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2025年夏アニメ簡易感想 その24

 

 

 

 甲斐谷忍氏の漫画『LIAR GAME(ライアーゲーム)』のアニメ化が決定。賞金を懸けて繰り広げられるガンブル×サスペンス作品であり、2007年には実写ドラマ化もされ人気を博しました。そんな本作が令和の時代にテレビアニメ化されるという事態に驚きと喜びを覚えますね。(期間を空けてドラマ→アニメの順でメディア展開される例は他にも『謎解きはディナーのあとで』が該当します)

 そんなライアーゲームなのですがやはりドラマとは異なり原作に忠実なアニメにしてくれることに期待したいですね。ドラマ版は独自のアレンジが入っているので、差別化という意味でも原作の名シーンを見事に再現してくれるのが望ましいでしょう。というかフクナガという実写で別物と化した存在を、アニメで上手いこと原作の方のイメージも定着させてくれれば……などと望みつつ、続報を待っていたいと思います。

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと

第8話「わたしの責務」

 まさかまさかの展開に息を飲んだ今回。ケイシーが事故を自作自演していたといった事実だけでも意外でしたが、第二王子暗殺まで目論んでいたことに驚きを隠せませんでした。動機も家族と領地の人々を守るため、戦争を止めるためという重いもので安易に彼女を否定しにくい背景に胸が苦しくなってきます。責務を果たすために戦場で無残に散った兄たちの屍を背負い、ケイシーもまた追い詰められながらも責務に準じているというべきでしょう。モニカへの裏切りはショックなものの、彼女に対する思い入れがそれ以上に深くなった次第です。

 そんなケイシーの計画を前に、沈黙の魔女として彼女を止めようとするモニカの姿に目を見張ることに。中盤までケイシーの真実を解き明かすものの信じられずにいたのが、一変して凛々しい態度を見せてくれたので思わずグッときました。普段こそオドオドと自分に自信を持てずにいる少女も、自分の“出来ること”と“やるべきこと”をしっかり理解しているのが伝わってきますね。いつになく切羽詰まっていたので終盤ずっとハラハラしっぱなしでしたが、ケイシーのことを飲み込んだうえで戦う主人公が眩しく見えました。

(また今回「精霊王の召喚」という大技が見られたのも大きな見どころ。モニカですらここだけは詠唱をしなければならない点に、他の魔術とは一線を画す超常的な力であることが伺えるので視聴中は興奮しましたよえぇ)

 

 

青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない

第8話「秘密と約束」

 前回ラストで仄めかされた麻衣さんの危機に立ち向かう咲太。そのためにミニスカサンタこと霧島透子との接触を計った結果、彼女の思惑などを断片的に知ることとなりました。「みんなに自分の曲を届けたい」という真っ当な目的を持っているものの、その結果思春期症候群を配ることに躊躇がないのは予想通り。それでいて麻衣さんに対してはやや嫌いの姿勢を見せたりと、思っていたよりも得体の知れない人物ではないことにホッとさせられます。サンタ姿ではない時の印象の違いといい実に興味深かったです。

 そして新章の主役として「姫路紗良(ひめじ・さら)」も本格的に物語に関わってくる模様。以前から掴みどころのない小悪魔美少女といった印象でしたが、自分の思春期症候群を自覚したうえで救われている言動はどこか危ういものを感じました。というのも原因が失恋というありふれたものなので、若者の後先考えない行動への危機感に近い様子が見えてきたような気分です。それだけに彼女の思春期症候群はどんなものなのか、非常に気になってきましたね。

 本筋以外では咲太と麻衣さんのイチャイチャシーンが印象に残りました。上手いこと予定を合わせられないもののショッピングを満喫したり、実に恋人らしい甘い雰囲気を見せてくれるのでたまりません。(咲太もいつになく表情豊かなのがここすきポイント)霧島透子や姫路さんの件でどんどん予定が潰れていくのは気の毒ですが、その分この2人がそれらを乗り越えた先に色々と期待してしまいます

 

 

SAND LAND: THE SERIES(サンドランド ザ・シリーズ)

第8話「潜入大作戦!」

 今回は冒頭フォレストランドではしゃぐベルゼたちに癒されたものの、レジスタンスと合流してからのやや急速に進む展開の連続に見入りました。ムニエルによって処刑されかけている「ジャム」国王を救うため、首都に潜入する様子はシンプルながらも緊張させられます。ムニエルの演説に乗せられて優しい王を非難する国民も描かれており、何とも胸をザワつかせずにはいられません。前章でも描かれていた「偏見の恐ろしさ」はこちらでも健在であることを否が応でも認識させられましたね。

 またアンがジャム国王の娘、すなわち王女であることがしれっと判明するなど情報開示がやたら早かったのも印象的。話の進み自体には大きな変化はなかったのですが、アンがここまで必死になる理由として納得のいく背景だと思います。ベルゼと微笑ましい口喧嘩を繰り広げる一方で、きっと内心では父を救いたい想いでいっぱいであろう……そんなアンの心情を想像すると彼女への愛着もより湧いてくることでしょう

 他にはベルゼとは別行動でアクアニウム奪還に乗り出すラオ&シーフも見逃せません。検問を上官ムーブで乗り切ったり、銃を向けられたかと思いきや即座に反撃したりとラオの頼もしさがこれでもかと描かれていました。(ピッチ人が作った「パタンガン」が早速活躍しているのも良き)改めて修羅場を潜っているのがよくわかりますし、劇中の人物の多くがシバ将軍に一目置くのも当然だとわかる活躍ぶりでしたね。

 

 

ぷにるはかわいいスライム(2期)

第19話「トリック オア かわいい!」

 ジュレのテンション乱高下に笑いが止まらなかった件。前回コタローにフラれヤケになったかと思いきや、「自分がホビーだと見られているから恋愛対象として見られなかった」という発想で持ち直す姿はおかしくもあり、滑稽でもありました。コタローを絡めた思考実験(←つまり妄想)も彼を美化しまくった映像が強烈すぎて、勝手に自己完結するジュレの厄介さがまたもや発揮されていた印象です。自意識過剰すぎて迷走に入りまくっている気がしますが、ジュレのこのポジティブさはある意味で見習いたいところがある…………かもしれません

 そして後半はみんな大好きハロウィンコスプレ回。コタロー宅で勝手に始まったハロウィンパーティーのワチャワチャっぷりに、クスっときつつも微笑ましいものを覚えました。何といってもコタローが初期の頃から変わりつつあることに触れているシーンは、ぷにるをきっかけとした変化として当人もしっかり自覚しているのが素敵でしたね。(いつものギャル2人がコタローに好印象を持っているのもここすきポイント)自分を偽って虚勢を張っていた頃を思うと、今のコタローは正直な自分のままでたくさんを友達を得られたということなのでしょう。それだけにどこか親戚のおじさん気分でコタローに感銘を受けてしまったり

 

 

 上のライアーゲームや謎解きはディナーのあとでもそうですが、名作実写ドラマをアニメにする流れが来ている気がする昨今。ドラマのアレンジが好評を博すこと、原作に近いアニメのノリをやれる土壌を整えているのかもしれません。それだけに次はどんな作品のアニメが待っているのか気になってきます。個人的には『義母と娘のブルース』のアニメを見てみたいと思っているので、その内情報が来ないかなと心の片隅でつい考えてしまいますね。

 

 

 ではまた、次の機会に。