先日配信されたポケモンプレゼンツにて、今年冬に発売予定のポケモンゲーム新作『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズ ゼットエー)』の新トレーラーが公開されました。今度は主人公が所属する「MZ団」や如何にも“JAPANESE YAKUZA”っぽい「サビ組」との争い、そしてトレーナーがいないのにメガシンカする野生の暴走ポケモンといった要素が目に留まります。『ポケモンX・Y』との関連性もこれまた匂わせており、直接的な続編として楽しめそうな雰囲気がしますね。(個人的にはレジェンズとは別に配信待機中に流れていたDJピカチュウの可愛さにノックアウトされましたねハイ)
新たに発見されたメガシンカポケモン💡
— 【公式】ポケモン情報局 (@poke_times) 2025年7月22日
「メガカイリュー」
ハクリューを思わせる頭の白い翼🪽と、しっぽの玉が特徴💎✨
こころやさしさがパワーアップし、笑顔でパワフルな攻撃を繰り出します❤️🔥☺️💥#ポケモンプレゼンツ #PokemonLegendsZA pic.twitter.com/FJAszwycbW
中でも注目すべきは新たなメガシンカポケモン・メガカイリュー。新規メガシンカは来ると予想されていましたが、その一発目がまさかのカイリューというのが驚きです。ビジュアルに関しても翼が頭から生えている衝撃的なものとなっており、まさかの変わりように昔からカイリューを知っている人ほどギョッとするかもしれません。ただ頭の羽や尻尾の玉など、進化前のハクリューを彷彿とさせるものがあるのである意味回帰しているとも取れるのが面白いところ。
また公式サイトにてメガカイリューの説明がありましたが、従来の優しさがパワーアップした結果「相手を早く倒してあげることが優しさ」という結論に達しているらしいので吹き出してしまいましたね。相手を慈しむ気持ちから来ているものの、このカイリューが笑顔で殴りかかってくる絵面を想像すると笑いと恐怖が同時に湧き上がります。初っ端から強烈なメガシンカが来たなと思いつつ、まだいるであろう新規にも期待したいところです。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
第3話「猫の牢獄」
総理大臣を筆頭に偉い人たちが集結してニャンデミック対策をするのかと思いきや、ただひたすら現状を嘆きながら猫愛を叫ぶ光景に笑いが止まらなかった冒頭。例によって全員猫が大好きなので、武力を行使することはないし感染前の猫の保護を最優先する姿勢はある意味で安定感がありますね。(人間はあくまでついでという)「我々全員が猫になったら誰が猫をお世話してあげるのか」という一応納得のいく動機で抗っていたものの、基本的に無抵抗のまま猫に襲われて終わる無情さにも変な笑いが出てきました。ただ劇中の「なんとも愛おしい終焉か」は、改めて本作の方向性を物語っていたと言えます。
本編ではカオルの高カロリーねこまんまが普通に美味しそうだった中、暗闇に襲撃してくる猫の襲撃の恐ろしさがこれでもかと強調されていました。店員が1人、また1人と猫にされていく様は、いつにも増してホラー映画のテイストだったので可愛くも怖かったです。そんな状況でツツミの猫アレルギーが役に立つ展開が秀逸で、前回まで可哀想な印象だった彼女が途端にキーパーソンになる流れにグッときます。そして上述の総理たちが為すすべなく倒れていったこともあり、猫を大切にしつつ逃げるために全力を注ぐクナギたちの逞しさが非常に映えていました。
まったく最近の探偵ときたら
第4話「絶叫館殺人事件」「マキちゃんとジェネレーションギャップ」
今回はミステリーの定番・森の中の洋館を舞台としたクローズドサークルでのとんだ空回り劇がメインで展開。如何にもな事件のフラグが次々と立っているのに、結局何も起こらないギャグの連続がシュールな笑いを生み出していました。不謹慎ながら真白がワクワクする気持ちがわかるだけに、不穏な要素の数々が勘違いと気のせいで片付けられる点にもどかしさを感じますね。(『名探偵コナン』と『金田一少年の事件簿』のパロディをそれぞれ入れているのも余計にじわじわきました)
しかも名雲たちがそれっぽい事件と犯人をでっち上げた結果、実際に犯人が事件を起こそうとしていた展開も印象的。「乗ったー!」の天丼の後に適当こいた話が丸々的中してしまう緩急がたまりません。総じて誰も死傷することなく終わり、何もかもが探偵たちの考えすぎで終わるところにこの作品のノリが詰め込まれていると感じました。
そして後半、というかおまけ程度の内容ではマキちゃんの微妙な年齢問題が取り上げられることに。ポケベルなど持ってくる話題がいちいち古いのに、若く見せようとするいじらしさが見ていて非常に可愛らしいです。名雲と酒の席で愚痴を言い合える仲もあって、この2人の相性の良さは真白&アスナロを彷彿とさせるものがあるので結構ニヤリときますね。
おそ松さん(4期)
第3話「雷雨と角刈り」
何で一松が角刈りになっただけでこんなカオスなことになるんだ……!?と困惑せざるを得なかった今回。突然のイメチェンには確かに驚きましたが、一松を気遣うはずがドンドン他の兄弟も角刈りになってからの様子のおかしさはとんでもなかったです。角刈りになるかもしれない恐怖はゾンビ映画のソレで、意味不明なやり取りながら身に迫る緊張のようなものがありましたね。それでいて全員角刈りになって笑った翌日に我に返るオチは、この六つ子のその場のノリで生きている悪癖が活かされていてクスリときました。
個人的には六つ子が角刈りになるタイミングが絶妙で、こいつならこういう行動に出るだろうという納得感が強かったです。特に3人目のおそ松は絶対に面白だとそうだからと角刈りにしたのが丸わかりで、ここからの「角刈りにならない方がダメ」みたいな空気も間違いなくこの長男がきっかけでしょう。そしてドライモンスター・トド松には期待していたのですが、まぁノリが勝ってしまったということでしょうか。(あとチョロ松のすぐに流されてしまう性質は、前回のスイカ騒動という前例があるので説得力が半端なかったですね)
クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-
第4話「魔術の適性」
前回に続いて、今回もアリシアが大活躍。300年前の勇者が遺した至宝の剣を手に入れたほか、山賊のボス「ブロコ」を容赦なく切り捨てるなどいつにも増して主人公のような働きぶりを見せていました。また人間と価値観がズレているクレン(クレバテス)の描写も相まって、死と痛みの恐怖をルナに教えないように行動している点にも好感が持てましたね。ルナの存在がクレンの人族全滅を遅らせている事実にも気付いており、本作の人族の命運を背負いながら必死に彼をコントロールしようとする苦労人っぷりにどこか応援したくなってきます。(復活した矢先に剣を抱くところにはクスっときましたが)
そして瀕死のネルの方は無事復活し、今度こそ乳母として仲間入り。したのはいいものの、蘇生させた結果容姿が別人になったことに仰天しましたね。(EDに映っていた彼女はこういうことかよ!)名前も「ネルル」となり、あの頃の自分は死んで新しく生まれ変わったことは何となく伝わってきました。しかしここまでのネルの人生が悲惨すぎて可哀想だっただけに、こうして新たな生き方を得られたこと自体は好ましい展開です。何よりアリシアとネルルたちとの旅が、今後魔獣王の価値観に新たな変化をもたらしてくれるだろうという期待が止まりません。
ちびゴジラの逆襲
第69話「動画配信怪獣ギドラドン」
ちびギドラとちびラドンが実は動画配信していることが判明。「ギドラドンチャンネル」とか色々それっぽいのに対して、肝心の動画内容がダメダメというギャップが強烈でした。他のチャンネル丸パクリだったりゲーム配信なのに画面を見せなかったり、再生回数が伸びないのも納得の体たらくなので納得しつつ苦笑いせずにはいられません。一方でちびラドン本人はお馴染み「ラ・ドーン!」の地上バージョンを披露しており、そのネタを活かした漫才系配信をやった方が伸びそう……とか思ったり。
あとは暴露系にてちびモスラが糸で吊り下げられているなど妙な小ネタが挟まっていたのもポイント。中でも「ちびミニラは実は54歳」という嘘暴露がありましたが、元ネタのミニラは現在58歳(ミニラが初登場した『ゴジラの息子』が1967年公開で今年で58周年を迎えるんですよね)なので割とあり得そうなラインなのがじわじわきます。となるとビオ姉さんの乾きものにも何かしら元ネタが……?
ポケモンプレゼンツでは他にも様々なゲーム情報が流れてきましたが、個人的に最も目を奪われたのが「ポケパーク」の情報。何とよみうりランドの一画にて常設展示として来年春にオープンするとのことです。
『ポケパーク カントー』が2026年春、ついにオープン!
— 【公式】ポケパーク カントー PokéPark KANTO (@PokeParkKANTOjp) 2025年7月22日
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チケット情報などの詳細は、2025年秋頃の続報をお楽しみに!https://t.co/7SsFbcaRf8#ポケパークカントー #pokeparkkanto pic.twitter.com/S8BGa7ulsP
ポケパークといえば個人的には2005年ごろ愛知にて建てられた遊園地の印象があります。当時は幼く愛知にまで行く機会が得られないまま、閉園に少しだけショックを受けましたね。しかし今度のポケパーク カントーは常設施設なうえよみうりランドと東京住みには近いのが嬉しいところ。大人になった今、かつて叶えられなかった夢を叶えるのも良さそうです。
ではまた、次の機会に。
