【16年前】『仮面ライダーディケイド』主演・井上正大、現在の姿
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2025年11月17日
現在、自主制作の特撮ドラマ『華衛士F8ABA6ジサリス』で主演・企画プロデュースを担っている。この特撮は井上が代表を務める会社が制作。すでに2作目までが配信されているが、売り上げは「(製作費1億円)のまだ半分くらい」だという。 pic.twitter.com/heI40DY2vU
2009年放送の『仮面ライダーディケイド』にて主演を務めたことで有名な井上正大さん。ドラマや舞台でも活躍している俳優にして、現在株式会社AICライツの代表取締役社長を務めている人物です。仮面ライダーでの鮮烈な活躍の後も『牙狼<GARO>』シリーズなどにも出演していることでも有名。さらに井上さんは現在YouTubeで配信中の特撮ドラマ『華衛士F8ABA6ジサリス』の主演とプロデュースを手掛けており、今やここ20年の特撮を語るうえで外せない重要人物の1人になっていると言っても過言ではありません。
しかし現在第2期が放送中のジサリス制作の裏で、井上さんが多くの苦難を背負っていることが先日語られました。ABEMAニュースの密着取材にて明かされた話によると、ジサリス1期・2期それぞれ1億もの制作費をかけているのに対して回収出来たのは1億円……つまり1億もの赤字が出ているとのこと。他にも3作目制作のために出資者を募り、社長として自ら営業に邁進する様子は結構胃にきました。大事な交渉の日に法務部の人が遅刻する大失態まで発生するなど、見ているこちらも気が気でなかったです。しかもこの法務部の人、見覚えあるなぁと思ったらジサリスにてヴァニタスを演じている大村安孝さんだったので仰天しました。何やってるんですか先生!?
現在3000万円の出資を獲得出来たものの3作目を作るためにはあと7000万必要……と特撮制作がどれだけ困難かが伺えます。ただそんな苦労を背負ってでも、特撮の文化を残そうとする井上さんの熱意もそれ以上に伝わってきました。駆け出しだった頃の自分を救ってくれた特撮への恩を返すために、ジサリスを通して少しでも文化の熱を守っていきたい姿勢には思わず胸が熱くなってきます。あと約10年ほどしかヒーローを演じられないかもしれないといった考えも、今を必死に生きている答えとしてこれまた重くのしかかってきました。特撮全体への熱い想いを持った井上正大さんをリスペクトしつつ、ジサリスを視聴しているファンの1人として彼自身も作品も応援していきたいと思いましたね。
というわけで以下、今週の簡易感想です。
ポケットモンスター ライジングアゲイン
第117話「クイズです!ウルトの修行はなんでしょう?」
向こう見ずなウルトのため、四天王タロが課した修行はまさかのクイズ形式。行く先々でポケモンについての問いを出し、観察眼を鍛える方向性には思わず膝を打ちました。ウルトからしたらじれったいことこの上ないでしょうが、客観的な視点だと今の彼に必要な要素なのがわかるので実に理に適っているやり方だと言えます。視聴者としてもポケモンの知識を身に着けられる問題ばかり(キャップの問題が結構好き)で、誠実なタロの手腕には舌を巻くばかりです。
そんな修行の中で見え隠れしていたウルトの胸中が明かされたのが大きな見どころ。強さに固執する理由として「強くならなきゃ誰かのためになんて戦えねえ」とはっきり口に出してくれたのは嬉しかったです。六英雄を救えず、カイリューに認められない自分の無力を悔いているウルトのストイックな精神は、危なっかしいものの理解出来るものがあります。それだけにアローラナッシー相手にしっかりと観察し、カイリューとのコンビネーションで撃破する瞬間に彼の成長が垣間見えてテンションが上がりましたね。
またブライア先生の研究パートではゼイユのムーブがイチイチ面白かったです。リコに助手としての役目を奪われて悔しがったり、コレクレーに振り回されるなど前回の落ち着きようなどこへいったのかな具合にクスっとさせられました。さらにドットとの交流を深める展開もあって、やかましくも微笑ましい光景に癒された次第です。(さらにゼイユがドットを見て自分の弟を思い出すくだりがここすきポイント)
私を喰べたい、ひとでなし
第7話「優しいひと」
海での散歩やバスケ部合宿の手伝いなど、様々なイベントの中でも渦巻いていく比名子の仄暗い感情。今回は人前では出せない体の痕まで判明し、彼女の抱えるものの重さがより克明になっていました。そんな中で甲斐甲斐しく守ってくれる汐莉への複雑な感情も見せており、比名子が彼女に対して利害を超えたものを抱きはじめているのは興味深かったです。美胡が比名子にとっての太陽ならば、汐莉は果たして何になるのか?視聴者としても非常に気になる問題が提示されて思わず見入ってしまいますね。(しかし目下の問題は合宿先で仲良くなった「千羽あやめ(ちば・あやめ)」さんが不穏すぎるところなのですが……)
そして肝心の汐莉ですが、いつも通りのあっけらかんとした態度が改めて怪しく見えてきました。口では比名子とは食べる・食べられる関係に過ぎないと頑なに主張しているものの、一方で彼女に干渉しすぎないようにしているきらいがあります。それだけに汐莉も汐莉で比名子にほだされてきている可能性すら浮かんできますね。劇中で美胡が言っていたように妖怪が噓つきで身勝手なら彼女はどうなんだ……?といった疑問に何かを感じ取らずにはいられません。これまでは人間とは価値観も何も異なる化け物としか思えなかった汐莉の印象が、ここにきて突然変わりそうで目が離せなくなってきました。
SANDA(サンダ)
第7話「陰日向の食虫植物」
今回の前半は突然「縁を切ろう」と言ってきた甘矢の視点からスタート。一方的に三田を突き放すので何事かと思いましたが、彼をこれ以上巻き込まないための敢えての行動だとわかり大いに納得しました。部屋に閉じこもるなどやることは子どもじみているものの、甘矢なりの思慮深さも読み取れるので彼のいじらしさに胸が熱くなってきます。そして意地でも関わろうとする三田の含め、双方の友情の在り方が伝わってきましたね。こうして時にすれ違いぶつかり合いながらも、最後には気持ちのいい着地をしていく若者の友情物語をストレートに見た次第です。(大渋学園長におべっかを使って生き残る柳生田のシーンもあって、子どもたちの本音のぶつかり合いがより爽快でしたね)
しかし後半から一転、大人を殺した子どもたちが収容された2年10組の登場で突如空気が泥沼になってしまいました。「未成年の大人殺害は罪にならない」という序盤から説明されていた法律が、ここにきて詳細と共にアンサーを出してきた印象です。10組メンバーは「生田目二海(なはため・ふみ)」を筆頭にフレンドリーながら、明らかにヤバい雰囲気を漂わせているので余計に怖かったですね。一見して話の通じないシリアルキラーのような子どもに対しても、サンタはどこまで子どもたちの味方でいられるのか。超少子化社会の闇とサンタを貫くうえで避けられない課題が同時に襲い掛かってきて、見ている最中は鳥肌が立ちっぱなしでした。
華衛士(センティカ)F8ABA6ジサリス 2
第10話「栄こうへのかいだん」
終盤に向けてとんでもない急展開が差し込まれた今回。フォビアがガンディアル幹部に昇格しただけでも強烈でしたが、ラストに彼がゼーゲンを除く他幹部を皆殺しにする絵面を放ってきて唖然となりました。どちらかというと彼と手を組んだゼーゲンの企みであるため、虐殺の光景を目の当たりにして高らかに笑う姿に狂気的なモノを感じずにはいられません。そんなゼーゲンの道具に成り下がってしまったフォビアの真意がどこにあるのかも非常に気になりますね。
一方ジサリス側ではついに彼とアユカが再接触。お互い別世界での会話でしたが、1期最終回以来の交流ということもありどこか感慨深いものを覚えます。何よりあれだけの目に遭っても前向きに「強くなれた」と口にするアユカにグッときましたね。視聴者視点だとひたすら気の毒に見えたアユカですが、彼女本人は自分の過去や問題に向き合って世界を救えたのだと実感させられます。そんなアユカがジサリスを救うため、いよいよ物語に本格的にカムバックしてくると思うとかなり楽しみです。
(それはそれとしてゾルンがひたすら不憫に見えてきた件。回想シーンのジサリスの「俺を恨め」発言も相まって尽くした相手に捨てられた都合のいい女みたいでモヤモヤしっぱなしでしたよえぇ)
上述の井上正大さんの奮闘ぶりの余談ですが、個人的にはジサリスが1億も稼いでいる情報に驚きましたね。ジサリスは良くも悪くもマイナー特撮であり、ネット上で語っている人もほとんどいないので売れているのか地味に気になっていました。そして制作費の半分しか回収出来ていないものの、むしろそこまで売れているのは結構意外な話です。
主戦場である海外での人気が高いという話も聞いていますが、それでもここまで検討しているとは失礼ながら思ってもみなかったです。ストーリーや設定回りが難解すぎるのが大きな懸念点であるジサリスを、応援してくれる人が多く存在する事実。これには1期の頃から当ブログで感想を書いている身としても嬉しくなってきます。そして今回のニュースを経て、ジサリスに興味を持ってくれる人が増えてくれることを願うばかりです。
ではまた、次の機会に。
