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— アニメ『ケロロ軍曹』公式 (@keroro_anime) 2025年7月3日
#ケロロ軍曹 劇場版最新作
2026年夏、公開決定!
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── 超特報映像解禁! ──
2026年夏に『ケロロ軍曹』が帰ってくる🐸
原作:#吉崎観音
脚本・総監督:#福田雄一
監督:追崎史敏
キャラクターデザイン:小池智史… pic.twitter.com/SJlOfVuYOV
かつてゼロ年代に少年たちの心を掴んだ人気キャラ『ケロロ軍曹』の新作劇場版の公開が決定。昨年から新作アニメーション制作の話は聞いていましたが、まさかまさかの劇場アニメというのは結構意外でした。初報から長いこと音沙汰なしだったのも、映画のための準備に専念していたからだと考えると納得がいきますね。
↑アニメ新プロジェクト発表の際の所感については上の記事を参照。
さて映画の内容に関しては現時点で情報が一切ないので判断がつきませんが、とりあえず上のポストの映像を見るだけで懐かしさを覚えた次第です。軍曹が昔と変わらないノリと声でいてくれるだけでも嬉しいですし、当人がアニメを作っているような絵面にもクスっときます。福田雄一氏というクセの強い人を監督として据えており(氏にとっては初のアニメ作品なのだとか)期待と不安が同時に湧いてきますが、これを見る限りは割と良さげに見えますね。続報でさらに我々の知るケロロを見せてほしいものです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター メガボルテージ
第102話「遺跡で出逢った騎士(ナイト)」
前回のロイVSネモに続いて、まさかのドットVSボタンから始まった今回。ボタンは原作ゲーム同様ブイズを繰り出してきたものの、ニンフィアのメロメロボディでウェルカモをメロメロ状態にする戦法でいきなり優位に立ってきたので驚きました。5分くらいで決着したものの、ドットに勝利してみせたのも意外でしたね。バトルが苦手なイメージがありそうなボタンですが、彼女もまたこの1年で進歩していることが描かれていたと思います。(バトル終了後にゲームでもお馴染み「おつかれさまでスター」が出たのもここすきポイント)
そしてメインであるラクリウムサイン捜索では、57話以来となるカルボウの再登場が最大の見どころ。暴走したスコヴィランから他のポケモンたちを守るイケメンぶりに感動しつつ、パゴゴの上に乗って颯爽と駆けつける絵面に小さいながらも騎士の風貌を見ました。リコの手持ちに加わる時も、彼女を守る立場として跪いてみせるなど所作も完璧なので見ているだけで惚れ惚れさせられます。リコの後ろのマスカーニャが如何にも不機嫌そうですが見て見ぬふりをしましょう。以前から視聴者の間で妄想されていた「リコとグレンアルマの組み合わせ」が現実味を帯びていたことに驚きながらも、カルボウの勇ましさが心地よく映りましたね。
薬屋のひとりごと(2期)
第48話(最終話)「はじまり」
楼蘭の退場によって幕を閉じた子の一族の騒動も無事集結。子どもたちが蘇りの薬で息を吹き返したことに意表を突かれ、劇中の翠苓のように感極まってしまいましたね。(響迂が生き残ってくれたのが何より嬉しい……)それでも猫猫は花街に戻るなどこれまで通りとは言えない形で平穏が戻ってきて、一抹の寂しさも抱いてしまいます。特に小蘭の手紙は、猫猫の心を震わせるに相応しいものだったのが伝わってきました。当人は友情の概念を理解出来ていないようでしたが、間違いなく彼女らに“ソレ”はあったのでしょう。
他にも久々となる猫猫と壬氏のやり取りにニヤリときました。壬氏の顔の傷を前にして、彼の本質についてを説く猫猫の話は何とも興味深かったです。本来の身分など色々ありましたが、猫猫が誰よりも壬氏という1人の人間を見ていたということなのでしょうね。それ故壬氏が猫猫に惹かれるのも理解出来るのですが…………流石に盛りすぎてて若干ドン引きしてしまいました。まぁ2回とも迫って2回ともヤレずじまいになってしまう様子が、まさにこの2人の絶妙な関係性を表わしていると言えます。
そしてCパートでは子翠の登場に思わず涙。何となく生存の可能性を考えていたものの、思った以上に元気そうな姿に安堵せずにはいられなかったです。一方で彼女が「玉藻」を名乗っていたのが少々気がかりですね。かの傾国の魔女と同じ名前な辺り海の向こう、即ち日本に行くのではないか?といった想像が止まらない最終回となりました。
総評
1期から地続きなだけあって、作品の空気感や面白さが健在だった薬屋第2期。今回は全体を通して「解答編」とも言える趣きで、1期の時点で解決されなかった謎にも触れていく内容が魅力となっていました。序盤の事件の多くが1つの思惑に繋がっていて、点と点が線になっていく緻密さには舌を巻くばかり。1期の事件をほぼ忘れかけていたので思い出すのに苦労しました(1期の各シーンをちょろっと見返したりとか)が、その分数々の伏線回収を堪能出来て非常に楽しかったですね。
そして猫猫と壬氏の関係も、これまた1期から続いたものに一応の決着を付けていたのがグッド。壬氏の正体に関しては割と前から大体答えが提示されていたので驚きはしなかったものの、彼についてを不自然に避ける猫猫に答えが得られたので満足度も高かったです。(あの猫猫が壬氏に関してだけは不自然に勘が鈍くなる件について、まぁ予想通りだったという印象)恋愛ものとしても実に奇妙で愉快な関係を保っており、最後までそれを見せてくれたのは個人的にも嬉しい限りでした。
(そして続編制作が決定したとのことですが、ここまで綺麗に終わったのにこれ以上何をやるのか非常に気になるところ。どうせなら子翠の行方とかやってほしいかもしれません)
ブスに花束を。
第1話「喪女とリア充」
冴えない女子とイケメン男子の恋愛にならないタイプの日常ラブコメディが開幕。まず主人公「田端花(たばた・はな)」が自分をブスだと自虐に走る中で、クラスメイトの「上野陽介(うえの・ようすけ)」の親切を受けてネガティブ妄想に走らせる光景に笑ってしまいました。というか花があまりにも卑屈すぎて、陽介の好意全てに裏があるのか!?と考えてしまうのははたから見るとかなり滑稽でしたね。何より陽介に限らず現状メインキャラがみんな優しそうな人物ばかりなだけに、花の1人相撲がより面白おかしく映っていたと言えます。
その一方でサボりに利用されるなど、本当の悪意には鈍感なのが彼女に関する危機感を覚えました。オタク的思考に共感性羞恥を感じさせるキャラクターでありながら、それにしても自分のことを卑下しすぎな気がしてなりません。今のところ花のことを「ブス」と指摘しているのは当人だけですし、その自己評価の低さに何があるのかが気がかりといったところです。(過去にいじめられていたとか悲痛な背景がありそうなので今から身構えておこうかな~、などと思ったり)
ばっどがーる
第1話「今日からばっどがーる♡」「悪い子になりたい♡」「首輪と犬耳」
きらら作品のアニメ化新作として早速視聴したところ、憧れの先輩の気を引くために、全力で不良になってやる!!とかいう主人公のロクでもない決意に笑いが止まりませんでした。自分でもわかっているほど良い子な「優谷優(ゆうたに・ゆう)」のワルの思考があまりにも空回りしているので、可愛らしいビジュアルも相まって非常に微笑ましかったです。『SAND LAND』のベルゼといい今季の自称ワルの健全さが目に染みる……おかげで百合の波動を感じさせつつ、小動物的な優を愛でるタイプの作品だということを早い段階で理解することが出来ました。
そんな彼女を取り巻くメインキャラがこれまた濃かったのも印象的。中でも優が崇拝するレベルの風紀委員長「水鳥亜鳥(みずとり・あとり)」ですが、小悪魔的優等生と見せかけて優をペット扱いしている事実にドン引きしてしまいました。(犬耳と首輪を持っているのはナチュラルに怖い)周囲をからかうノリの良さといい、案外本作屈指のヤバいワルは彼女かもしれませんね。そして優の幼馴染「涼風涼(すずかぜ・すず)」に関しては、現状不憫なツンデレ枠といったイメージを受けました。優にも亜鳥先輩にも振り回されており、嫉妬深いところもかえって切なくなってくるレベルで愛でたくなってきます。
ケロロ軍曹で忘れてはいけないのが『ガンダム』シリーズの要素。軍曹が大のガンプラ好きで原作・アニメともにちょくちょく制作シーンが挟まれていることでも有名です。特にこれまでの劇場版では度々ガンプラが活躍する機会があったので、ある意味最もガンダムパロディと縁深い作品と言えるかもしれません。(中でも映画3作目で見えなくなった仲間と一緒にRX-78-2を作るシーンがやたら印象残っています)
そして今度の新劇場版において、ガンダムのネタがどれだけ仕込まれているのか気になるところ。最近完結したばかりの『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』は難しそうですが、『水星の魔女』や『ガンダムSEED FREEDOM』辺りのネタは用意していてもおかしくありませんね。ケロロなら尖ったパロディもやるでしょうし、どうせなら「~~とガンダムが言っている」など、セリフだけでもジークアクスを入れていてもいいんですよ?などと思ってしまったり。
ではまた、次の機会に。
