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2025年夏アニメ簡易感想 その12

 

 

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 1995年にテレビ放送されたガンダムシリーズの1作『新機動戦記ガンダムW(ウイング)』が今年で30周年を迎えるとのこと。それを記念して『-Operation 30th-』なる記念映像が公開されました。主人公のヒイロ・ユイをはじめとしたガンダムパイロットや他の登場人物、そして5機のガンダムをはじめとしたMS(モビルスーツ)までもが新規作画で描かれている豪華な映像となっています。(個人的にはガンダム5機それぞれにコーティングマント姿が追加されているのがここすきポイント)

 特筆すべきは新規作画という触れ込みに反しての“当時っぽさ”。画質は30年前のセルアニメ風になっているほか、OPの歌詞も当時とほぼ同じフォントという気合いの入りようです。何より冒頭のピピピピ……から始まるSEの数々も、かつてのアニメあるあるとして非常にニヤリときます。これには当時ガンダムWを見ていた人にとっては懐かしさを覚えること請け合いでしょう。ともあれシリーズでもかなり独特なWの30周年を、こうして盛大に祝える機会に感謝したいところです。(下に続く

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと

第4話「完璧な式」

 沈黙の魔女の本領が発揮された今回。アシュリーの魔力の暴走や一連の事件の真犯人といった脅威を、無詠唱魔術で難なく退けるモニカの実力に1話以来の興奮を覚えました。最初こそ正面から向かってくる点に迂闊なモノを感じましたが、魔術による完璧な護身ぶりに認識を改めることとなりましたね。また言葉を発さずとも魔術を行使出来る以上に、複数の高度な魔術を自在に操るモニカに驚きを覚えます。犯人の先生に完璧な術式を披露するシーンといい、彼女の本質はその緻密さにあるのだと読み取った次第です。

 事件の対処時には淡々と行動しているだけに冷酷のようにも見えたものの、実際は心優しい一面を見せるモニカにちょっと一安心。先生に見せた幻覚も可愛らしいブタさん軍団という微笑ましさで、残酷なことは一切出来ない性格なのが伝わってきます。(可愛いブタに襲われている側としてはたまったものではないでしょうが)何よりアシュリーの体質がただの呪いではないと思ってもらおうとした行動は、モニカの魔術に対する真摯な姿勢も伺えました。

 そんなモニカにロックオンしている人物の描写も見逃せません。「強い者いじめ」が好きというルイスのひねくれっぷりに苦笑しつつ、会長がモニカを探るために生徒会に引き入れたと判明した時は驚きました。両者はモニカの正体を知っているかどうかで差がありますが、彼女の得体の知れなさを警戒している点は共通しているのが面白いところ。主人公の平穏な学園生活は送れないだろうとして、その様子にワクワクしてきましたね。

 

 

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない

第4話「正義の味方」

 前回ラストに姿を見せたミニスカサンタ・霧島透子について、早速仲間内で色々議論が繰り広げられることに。さり気ない会話の中で「彼女は何者なのか?」と話題にしていく様子は実に本作らしいノリでしたね。それでいて「プレゼント」と称して数多くの思春期症候群を配ったという霧島透子の厄介さもしっかり強調されていました。劇中にて「#夢見る」なるハッシュタグが流行っている様子など、異常が静かに発生している感覚にゾクゾクきます

 本章のキーパーソンにしてプレゼントを貰ったとされる1人「赤城郁実(あかぎ・いくみ)」の方は現時点では情報量は少なめ。咲太に対する不自然な態度やラストの人助けなど、現象(ループか予知?)はともかく当人の目的がイマイチ見えてきません。『ランドセルガール』での意味深なシーンから彼女のことが気になっていただけに、郁実が何を抱えているのか俄然気になってきました。(またハロウィンにてあのランドセルガールが再登場したのもびっくり)

 あとは国見がようやく登場するなど、高校時代の登場人物のその後も徐々に明かされつつあるのが注目ポイント。特に沙希が同じ大学に進学している事実は、劇中の咲太同様面食らいましたね。ともあれ消防士として忙しい日常を送りながらも、友人との付き合いも決して怠らない国見のイケメンぶりは相変わらずで安心感を覚えます。

 

 

SAND LAND: THE SERIES(サンドランド ザ・シリーズ)

第4話「砂漠の向こうに」

 ラオもとい伝説の戦士・シバ将軍による戦車戦が繰り広げられた前半。これがジジイ&パンツァーですか地形やベルゼの協力を存分に活かし、数の不利をものともせず戦うラオの実力に惚れ惚れしました。そのうえ国王軍の兵士に死傷者を一切出さない、彼の信念が遺憾なく発揮されている様子に感嘆せずにはいられません。歴戦の老兵というもののカッコよさが存分に描かれている例として、この戦闘シーンは何度見ても興奮しますね。

 翻弄されっぱなしだったアレ将軍も素直に敗北を認めたり、自分なりに真相を探ったりと優秀さを発揮しているのがここすきポイント。初登場時から一転して、部下想いの態度も取ってくれるので好感度がドンドン上がってきます。個人的にはシーフ相手にお茶目なお願いの仕方をするなど、愛嬌も見せてくれるアレ将軍にニヤニヤしっぱなしでしたよえぇ

 他にも横やりを入れたスイマーズを、ベルゼがボコすシーンが印象に残りますね。1人1人順番に殴ってくるものの、命を狙ってきた相手にそれだけで許してあげるユルさにほっこりさせられます。「パパ」の「泉が見つかったら泳いでもいいか」というお願いも適当に聞き入れる様子など、ベルゼの“ケンカは一発入れたら終わり、それ以上は恨みっこナシ”のスタンスが良い意味で響いてきました。

 

 

ぷにるはかわいいスライム(2期)

第16話「ホビーよりもパーフェクトな存在」

 原作漫画の頃から最も注目しているキャラジュレ」がついにアニメに登場。真戸博士に作られた人造スライムロボットとして誕生するも、完璧(パーフェクト)な存在だと主張するために勝手な行動を取るなど初っ端から問題児っぷりが描かれていました。総じて創造主に反抗する生意気さと、コタローに一目惚れするいじらしさのギャップが何とも可愛らしいですね。原作者にスタースクリーム扱いされがちなキャラなだけあるわぁ……

 アニメではやたら艶やかな演出が入っており、ジュレの蠱惑的なキャラクターがより強調されていたのもグッド。子どもっぽいぷにると比べて、明らかにエロティックなことを意識している造詣に思わず息を飲むばかり。それでいてコタローへの恋慕はどちらかというと「恋に恋している」ようなものであり、どちらかというと思春期故の背伸びしたがりな少女に見えてくるのでいじらしさの方が感じられました。

 またジュレの登場により、真戸博士の保護者視点が発揮されたのもちょっとした見どころ。ジュレを研究対象として見ているだけでなく、普通のお父さんみたいな言い方で諭すシーンは今までにない印象を与えてきました。(一応妻子持ちなんですよねこの人)研究や会費未納などの欠点を除けば、ジュレや生徒たちを見守る大人としてかなりまともな人物であることが伺えます。

 

 

 ガンダム30周年に関してもう1つ、「ゼロから分かるガンダムW!」なるダイジェスト動画が投稿された件にも触れておきたいところ。主要人物の1人であるデュオの説明の元、本編の展開や世界観・対立構図などをわかりやすくまとめてくれている素敵な動画となっています

 

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 上の動画をサラッと見て思ったことですが、状況が目まぐるしく変わる点と登場人物の変人っぷりがガンダムWの魅力なのだと再認識しました。本作は状況が二転三転するほか、ヒイロをはじめとして突飛な行動に出るキャラばかりなので初見は割と混乱することが何度かあるんですよね。

 そのためこの動画で色々解説してくれたことで、そういう話だったのかと改めて理解出来ました。何よりそうした背景を踏まえたうえで、正体がわからない理不尽に立ち向かう少年たちの抵抗の物語として見るとどこか感慨深いものを覚えます。第1話を見終わった際の「ヤベーアニメだコレ……」という感触から、何だかんだで最後には感動出来るガンダムとして実にユニークな作品だと改めて感じました。

 

 

 ではまた、次の機会に。