新・メタレドの楽しんだもん勝ち!

様々な作品について語ったり語らなかったりするサイト

2025年夏アニメ簡易感想 その3

 

 

 

 20周年を迎えた『牙狼<GARO>』シリーズの最新作として10月に公開予定の映画『牙狼<GARO> TAIGA』。初代主人公・鋼牙の父である冴島大河の若かりし頃を描くことが報じられてる本作ですが、ついに出演キャストの情報が先日解禁されました。上のポストの動画からも確認出来ますが、「Where there is light,shadows lurk and fear reigns.(光あるところに、漆黒の闇ありき)」という鋼牙編お馴染みのナレーションがいきなり挿入される演出から既にファン感激の予告となっています

 

 

 さてそんな特報映像で最も注目すべきは主役である大河のキャストについて。本作の主演を務める北田祥一郎さんは個人的にも初めて名前を聞いた人ですが、一目見ただけで「大河だ……!」という不思議な納得を味わいました。テレビシリーズで大河を演じた故・渡辺裕之さんを思わせる風貌だけでなく、鋼牙役の小西遼生さんの面影すら感じられます。彼が青年時代の大河を演じるのも相応しいと感じるほど、絶妙なビジュアルに唸るほかありません。似ている子役を見つけることに定評のある牙狼スタッフとして以前から期待していましたが、予想以上にピッタリなキャスティングと言えるでしょう。

 それでいて北田さんの優し気な雰囲気は、毅然とした大河のイメージとはまた異なっているのが面白いところ。上の登場人物紹介でも他者への思いやりに溢れていることが触れられていますし、映画では我々の知らない大河を描いてくれそうな予感がしますね。果たして青年時代の大河はどんな魔戒騎士なのか、そこから如何にして鋼牙の厳しくも優しい父親になっていくのか。本作はそうした人物描写にも注目していきたいです。(下に続く

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと

第1話「同期が来たりて無茶を言う」

 如何にもなハイファンタジーの雰囲気に誘われて視聴した結果、主人公「モニカ・エヴァレット」のコミュ障ぼっちぶりにクスっときてしまったり。無詠唱魔術を編み出した天才「沈黙の魔女」という非常にカッコいい肩書きを持ちながら、実態は極度のあがり症故人前で詠唱出来ないだけなのが笑いを誘いました。そのために無詠唱を開発するという努力の方向音痴という言葉が何よりも似合う話ですが、その結果最高位の魔術師に選ばれてしまったのは何とも皮肉ですね

 そんなモニカが国王の第二王子護衛を担当することになる不憫さもおかしかったのですが、ラストの竜を撃退するシーンで一気に印象が変わることに。詠唱することが大前提とされる劇中世界で、無詠唱のままとんでもない規模の魔術を行使する絵面のインパクトは凄まじかったです。そのため彼女が異様に尊敬されたり、無茶ぶりを去れるのもまぁ仕方ないかもしれないという結論に達しましたね。同期の「ルイス・ミラー」に詰められるシーンなどは可哀想でしたが、そんな不憫さもまたこの主人公の見どころだと捉え楽しみにしておきたいところです。

(余談ですが本作の「七賢人」といった設定が前季の『ある魔女が死ぬまで』とそっくりで思わず色々調べてしまいました。作者も何もかも異なる作品同士でこうしたワードが被るというのも面白い話ですね

 

 

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない

第1話「思春期は終わらない」

 鴨志田一氏原作の『青春ブタ野郎』シリーズの新作アニメがいよいよスタート。3度の劇場映画化を経て、約7年ぶりにテレビアニメとして帰ってきたことに感慨深いものを覚えます。内容も咲太が大学生に進学しており、作品内の時間の経過を感じさせる始まりとなりました。かつての面々との付き合いが減ったり、大学からの新キャラたちとの交流を深めるなど関係性が大きく変化しているのでどこか新鮮に感じますね。(個人的にはのどかが咲太と同じ大学に進学したことで、彼との絡みなど出番が急増しているのがここすきポイント)

 1話の内容としてはのどかと同じく大学進学した広川卯月がメインになる模様。以前からグイグイくる性格故新しいグループを作るのは苦手そうだと思っていましたが、女子友達とのやり取りが案の定過ぎて少々胸が痛みました卯月と別れた後の女子グループの態度の違いが妙に生々しい……!そんな彼女が後半突然大人しくなったのもあって、明らかに異常なことが起きているのもわかりやすかったです。これまで空気が読めなかったはずの少女の変化は、じわじわとくる毒のような不気味さに繋がっていたと思います。

 他には咲太が飲み会で知り合った「美東美織(みとう・みおり)」が印象的。スマホを持っていない点をはじめとして咲太との噛み合いの良さが伝わってくる女性ですが、そんな彼女が「思春期の範囲」について語っていたのが興味深かったです。物語のカギである思春期症候群が出てくる以上避けられない議題だと思いますし、大学生になったとしても離れられない思春期の影については今から考えさせられそうな予感がしますね。

 

 

SAND LAND: THE SERIES(サンドランド ザ・シリーズ)

第2話「国王軍の秘密」

 初っ端から大活躍したベルゼに続いて、ラオ爺さんの隠れた実力の一端が垣間見えた今回。盗みは許容出来ないが国王軍相手なら別!とばかりに戦車を奪うロックな一面と、慣れた手つきで使いこなす姿に惚れ惚れさせられます。過去の戦争に参戦していた話など前回から伏線は貼っていましたし、国王軍の「アレ」将軍が駆る飛行機への適切な対応などこの時点でただ者ではないことが読み取れますね

 そんなラオがベルゼの助けを得て敵飛行機を撃つシーンは見事の一言。奪った戦車を持ち上げて真上の敵を撃つ、という理外の戦法をベルゼの怪力によって為すまさに“力技”な戦い方にはスカッとしました。人間の技術力と魔族のパワーのコンビネーションで困難を突破していく、そんな本作の醍醐味とも言える要素の1つをストレートに味わえる名バトルだったと思います。

 他にも「反石(はんせき)」といった劇中設定の描写も見逃せません。反石がどういった代物なのかは語られていなかったのですが、ラオたちのセリフや作戦だけで何となく理解出来る塩梅は見事の一言。具体的な説明を一切せずとも、物語の中で視聴者(読者)を導き設定を理解させる点も本作の大きな魅力と言えますね。

 

 

ぷにるはかわいいスライム(2期)

第13話「ぷにるリターンズ」

 週刊コロコロ発のラブコメスライムが半年ぶりにテレビアニメへと帰還!(放送枠も夕方になっていてびっくりです)1期の衝撃的な最終回からどんな始まりを描くのかと楽しみにしていた矢先、ぷにるランドを創設して大人気になっている光景で目が点になりましたよえぇ。3話の時を彷彿とさせるモブたちからの圧倒的な支持を得ていましたが、まさかあの旅立つラストが読み切りエピソード再来の伏線だとは予想だにしていなかったです。それだけに意外過ぎる人気の様子に慄きつつ、寂し気なコタローの姿を見て何とも言えない切なさを覚えずにはいられませんでした

 かと思いきや分裂したぷにるを探して元に戻す展開に笑いつつちょっとほっこり。これまで登場したぷにるの変身形態や他キャラとの絡みを振り返りつつ、ぷにるにとっての“可愛い”の模索について触れていくストーリーとして実に興味深かったです。どれだけ周囲からチヤホヤされていても、ぷにるにとってはコタローに認めてもらうことが何よりも重要だった答えにもニヤリときます。ホビーであるぷにるのアイデンティティを確立させるのは、他ならぬ持ち主のコタローの存在である……原作の「人間とホビーの関係」を的確に表現したアニオリエピソードとして、非常に完成度が高く個人的にも大満足の一言です。

 

 

 牙狼TAIGAに関しては主演以外のキャスト情報も気になるところ。特に瀬戸利樹さんと浪岡一喜さんの出演は特撮オタク的には見逃せませんね

 

 

 

 前者は『仮面ライダーエグゼイド』、後者は『仮面ライダー鎧武』とそれぞれ平成ライダーに出演していたことでも有名な2人。(しかもどちらもライダーに変身したことがあるという)牙狼シリーズではライダーや戦隊経験者が出演するのはよくあることですが、今回もまたそんな配役をしてくれたことに喜びを覚えます。個人的には瀬戸さんの悪役というのは初めて世界で1番の魔獣ホラーになってなので、何かしらインパクトのある演技を期待したいところです。

 

 

 ではまた、次の機会に。