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— 黒猫と魔女の教室公式【TVアニメ化決定&最新第12巻7日発売】 (@witch_classroom) 2025年8月5日
TVアニメ『#黒猫と魔女の教室』
🪄𝟐𝟎𝟐𝟔年アニメ化決定🎊
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"皆を守れる魔術師になりたいから"
ポンコツ魔女×エリート猫の魔法学園ファンタジー
開幕🐈⬛
放送をお楽しみに!
⭐公式サイト:https://t.co/Av8ivypx0q pic.twitter.com/KxZWYJZ0KR
金田陽介氏が手掛けるファンタジー漫画『黒猫と魔女の教室』のテレビアニメ化が決定。マガポケことマガジンポケットにて連載しており、僕もちょくちょくチェックしている作品です。氏の前作『寄宿学校のジュリエット』がお気に入りだったということもあり読み始めたのですが、クスっときながらもハートフルで時々シリアスな魔法学校の物語に一気に魅了されました。いつかアニメ化しないかとも思っていただけに、今回の情報には驚きと喜びが同時に湧いてきます。
↑作品が気になった人はリンク先で読める原作漫画をチェックだ!
さてそんな本作のアニメを制作する会社はライデンフィルムとのこと。2012年に設立された比較的新しい制作会社で、毎クール様々な作品を提供しています。(下の感想にある『まったく最近の探偵ときたら』もここが作っていますね)また面白いことに、上述にもある寄宿学校のジュリエットのアニメもライデンフィルムが担当していた経歴があります。原作が同じ作品が同じ制作会社でアニメ化される例は珍しくありませんが、中々に興味深い話ですね。ジュリエットも中々素敵なアニメ化がされた記憶がありますし、本作でもそんな期待を抱きたいところです。(下に続く)
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ニャイト・オブ・ザ・リビングキャット
第5話「キャットマックス」
クナギたちが街を脱出してから数か月後、今回は彼ら以外の生き残った人類側にスポットが当たりました。如何にもなヒャッハーが猫グッズを奪ったり、食糧を探す男性の長い一日が繰り広げられたりと多様な人物たちに戸惑いつつも魅せられた次第です。略奪に走る者もいれば、廃墟を巡って一日一日のありがたみを噛みしめる者もいる……崩壊した世界で生き方も何もかもが千差万別な人たちの、オムニバス形式のストーリーは新鮮で興味を引きました。それでいて全員猫が好きで猫には絶対に乱暴を働かない、という共通点があるうえに、それぞれの猫への対応の違いもちょっとした見どころとなっていますね。
肝心の主人公勢の方はすっかり砦の探索犯として板に付いてきたらしく、モブ男性を助けた時の頼もしさは本作始まってから随一でした。中でもアラタは猫を引きつけながら逃げる忍者スタイルがスタイリッシュで、猫と追いかけっこ出来たことを喜ぶ余裕もあってただ者ではないことが伝わってきますね。(猫に謝りながら慟哭するクナギとはある意味で対照的です)ラストに出てきた砦のボス・グランマこと「カズコ・ヴァレンタイン」の大物感もたまりません。そうじてみんなニャンデミックで一度生き残った逞しい人類として、これ以上ない説得力が生まれていたと感じました。
まったく最近の探偵ときたら
第5話「真白、女子会を開く」「助手交代!!」「真白と星のエージェント」
女子会に憧れてマキちゃんたちを誘ったり、名雲とのケンカをきっかけにマキちゃんと助手を替わってもらうなど真白は相も変わらずマイペース。ひたすらノリと勢いで周りを振り回していくので、顔芸と共に笑いっぱなしになりました。マキちゃんは毎回巻き込まれて大変そうですが、一応の女子会でそれとなく仲を深めていったのは微笑ましかったですね。アズサさんのズレた思考も炸裂しており、この女子2人の女子力行方不明っぷりが話を盛り上げていたと言えます。(それでいてマキちゃんの年齢の件についてはアズサさんがツッコミ側に回りつつあるのが面白い)
そして今回は何と言っても原作屈指の色物キャラ「乳首試食おじさん」の登場が最大の注目ポイント。半裸で味の名前が付いた乳首を出して「好きな方を舐めたまえ」と話しかける絵面のインパクトは半端ではなかったです。あの真白をしばらく翻弄するほどの身のこなしを披露するなど、本作の意味不明なキャラほどスペックが高いを体現したような変態ぶりだったと思います。何より杉田智和さんの演技が異様に似合っていたのも予想外で、アニメ化されたことでより強烈になった1人と見てもいいでしょう。
(後半のサウナのエピソードでもあとから来たお爺さんがとんでもないロウリュを仕掛けてきましたし、この作品はモブキャラほど強い印象を残していくイメージがありますね)
おそ松さん(4期)
第5話「安静」「つり仙人」
前回の御神輿で心身ともにボロボロということで、家族揃って傷を癒すことになった前半。六つ子がひたすら動かず寝ているだけの絵面を数分間見せられるのかと困惑したものの、「何かしなければ」と起きようとするチョロ松の姿に安心しつつもハラハラさせられました。何もしないことに不安を覚えてしまう気持ちは、少なからず共感を覚えてしまいますね。視聴者的には動きがあるだけありがたい反面、強迫観念に囚われている三男を周り(すぐに眠った長男を除く)が必死に止める様子が何とも痛々しかったです。そのうえラストには一松も同じ思考に陥ってしまうところに、何とも言えない笑いを覚えました。
そして後半は4期に入って初めてとなる寸劇コントパート。サブタイにもある「つり仙人」(十四松)から釣りの極意を教わるはずが、偽物だったので全く無駄足だった展開には肩の力が抜けました。本物を語る仙人の滑稽さに容赦なく突っ込むトド松と、必死に誤魔化すカラ松の構図はキャラ造形も相まって腹筋に悪かったです。最終的に仙人が初めて魚を釣って喜ぶシーンで終わりましたが、唖然とする2人との温度差が激しかったのも印象に残りましたね。ただまぁ、掛け値なしに釣りを楽しめている仙人の姿を見ていると悪くないとも思えてきますが。
クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-
第6話「虫を操る魔道士」
進軍するボーレートによってハイデンが存続の危機に迫られている中、クレン(クレバテス)は軍を率いるドレルたちを迎え撃つことに。当人は渋々といった様子でしたが、ルナをハイデン王に据えるために必要なこととして納得してくれたので少しだけホッとしました。これまでは魔獣王の底知れなさに慄くばかりだった中、その力が明確な敵に向かった場合はこれほど頼もしく感じるものなのかと驚かされます。しかしクレンが留守の間にドレル配下の「メイナード」がルナ目当てに襲い掛かるなど、まさかの急展開もやってきたので安心は出来ません。メイナードの慇懃無礼な態度も相まって、ひたすら危機感を煽られます。
そしてこの回ではアリシアが「勇者」についてを考えるきっかけが出来たのが大きな見どころ。殺された父の遺言を守って復讐よりも勇者になることを選んだアリシアですが、それも一度潰えたことで自分にとっての勇者とは何か?何をやりたいのか?といった疑問に立ち返っていくのは非常に興味深かったです。「世界を広げる」夢に関しても、ネルルを連れ出すことで1つ果たしているとも取れる話には膝を打ちましたね。魔王を倒すのではなく、もっと別の方法で人々の世界を広げることが出来るのではないか……勇者が人々から非難されている中で、アリシアが再び勇者になっていく過程も要注目と言えるでしょう。
ちびゴジラの逆襲
第71話「怪獣島の夏祭り」
ちびモスラがちびメカゴジラを夏祭りに誘った!いつぞやのデート回のように甘酸っぱい雰囲気になるのかと思ったらそんなこと全然なかったぜ!というわけで話のノリはほぼいつも通りといった感じでした。(2人っきりじゃないことに静かにキレるちびモスラが声にドスききまくっているのがここすきポイント)視聴者としてもロマンチックさが惜しいと思う反面、変わらないギャグの応酬には安心を覚えますね。ちびモスラには笑いですが、やはり本作はこれくらいがちょうどいいかもしれません。
そして夏祭りの内容ですが、例によって常識外れのパワーが全開。ちびチタノが赤字覚悟の勢いで射的と金魚すくい(すくいはすくいでも“救い”の方)をやっているのはらしかったですし、好きな人と見る花火で怪我をするラストにはクスっときました。中でも文字が出る花火で「文字」という文字を文字通り出したり、「祭」という文字を集めた光景を出したりとセンスが明後日の方向に向かっているので見ていて飽きません。やはり怪獣島のイベントはこうでなくっちゃ!と自分も大分慣れてきている気がします。
トランスフォーマー ワイルドキング
第9話「キャプテンヴォルカvsメガトロン」
今回は何と敵側であるメガトロンとキャプテン・ヴォルカがメイン。サブタイの時点で対立を警戒していましたが、蓋を開けたらこの2人が出会ったばかりの出来事が明かされました。突如現れたメガトロンにケンカを売ったヴォルカが返り討ちに合い彼に惹かれる……というさながらヤンキー漫画のような文脈が展開されたのが面白かったですね。またメガトロンの「我が右腕となり~~」という誘い文句に関して、だからワイルドッキングするとヴォルカは右腕部分になるのか、などといった冗談を考えてしまったり。
何よりヴォルカのメガトロンへの慕いようにほっこりしました。「アンタとなら俺たちはどこまでもついていくぜ!」と言い放つシーンは、過去作のメガトロンの部下にはない気持ち良さが感じられます。部下というよりも舎弟のような感覚は独特ですが、それだけにヴォルカは本当にメガトロンに惚れ込んでいるのがわかりますね。これほどの好漢を味方に引き入れた時点で、本作のメガトロンは歴代でも屈指の果報者なのではないでしょうか。それだけにラストのメガトロンが一瞬真っ黒になったシーンが不穏ですが……やはり彼は操られている……?
黒猫と魔女の教室についてもう1つ。本作は美少女の学園青春+シリアスな魔法バトルが少々といった趣ですが、同時に強烈なギャグ要素も見どころとなっています。上のPV動画ラストでも主人公が「初めてのキスがお尻の穴なんてイヤーッ!」などというとんでもない発言が飛び出しており、原作未読の方もどれだけぶっ飛んでいるかが何となく察せられたことでしょう。
そして個人的に最も期待しているのが筋肉描写。原作の金田氏はどういうわけか、筋骨隆々な男子の描写に余念がありません。前作と本作どちらにも陰影がハッキリしたマッチョが出てきますし、果てはそれが女装するという……作者の特殊な趣味が反映されまくっているであろう点なので、アニメでもそこをしっかり描いてほしいと思わずにはいられませんね。
ではまた、次の機会に。
