけてしまったものの、サン四郎にもプライドがあることが読み取れる熱い場面だったと思います。それだけにますます着ぐるみの中身が気になってくるのですが……

 

 

ある魔女が死ぬまで

第6話「魔法のない夕暮れの空は

 笑い方といい仕草がドンドンオッサン染みてきたメグですが、嬉し涙集めで調子に乗り始めた様子に確かな危機感を覚えました。命がかかっているとはいえ、嬉し涙を流してくれそうな相手を狙って助ける姿勢は明らかに良くない流れに向かっていると直感で伝わりますね。ファウスト師匠が「魔法の仕様の禁止」を言い渡したのも、今のままではいつか行き詰ってしまうだろうメグを諫めるためのモノなのが読み取れます。

 その懸念は予想通り、助けた人たちの顔や何をしたのかすら覚えていなかったという事態になっていたので思わず顔を覆ってしまいました。話しかけてきた女性についてを探るシーンは面白かった(ゲームみたいなエフェクトに吹き出しましたね)ものの、メグが相手のことを見ていなかった証明になっているせいでいたたまれない気分になってきます。そしてメグ自身が打算まみれで、他人を涙を流すものとしか見ていなかったことに気付き落ち込むくだりに胸が痛くなってきました

 それだけに反省してからは些細な人助けにも全力を注ぐという、我々の知るズベリーになってくれて一安心。何より上述の打算で助けた人たちに励まされたり、助言を貰うシーンが素晴らしかったです。動機こそ不純だったものの、メグがしてきたことは確かに人々を助けていた事実に繋がる救いの流れは見ていてどこかほっこりさせられます。そして人々から認められることで、念願の二つ名を手に入れるのも最高でしたね。「ラピスの魔女」という二つ名は、なるほどラピスの街の人たちを救ってきたメグに相応しいと言えるでしょう。

 

 

ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ

第15話「ウルトラマンゼロTHE MOVIE 〜光を背負って〜」 

 4週に渡って放送された『ベリアル銀河帝国』も今回が最後。奥の手であるアークベリアルと化したベリアルを倒すために、ノアの力を得た一撃を放つまでの流れはいつ見ても胸熱でした。そこに至るまでに数多くの仲間たちが活躍しているシーンも詰め込まれており、終盤の怒涛の展開は見応え抜群の一言です。中でもジャンパードが“鋼鉄の武人ジャンボットに変形するシーンはかなり気合が入っており、今もなお個人的なお気に入りシーンだったりします。

 そんな彼らが「ウルティメイトフォースゼロ」を結成するまでの流れが語られたわけですが、昔話を教える過程でゼロとベリアロクの仲が良い感じに解れてきているのがこれまた面白かったです。こちらを前回までのあらすじ解説担当として扱いからかうゼロに、怒りながらもしっかり解説してくれるべリアロクに妙ないじらしさを覚えてキュンときましたね。さらにはベリアル繋がりでウルトラマンジードまでやってきて、ゼットたちそっちのけで話の輪が広がっている光景が何ともおかしくてたまらなかったです

 

 

 ウルトラマンオメガに関しては本日玩具情報も少しだけ公開されましたが、変身アイテムのオメガメテオの「ネックレスになるギミック」に注目しました。劇中でソラトがメテオを首にかけて、変身する時に外して使用するらしいのでこうした形になっているのでしょう。

 

toy.bandai.co.jp

 

 変身アイテムがなくとも首にかけるだけで単体でのなりきり遊びが出来るのは、これまたいいアイデアだと思いますね。メテオの結晶部分も綺麗なので、コレクションとして1つは確保しておきたくなってきました

 

 

 ではまた、次の機会に。