《お知らせ》
— デュエル・マスターズ公式アカウント (@t2duema) 2025年6月13日
本日から7月19日(土)発売の
DM25-EX1 愛感謝祭 ヒロインBEST
が予約開始となります。
お取扱いのない店舗様・予約を実施していない店舗様もございますので、事前に各店舗様にご確認をお願いいたします。#デュエマ pic.twitter.com/3fE5qcL3bA
先日13日にデュエル・マスターズの新商品「愛(ラブ)感謝祭 ヒロインBEST」の予約が開始。毎年恒例となった「○○BEST」の名称を持つ、特定の種族の強化をコンセプトとした特殊パックです。その中でも今年のシリーズは何と、デュエマの漫画・アニメで活躍してきたヒロインたちにスポットを当てているのが最大の特徴。初期から作品を追っているファンとしては、原作キャラをしっかり大きく取り扱ってくれるのは非常に嬉しいですね。今回選ばれた5人のヒロインについても……
- 勝舞編(『デュエル・マスターズ』~『デュエル・マスターズ SX』)より「黄昏ミミ(たそがれ・ミミ)」
- 勝太編(『デュエル・マスターズ V』~『デュエル・マスターズ VS』)より「滝川るる(たきがわ・るる)」
- ジョー編(『デュエル・マスターズ(新)』~『デュエル・マスターズ キング』)より「うららかもも」
- ウィン編(『デュエル・マスターズ WIN』~)より「本能寺カレン(ほんのうじ・カレン)」*1
- LOSTシリーズ(『Duel Masters LOST ~追憶の水晶~』~)より「香取ニイカ(かとり・ニイカ)」
といった作中特に目立っているメインヒロインたちが揃っています。(原作ファンとしてはエスメラルダとかルナとかハコちゃんとかクリスタとかは?とも思ってしまいますが、さすがに全ヒロインを網羅出来るわけではないので仕方ないと受け入れています)そして彼女らがそれぞれ描かれた新規カードも月刊コロコロコミック最新号にて公開されているため、カードテキストを拝見した後だとどんなデッキが出来上がるのかと今から楽しみになってきます。
さらに松本大先生こと松本しげのぶ氏の描き下ろしイラストも公開されており、このパックの気合いの入りようが伺えます。昨今のデュエマは『ドラ娘』などが目立ってきていますが、そもそもの根っこにある松本氏が手掛ける原作デュエマをしっかり取り扱ってくれていることに喜びを覚えますね。原作デュエマのキャラクターも非常に魅力的なので、このパックをきっかけに作品そのものに触れていく人が増えていくことを期待したいです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター メガボルテージ
第99話「飛べないオリオと」
カーナの元で働いていたオリオとの再会は、長らく触れられてこなかった亡き仲間への複雑な想いを感じ取る展開に……行方不明になったフリードのことを引きずりながら、進むことも戻ることも出来ずにいるオリオの姿は見ていて辛かったです。飛ばすつもりのないブレイブアサギ号を整備し続けている事実も、彼女のどっちつかずな逃避が感じられますね。前回のマードックとはまた別べクトルで、諦めてしまった大人の構図に胸が締め付けられるばかりです。
そんなオリオに対し、「フリードがいないだなんて思えない」と返すリコに思わず見入りました。フリードの生存を信じているという意味合いも込められていそうですが、何より彼の意志を継いでいる点に感動させられます。声を震わせながら毅然と想いを口にしている様子からも、悲しみをこらえ前に進もうとしているのが伝わってきますね。大切な人を失った事実をどう受け止めるのか、大人と子ども違いにそれぞれ共感を覚えた次第です。
本筋とは別に、カーラの工場でストロングスフィアのガワが造られていたと判明する終盤には驚きましたね。序盤から何かしら匂わせはありましたが、ここまで直球に来るとかえって面食らってしまいます。今回の件はカーラがハッキリと断っていたので安心なものの、他にも知らず知らずのうちに悪事の片棒を担がされている人がいると考えるとゾッとするばかりです。
WIND BREAKER(ウィンド ブレイカー)(2期)
第24話「嵐のあと」
硯たちのケンカの幕が降りたものの、突如として現れた「棪堂哉真斗(えんどう・やまと)」に激震が走った今回。前回ラストの時点でただ者ではないことが伝わってきましたが、元風鈴の生徒という肩書きでより彼の重要性が読み取れました。実力に関しても複数人をまとめて相手取るなど、これまで出てきた敵キャラの中でもひと際底が知れないと感じましたね。それでいて気分の問題で見逃す辺りは掴みどころのなく、その性格がわかりやすく彼の危険性を表現していたと思います。
そんな棪堂の言葉に動揺する桜の姿も印象的。恐らくは大勢に囲まれるよりも、孤独なままの方が強い人種だと感じ取ったのでしょうか。キールなどをぶつけていたのも彼を見出すためといった背景がありそうですね。闇落ちフラグのようにも見えるのでハラハラするものの、あくまでボウフウリンとしての誇りを持っている桜も描かれていたのでひとまずは安心したいところです。
(緊張感走る本筋以外では、硯がようやくゲームを楽しめたシーンに思わずウルっときました。目が綺麗になってからはいちいちいじらしくて、彼にときめいてしまいそうですよえぇ)
薬屋のひとりごと(2期)
第46話「禁軍」
逆賊を討つためいざ出陣!ということで、壬氏がとうとう本来の身分で戦う様子が描かれました。甲冑を身に纏い羅漢の力を借りるなど徹底しており、宦官ではなく東宮としての覚悟を決めたのが伝わってきましたね。それでいて無抵抗の相手は捕縛で済ませるなど、血を流したくない平和主義者な一面も相変わらず見られたので少々ホッとさせられます。(他にも猫猫の願いを聞き、響迂たちの遺体埋葬に関して気を利かせてくれる李白が最高にイケメンで惚れ惚れします)
一方で子翠をはじめとした子の一族の歪みが今回改めて感じられました。中でも子晶が先帝から多くを託されていた事実に、やや複雑な気分になってきます。先帝のために頑張っていたんでしょうけど、神美に好き勝手やらせて口出しも出来なかったとか情けなさすぎる……それだけに翠苓を助けるために、全てのケジメを付けようとする子翠に胸打たれずにはいられません。猫猫の制止すら振り切ってしまう本気具合なだけに、彼女の安否の行方を既に悟ってしまいますね。
それはそれとして、猫猫がついに東宮としての壬氏と対面した時の反応に吹き出してしまいました。何てことのない態度からして、頭では彼の正体に気が付いていたのは明白。猫猫にしてはこの件に関してやたら察しが悪いとは思っていましたが、やはり頭では理解していたけど見て見ぬふりをしていたのでしょうね。それだけに今度こそ逃れられない事実を前にして、猫猫がどう彼と向き合うのか楽しみです。
謎解きはディナーのあとで
第11話「花嫁は密室の中でございます」
前回に引き続き麗子の令嬢としての付き合いの中で起きた事件が発生。後輩女子の結婚披露宴に参加した結果、刑事としてではなく目撃者として事件に関わることになる展開には膝を打ちました。風祭警部が来なかったのは安心でしたが、代わりに彼のフォロワーとも言える刑事のノリにイラつくのが面白かったですね。(かくいう僕もこの刑事の風祭リスペクトっぷりにやや辟易してしまったのですが)容疑者としても疑われるなど、ご令嬢としての立場ならではの追い詰められ方に戸惑う麗子の姿は実に新鮮でした。
そして花嫁を後ろから刺した犯人の切ない殺意はもちろんのこと、彼女を庇う年配執事の献身ぶりが印象に残りました。罪の重さに耐えきれなくなった彼女に対し、「私も後を追います」とばかりに応えられる覚悟には舌を巻くばかり。麗子&影山とは正反対の主従関係ですが、良い悪い関係なくこれもまた1つの主従の形なのでしょう。そして麗子の身の危険を守るつもりは無さそうな影山も、いざとなったら必死に彼女を庇うんだろうなぁ~、などといった妄想が湧いてくるシチュエーションにニヤニヤが止まらなかったです。
mono
第10話「試験に出る長野・富山の旅 第3夜」
3話に渡って繰り広げられた取材旅行もいよいよ大詰め。またもや「水曜どうでしょう」のパロディから始まり、グルメありオカルトありと本作らしい旅路が描かれました。初っ端から御神木の霊らしき展開に入った時はまたか!と思いましたが、戸隠神社でのそば打ち体験は至って普通で安心しましたね。ついつい太く切ってしまったくだりなど、リアルで体験したことのある身としてはさつきたちのはしゃぎように親近感が湧いてきます。
後半は忍者の里由来で忍者屋敷に突入。仕掛け満載の道に悪戦苦闘しながらも、これまた楽しそうに突破していく様子に癒されました。作画に関しても崩れているようでしっかりとした絵が、凄まじい動きを披露するので見応え抜群でした。この気合いの入りようのおかげか、今回はだいぶ没入感があったと感じています。(しかし撮影禁止の場所をアニメで描写してよかったのだろうか……?)
そうして夏休みも終わりに向かっていく様子は、一転してもの寂しいものに。春乃さんのような仕事ぶりから「大人になっても宿題みたいなものから逃れられない」など、どこか頷かされるくだりが多かったです。その後の華子退職の話は仰天ものでしたが、基本は心地の良い余韻に浸れて気持ち良かったですね。
カードの展開など何だかんだで順調なデュエマですが、今のところ気になっている点として「デュエマLOSTの今後」についてが残っています。3月に第3章のタイトルが発表されたきりで、漫画連載やアニメ化情報に一切進展がないのが何とももどかしいです。最近の公式生配信ですら触れられていないので、本当に進んでいるのかすら疑ってしまいそうになってきます。
ただまぁデュエマが松本大先生ありきのコンテンツである以上、大先生の体調や仕事量によって左右されるのはわかります。本誌とカード以外にも『ウルトラマン:アロング・ケイム・ア・スパイダーマン』や『バトルミー!』の原作も担当しているため、大先生が忙しいのは明白。それでも何も音沙汰がないのは寂しいので、LOST自体がどうなったのかだけでも発表してほしいですね。
ではまた、次の機会に。
*1:余談だがカレンの苗字である「本能寺」が明かされたのはこのパック情報が初めてだったりする。
