#スパイダーマン 実写ドラマ「スパイダー・ノワール」初ビジュアル公開!主演はニコラス・ケイジ#スパイダーノワール #SpiderNoir #ニコラスケイジhttps://t.co/8ZR329GTzs
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2025年5月13日
ソニーとAmazonPrimeVideoによるオリジナルドラマシリーズ『スパイダー・ノワール』のビジュアルが先日公開。スパイダーマンの1人として『スパイダーバース』で一躍有名になった白黒のスパイダーマンであり、あちらと同じくニコラス・ケイジさんが演じるということで以前から期待していました。とうとう本格的な実写版ノワールの姿を見ることが出来て、個人的にもテンションが上がった次第です。
↑初報時の感想については上の記事を参照。
さてそんな実写スパイダーノワールの見た目ですが、アニメや原作コミックとほぼ同じビジュアルに少々感動させられるものがありますね。黒いスーツに帽子をかぶった姿が一周回ってクールに見えますし、1930年代を舞台とした世界観においてはある意味で似合っていると言えるでしょう。
さらに本作はモノクロ版とカラー版の2種類を同時に配信するとのこと。レトロな雰囲気を味わいたいなら前者、見やすさを求めるなら後者と自由に分けられるのでこれは嬉しい配慮です。配信は来年予定とまだまだ先ですが、気長に待っていたいと思います。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
LAZARUS ラザロ
第6話「HEAVEN IS A PLACE ON EARTH」
かつてスキナーが訪れたというコミューンに潜入することとなった今回。若かりし頃のスキナーが開発したAIを崇拝する独特な新興宗教に潜り込む中で、エレイナがこのコミューン出身だという話にギョッとしました。機械から断絶された空間で生まれ育ったが故に、外の世界とのズレを感じ飛び出したと思われる話に自然と彼女の背景が思い浮かんできます。母親の件など様々な苦悩を抱えていそうなだけに、ラザロの心地よさを得られているのはエレイナにとって幸福なのかもしれません。(ただエレイナが如何にしてコミューンを抜け出してハッカーになったのか、肝心なところは全く語られていないのが残念なところ)
他にもエレイナの親友である「ハンナ」が外への憧れなどから協力してくれるなどイカした展開も多かったのですが、それ以上に目に留まったのがコミューンが信仰しているAI「ナーガ」について。スキナーの人格に支配欲と承認欲求をインプットしたという情報で、もう既に嫌な予感しかしなかったですね。信者たちにとっての「神」になるよう指示を受けたと言っていたものの、自分が神足りえていたかどうかを他人であるアクセルに尋ねるシーンに哀れなものを覚えます。人を支配する一方で人に認めてほしかった矛盾を抱えていただけに、アクセルから「ただのイカれた機械」と評されるのもまぁ当然と言えるでしょう。
ボールパークでつかまえて!
第7話「99回のムダ」「同じ釜の飯」「変身っ!!」
色んな事に一喜一憂するルリコちゃんは可愛いなぁ!と笑いつつも癒された前半&後半。モーターサンズの桐谷監督のインタビュー記事に感化されるわ、自分が記事に載ったら自慢しまくるわ彼女の良い意味でミーハーなところが出ていたと思います。恒例の挨拶が役に立って内心感極まることもあれば、いつものお兄さんに無自覚なアピールを仕掛けてくる小悪魔要素も兼ね備えている……様々な登場人物が出てきましたが、ルリコはその中でも群を抜いて濃いキャラだと改めて感じましたね。(でも「ハブはないっスね~」→「Have a nice day!」は相当無理があると思うぞルリコちゃん!)
そして中盤はとある選手の悩みから描かれることに。モーターサンズの「一宮わたる(いちのみや・わたる)」が自分の実力の無さを嘆き、活躍している同期と比べて落ち込む様子はどこか切ないものがありました。しかし「俺の味方っているのかな?」とまで考え始めたところに、選手食堂の女性の励ましとわざわざ作ってくれたあんかけ唐揚げで少しだけ前向きになれる展開に胸が暖かくなりましたね。その後チームから頼りにされている描写も挟まれ「孤独だと感じても実は誰かと繋がっている」といった優しいメッセージが読み取れる話に心が洗われるようです。
ある魔女が死ぬまで
第7話「言の葉と災厄と式典と」
20年に一度開催される「魔法式典」に出席することになったメグ。その結果さらなる七賢人と出会っては交流を重ねていく展開が目に留まりました。何と言っても行く先で共に行動することになったわがままロリの正体、「言の葉の魔女」こと「クロエ」とのやり取りが面白かったですね。互いに歯に衣着せぬ言動でぶつかり合うものの、意外と気が合う関係にどこか微笑ましいものを覚えます。さらにクロエ本人に関しては魔法が使えない半分精霊の存在、という極めて特殊な事情を抱えているのが興味深いところ。そんな出自の彼女ともすぐに仲良くなれるのは流石はズベリーといったところでしょうか。
そして「災厄の魔女」こと「エルドラ」が如何にも危険な雰囲気を漂わせていたのが印象的。初対面のメグの呪いを見抜き、彼女を何かしら魅了していたと思われる行動に少々鳥肌が立ちました。かつて大きな戦争を終わらせた経歴からも恐ろしい人物としてのイメージがこれでもかと強調されているものの、ここまでくると彼女の本心に裏がありそうな気がしてきますね。カメラや写真に自分の姿を残さなかったのも、エルドラなりに何かを抱えているからなのかもしれません。呪いに精通している話もあって、今後重要なポジションで登場することも予想出来て気になるばかりです。
ウルトラマン ニュージェネレーション スターズ
第16話「どんな繋がりでも......」
前回ラストに登場したジードに因み、彼自身の言葉で『ウルトラマンジード』のあらすじを大まかに説明することに。ベリアル復活のための人造の存在として生まれながらも、自分の運命を切り拓いてきたジードの話は何度聞いても胸にくるものがありますね。同時に父・ベリアルと向き合ったことで彼を理解し、受け止めたこともしっかりと描かれていたのが素晴らしかったです。善悪関係なくこの親子関係に納得のいく答えを出せたジードを、ベリアロクが「一人前の戦士の面構え」と認めるシーンにも大いに頷かされました。
さらにジード本編にてゼロが一体化していた人間・伊賀栗レイトについても触れてくれたのが嬉しいポイント。情けないところもあるものの、妻子や他の誰かのために奮起出来る“普通”ながらの強い人物として紹介してくれたのも良かったです。何よりゼロがゼロビヨンドになった時などを嬉々として語る様子からは、彼にとってもレイトは忘れられない相棒であることが伝わってきてほっこりします。レイトさんや娘のマユちゃんの現在についても若干言及されていましたし、本編を見ているほどニヤリとくるやり取りが多めでしたね。
トランスフォーマー ワイルドキング
第5話「大事なものを守る勇気」
前回襲い掛かってきたスピリチュアンと何故か共に行動している動物族の「イグナイトレオ」。この2体のコンビネーションを打破するため、怯えていたハイドロファントが立ち上がる展開にグッときました。展開の早さなどベタなところもありますが、それがかえって胸熱とも取れるストレートさが素敵ですね。ワイルドッキング形態も「サンダーアクアオプティマス」とドンドンゴテゴテカッコよくなっていくので見ていてワクワクさせられます。
そして意外だったのがイグナイトレオとスピリチュアンが共にエレメンタルシールドを守ろうとしていた点。前者は裏切りものかと思いきや冷静でしたし、後者に関しては恐竜族も一枚岩ではないことが伺えます。そのためそのまま味方になりそうだったスピリチュアンが空から降ってきた光線を受けて、メガトロンの軍門に下ってしまうラストはショッキングでしたね。突然横にビュン!と飛んでいくのがシュールすぎてて吹き出しましたが……しかしこの光線を撃ってきた存在といい、やはり本作には裏で糸を引いている黒幕が潜んでいるであろうことも察せられました。
(あと余談ですが、今回のバトルで「炎のエレメントは水のエレメントに弱い」といった相性が出てきたのが興味深かったです。属性の要素の辺りから予想はしていたものの、感覚で相性がわかりやすいところはまさに日本の作品といったところです)
スパイダーバースの続編なども控えているものの、そちらに関しては進展が少ないスパイダーマン関連。ソニーの映画シリーズも滞ってしまいましたし、今後新作が無事見られるかどうかで少々不安になってきます。ただトム・ホランドさん主演の映画新作のタイトルも発表され、ディズニープラスでは独占アニメシリーズも配信され何だかんだで途切れずに続いているのは流石といったところです。これからも様々なスパイダーマンを楽しみつつ、今後の展開に期待を持っていきたいですね。
ではまた、次の機会に。
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