うだるような猛暑が続く夏、皆様いかがお過ごしでしょうか。お盆休みやコミケなど人それぞれ異なる日々を送っていることかと思われます。かくいう僕はあまり変わらぬ日常の中で、様々な作品やニュースをチェックしている真っ最中です。特にこの時期は毎年デュエマの殿堂発表や新ライダーの詳細など、気になる情報が多いので注目せずにはいられません。今回はそんな2つに10月公開予定の牙狼新作映画も交えて、ワクワクした気持ちを語っていきたいと思います。
というわけで以下、今回のお品書きです。
怒涛と激動の殿堂情報
【殿堂・殿堂解除施行日発表】
— デュエル・マスターズ公式アカウント (@t2duema) 2025年8月1日
施行は2025年8月12日(火)から!
デュエチューブの生配信にて新情報公開中!https://t.co/rXW962lAed#デュエマ pic.twitter.com/X1zKv55v2a
まずは半年に1回のデュエマの殿堂情報について。通常パックやヒロインBESTの発売に合わせて参戦した王道Wからの新勢力とファイアー・バードを筆頭とした面々の戦いが繰り広げられましたが、果たしてどのようなメスが入るのか戦々恐々でした。そんな胸中で生配信を視聴中、チアリさんのマイクパフォーマンスと共に発表されたカードたちは……
殿堂入り
- 《逆転の影ガレック》
- 《アリスの突撃インタビュー》
- 《頂上混成 BAKUONSOOO8th》
- 《死神覇王 ブラックXENARCH》
- 《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》(プレミアム殿堂から緩和)
プレミアム殿堂
- 《フォース・アゲイン》
- 《雷炎翔鎧バルピアレスク》
- 《der'Zen Mondo/♪必殺で つわものどもが 夢の跡》
- 《ツタンメカーネン》
といった感じでした。例年よりも指定されたカードが多く、どれも強烈なので結構印象に残る殿堂になったのではないでしょうか。以下、今回の発表に関して個人的な意見や感想を述べていきたいと思います。
まず殿堂・プレ殿それぞれから【ファイアー・バード】の根幹を為す2枚が選ばれているのが目に留まりました。除去を展開を同時に行える突撃インタビュー殿堂に加えて、前回殿堂入りしたバルピアレスクがプレミアム殿堂入りを果たしたことに驚きを隠せなかったです。これは1枚だけになってもなおデッキの強力フィニッシャーを担ってきたが故のプレ殿であり、バルピアの活躍を証明した結果と言えるでしょう。前回の殿堂感想でも書きましたが、バルピアを初登場の頃から注目していた身としてはこの名誉のプレ殿は非常に嬉しいですね。
大方が予想していた《ハッター・ルピア》がノータッチだったのは意外でしたが、上の2枚がそれ以上に重要な核であったが故の判断であることも理解出来ます。実際突撃インタビューの殿堂入りにより除去手段を失った他、マナの色確保も難しくなったきたファイアー・バードはかなりの弱体化を強いられた模様。今現在も環境で活躍していますが、以前のような死角ゼロの何でも出来るデッキではなくなったのでちょうどいい塩梅かもしれません。何はともあれサイバーの台頭に喰らいついていく不死鳥と化した鳥たちには今後も注目していきたいところです。
続けてループデッキなどで活躍したカードが多く選ばれていますが、個人的に衝撃を受けたのはツタンメカーネン。自分と相手にカードを引かせる効果を連打して相手のみライブラリアウトを狙う即死コンボで使われ、今になって本格的にプレ殿となったということなのでしょう。外部ゾーンから何度もお手軽に出せるという点から過去にプレ殿入りを果たした《ヴォルグ・サンダー》と似通った経緯を持っていますね。(僕も登場当初はあまりに気にしていませんでしたが、任意ではなく強制的にドローさせるのは流石におかしかったとは思います)当時のコロコロ付録デッキにも収録されていたカードが久々に選ばれたのもあって、驚きを与えてくるプレ殿でした。
ツタンメカーネンから転じて、アドバンス環境を意識したカードにも触れておきたいところ。BAKUONSOOOはかの《BAKUOOON・ミッツァイル》のディスペクターとしてそちらを意識したスペックを持っていましたが、元ネタと似たような道を辿っている様子に変な笑いが出てきました。(約10カ月のスピード殿堂もミッツァイルとそっくりなんですよね)昨年のGPで一躍人気デッキとなった経緯といい、ある意味で通るべき道を通った印象を受けます。ただワンショット性能の高さには未だに目を見張るものがあるので、デッキの主軸にはならずとも今後も活躍しそうな勢いではありますね。
そしてドラグナー使い歓喜のバトライ刃殿堂緩和も見逃せません。こちらは同生放送内で発表された新規グレンモルトやデッキの情報からして、連ドラグナー強化と販促の一環として開放されたことがわかります。プレミアム殿堂超次元コンビから始まりプレミアム殿堂、そして現在とここまで行ったり来たりを繰り返しているカードも中々ないですね。新規カード如何で今後の活躍も決まりそうですし、この調子でアドバンスを盛り上げていってほしいところです。
というわけで殿堂の簡単な感想でしたが、例によって盛り上がる催しでしたね。チアリさんのナレーションは毎回絶妙に高揚感を上げてくれますし、台本も各殿堂カードの実力を謳うまさに一大イベント。(個人的にはブラックXENARCH紹介時の「もう慮外者とは呼ばせない!」がお気に入り)まさしくデュエマの殿堂入りは「強すぎるカードに与えられる名誉」であることを意識しており、DMPの1人としても一喜一憂しつつこの名誉を盛大に祝いたいと思います。
そして王道W第3弾からの新キーワード能力やドラ娘アオハル組の展開、デュエマLOSTの新章など気になる情報満載の生放送も実に楽しめました。中でもLOSTはいつ新作が始まるのかとずっと気にしていたので、秋ごろに延期したとはいえ開始の目途が立ったことに安堵を覚えます。毎回様々な試みを仕掛けてくるのもデュエマの魅力として、この先も見守っていく所存です。
「悪夢より人々を救い出せ」Mission start.
9月7日にいよいよスタートする仮面ライダー最新作『仮面ライダーゼッツ』。先週制作発表会見が行われ、YouTube配信によって解禁された新情報の数々にネット上が湧き立ちました。僕自身リアルタイム視聴は叶わなかったのですが、後で確認して非常に盛り上がりましたね。
キャスト大発表!
— 仮面ライダーゼッツ【東映公式】 (@zeztz7toei) 2025年8月7日
万津莫/ #仮面ライダーゼッツ 役#今井竜太郎 さんと #ゼッツ の世界に現れるのは、
この方々!#堀口真帆 さん#三嶋健太 さん#小貫莉奈 さん#八木美樹 さん#川平慈英 さん(声の出演)#古川雄輝 さん
9/7(日)午前9時、
テレビ朝日系にてミッション・スタート!#ZEZTZ pic.twitter.com/h6r9vDGYBc
というわけでゼッツの大まかなストーリーも判明。主人公・万津莫(よろづ・ばく)は極秘防衛機関「CODE(コード)」のエージェントとして、人々の悪夢を引き起こす怪物「ナイトメア」と戦う対立構図がわかってきました。莫の妹や事件を追う刑事たちといったメインキャラも続々登場し、思った以上に賑やかな空気感が伝わってきます。個人的には普段はだらしないけどエージェント活動をする時はキリッとした敏腕ヒーローになる、そのギャップが何とも惹かれますね。(『アギト』『キバ』好きとしてはこういった二面性を持った主人公が大好きなのですハイ)
あと気になるのは劇中でゼッツが使用するバイクがロボットに変形し、CODEの司令官「ゼロ」として登場する点。ロボに変形するバイクは『555(ファイズ)』のオートバジン以来となりますが、それ以上に意志を持ち言葉を話すのがどこか新鮮です。これは近年のライダーのバイクの登場頻度の少なさを解決するにはなるほどいい手であると同時に、何よりバイクをキャラクターとして売り込む商法として見事。スーパー戦隊シリーズの方も巨大ロボットに人格を持たせてキャラ売りしたスタイルが上手くいっていますし、ライダーでもそうした工夫をガンガン凝らしていくのは良いことだと思います。
【脚本・情報解禁】#仮面ライダーゼッツ の脚本を手掛けられるのは…#高橋悠也 さん!
— 仮面ライダーゼッツ【東映公式】 (@zeztz7toei) 2025年8月7日
ご存じ、#仮面ライダーエグゼイド#仮面ライダーゼロワン#仮面ライダーギーツ
に続き、シリーズ4作目の執筆です!
悠也さんが誘う夢とミッションの世界…💤
乞うご期待だゼッツ!#ゼッツ #ZEZTZ pic.twitter.com/HDTYuSZLLh
そして多くのファンが気になっているであろう、ゼッツの脚本情報も公開。大方の予想通り、高橋悠也氏が担当することとなりました。(僕もこの人を予想していたのでドンピシャなことに内心ガッツポーズを取ってしまったり)『エグゼイド』から実に4作目となるライダーという、まさかの登用っぷりにはわかっていても驚かされます。他にも『ライドカメンズ』のシナリオも書いていたりと非常にフットワークの軽い脚本家として有名になってきている気がしますね。通常のドラマ脚本含めてあまりにも仕事量が膨大なため「東映に家族を人質に取られている説」とか「東映のクローン技術で複数人のクローンがそれぞれ仕事している」とか面白珍説が囁かれていたり……
ともかくキャッチーなキャラ描写と展開などでSNSでの感想を盛り上げてきた高橋氏ということで、ゼッツは飽きさせないストーリーになることが予想出来ます。そのうえ現在放送中の『ガヴ』以降かなり余裕を持って撮影されている情報からして、ゼッツも迫力の映像&練られたストーリーを楽しめることうけ合い。次なるライダーはどのような驚きと楽しみをもたらしてくれるのか、来月からの放送が待ちきれないばかりです。
(余談ですが主演の今井さんの「子どもの頃『仮面ライダーW』を見ていました!」など出演者が若い世代に繰り上がっている状況に、時の経過の早さを感じて切なくなってしまったのもちょっとした醍醐味ですね……)
“守りし者”として強くなれ、どこまでも──
◣ ポスタービジュアル解禁! ◢
— 牙狼<GARO>シリーズ@#牙狼TAIGA10月17日劇場公開【公式】 (@GARO_PROJECT) 2025年7月23日
劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』
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強くなれ。それは始まりの物語――
10月17日(金)劇場公開
🔗https://t.co/Iq4j0fZ752#北田祥一郎 #神嶋里花 #波岡一喜 #瀬戸利樹#牙狼TAIGA #牙狼 pic.twitter.com/l3J6ymzpg9
~これは“守りし者”の物語である~
The "SAVIOR IN THE DARK"
牙狼シリーズ20周年記念作品として公開予定の映画『牙狼<GARO> TAIGA』の本予告が先月末に解禁。大まかなストーリーと共に主人公のアクションシーンなども公開され、本格的に牙狼らしさに溢れている映像にテンションが爆上がりしました。主演・北田祥一郎さんの雄々しい立ち姿に早くも惚れ惚れしますし、ここまで大人大河の面影を感じつつ戦える俳優さんを発掘してきた制作陣のパワーにも感心させられます。
そして本作の主題歌「TAIGA~守りし者よ風の如く~」も発表され、ほぼ全作に関わっているJAM Projectさんの熱唱に胸が震えた次第です。直近の「其れは穢れなき修羅の涙」の落ち着いた曲調も大好きですが、やはり牙狼シリーズの主題歌は影山さんの「ガロォォォォォォ!!!」シャウトが1番燃えますね。作風含めて王道の牙狼一直線であることが伝わってきて、ファンとしてはたまりません。
他にはやはり映画のキャッチコピーをはじめとして「強くなれ」というワードが使われている点が目に留まります。これは元々初代『牙狼<GARO>』過去編において大河が息子にして主人公・冴島鋼牙に遺した言葉。厳しくも子どもへの愛に溢れた父親の想いが伝わるメッセージとして、ファンの間でも印象に残っている人が多いかと思われます。
それだけに強くなれが今回の映画のキーワードになっているのが興味深いですね。映画に登場する新キャラ「白虎」がまだ若い大河にアドバイスをするシーンがあることから、元は彼が大河に向けて送った言葉なのかもしれないといった考えも浮かんできます。白虎の想いを受け本当に最強になった大河が、今度は息子に向けてその言葉を送る……とするならば、シリーズ全体のテーマの1つである「想いを受け継ぐ」にも沿っていて胸熱の一言。まさしく20周年に相応しい作品になるでしょうし、まだまだ先ですが楽しみで仕方ありません。
━━ ⚔#牙狼TAIGA 場面写真 ━━
— 牙狼<GARO>シリーズ@#牙狼TAIGA10月17日劇場公開【公式】 (@GARO_PROJECT) 2025年8月1日
佐分利(演:ひょうろく)
@HYOUROX
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劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』
🔗https://t.co/UMM3zgKlQL
10月17日(金)劇場公開#牙狼TAIGA #牙狼 pic.twitter.com/rRyCWDRacF
━━ ⚔#牙狼TAIGA 場面写真 ━━
— 牙狼<GARO>シリーズ@#牙狼TAIGA10月17日劇場公開【公式】 (@GARO_PROJECT) 2025年8月2日
釣り人役(演:肥後克広)
@dachoclub33
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劇場版『牙狼<GARO> TAIGA』
🔗https://t.co/UMM3zgJO1d
10月17日(金)劇場公開#牙狼TAIGA #牙狼 pic.twitter.com/gf1NHPOyjH
ちなみに追加の出演者情報としてひょうろくさんと肥後克広さんのお2人の出演も決定しました。前者は大河ドラマ『べらぼう』などで近年注目されており、後者は言うまでもなくダチョウ俱楽部のリーダーとして有名な人です。個人的にはやはり肥後さんの出演が嬉しいですね。肥後さんは以前『牙狼〈GARO〉-GOLDSTORM- 翔』に出たほか、年内の作品では『仮面ライダーガヴ』でもゲスト出演したりと意外と特撮に縁深かったりします。牙狼シリーズには10年ぶりの出演となる肥後さん演じるホラー、出番こそ序盤だけらしいのですが非常に見応えあるものとして期待出来ることでしょう。
そういえば先日『アメトーーク 』にて8年ぶりとなる仮面ライダーが芸人が放送されました。僕も録画で視聴しましたが、平成の板とか妙にネタに溢れた話題をライダー未視聴者がギリギリ理解出来る範囲で紹介していたのが絶妙でしたね。推しの『ガッチャード』の紹介が淡白すぎるなどの不満点があるにはあるものの、家族で楽しみながらバラエティとして概ね満足出来ました。
#仮面ライダーゼッツ が #アメトーーク 「仮面ライダー芸人」にサプライズ登場しました!
— 仮面ライダーゼッツ【東映公式】 (@zeztz7toei) 2025年8月14日
見逃し配信はこちらhttps://t.co/rRjnzRGrbd#ゼッツ #ZEZTZ https://t.co/AnMvsspxN4 pic.twitter.com/C0Js1h6Sgk
そんな中ゼッツ及び万津莫役の今井竜太郎さんと、『ゼロワン』の腹筋崩壊太郎役なかやまきんに君さんがサプライズ出演したことが話題になりました。特に腹筋崩壊太郎をまた見られるとは思っていなかったので、ちょっとだけテンションが上がりましたね。(思えば番組内で腹筋崩壊太郎が「令和最初の敵」としてやたらフィーチャーされていたのもこのための前振りだったのでしょう)芸人だからこそこうした場で出てくるフットワークも軽いのかと感心しつつ、最後まで楽しめた次第です。
ではまた、次の機会に。
