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2026年冬アニメ簡易感想 その1

 

 

 2026年に突入してはや数日。多くの人たちが休み明けを乗り越え、いつも通りの日常に戻っていることかと思われます。僕自身新年を迎えた感覚がないまま日々を過ごすこともありますが、新作アニメや新作特撮を視聴することで新しい季節の訪れを何とか感じている真っ最中です。

 そんなわけで今回から2026年冬アニメの感想を本格的にスタートしていきます。まずは最近始まった声の秘密センシティブな難題、そしてショッキングなデスゲームを扱ったアニメの感想を書いていく予定です。そこに以前から取り扱っているちび怪獣王超ロボット生命体の感想も加えていくので、どうぞよろしくお願いします

 

 

 というわけで以下、今週の簡易感想です。

 

 

 

 

 

 

真夜中ハートチューン

第1話「山吹有栖がお送りしました」「RE:START」

 週刊少年マガジンにて連載中のラブコメ漫画のアニメ化。まずは何といっても主人公である「山吹有栖(やまぶき・ありす)」の尊大な態度に面食らうこととなりました。完璧を自称するキャラクターは最初は結構取っつきにくかったものの、かつて聞いていたラジオ配信者の「アポロ」を探している動機はシンプル。過去の自分の発言を撤回したいという理由もあって、その若気の至りに満ちた様子から一気に親しみが持てましたね

 そんな有栖が無理やり入部した放送部部員は「井ノ華六花(いのはな・りっか)」を筆頭に一癖も二癖もありそうな美少女ばかり。それぞれ声に関する仕事を目指しているものの、何かしらの問題を抱えたままチヤホヤされている造形は興味深かったです。このままではみんな高校を出たら潰れることすらすぐにわかりましたね。それだけに彼女らの夢を実現させるため、有栖が奮闘していくのも納得がいく流れとなっていました

 基本的にコミカル一辺倒でしたが、ラストにアポロと思われる放送が始まったところで空気が一転したのが見事でした。放送部の少女たちの中にアポロがいる疑惑が、最後に確信に変わる瞬間に鳥肌が立ってきます。アポロは果たして4人のうちの誰なのか?有栖のことを気付いたうえで正体を隠す理由とは何か?それらの謎を内包したミステリー要素は、期待通り楽しめそうですね

(あとところどころで炸裂する顔の濃いモブキャラやキレのあるワードセンスがここすきポイント。原作者・五十嵐正邦氏特有のセンスにあ、やっぱりまっ探の作者なんだ!となりましたねハイ)

 

 

ダーウィン事変

第1話「HUMANZEE」

 月刊アフタヌーンにて連載中の作品のアニメ化。人間とチンパンジーの間に生まれたヒューマンジーの「チャーリー」を主人公としていますが、彼の良くも悪くも計れない点がまず目に留まりました。顔がチンパンジー故表情が変わらないというのもありますが、淡々としている様子もあって生徒たちが慄いてしまうのもどこか納得してしまいます。とはいえ蝶を助けるなど、彼なりの性格が読み取れるシーンもあって一安心。一歩引いた目で見れば、チャーリーは何てことのない15歳の少年ということなのでしょうね。

 チャーリーを取り巻く周囲の反応から差別の根のようなものが感じられる描写もこれまた興味深かったです。上述の通りチャーリーを訝しむのは仕方ないにしても、ヴィーガンを槍玉にあげて突っかかってくる者も出たりと嫌な空気感を残していきました。またメインキャラの1人である「ルーシー・エルドレッド」はナードとして周りから距離を置いており、理解出来ない他人に対する冷たさが読み取れます。こうした他者に対する隔絶は、ヒューマンジー関係なしの問題なのかもしれません。

 そしてピリピリした学園モノで終わるはずがなく、動物開放を掲げた「ALA(動物解放同盟)」の活動が緊張感を生み出していましたね。15年前はまだ人間を傷付けることを躊躇するような連中の集まりだったのに、現在では爆破テロで派手に宣伝する過激派と成り果ててしまっているギャップに仰天せざるを得ません。目的と思想が暴走していった人間の恐ろしさもそうですが、元凶と思われるリーダーにも狂気を感じてしまいます。ここからALAがチャーリーに接触していくと思うと見逃せません。

 

 

死亡遊戯で飯を食う。

第1話「All You Need Is ----」

 初回1時間という気合いの入った点から恐る恐る視聴した結果、予想以上に心を抉ってくる展開にやられた本作。デスゲームものであることは事前に知っていましたが、視覚的なグロさや醜い騙し合いとはまた異なるエグさに満ち溢れていてしんどかったですね。登場人物が他人を陥れるのでなく、純粋に自分が生き残りたいからという理由で誰かを犠牲することの恐ろしさ……罪悪感に押しつぶされたり保身に走りかける少女たちの様子は心にじわじわとした嫌なモノを刻みつけていきました

 中でも主人公の「幽鬼(ゆうき)」のキャラクターはひと際印象的。利他的行動で出来る限りプレイヤー全員を活かそうと行動しているものの、必要とあらば手ごろな味方すら殺せる切り替わりの早さにはゾッとさせられます。それでいて単なる冷徹ではなく、犠牲となった少女たちへの想いも確かに存在するのが難儀ですね。ゲーム終了後の独白で声を震わせるくらいには情がある、それでも何の躊躇もせず手を汚せる彼女のデスゲームに染められた精神性はまさに劇中世界の異常性を象徴していると言えるでしょう。

 また本作はかなり独特な演出が入っているのが大きな特徴となっていました。引きの画面では登場人物が顔なしの影絵のように表示され、度々実写のような映像が挿入されるなどシックな印象を与えてきます。そして基本無音ですが丸鋸のシーンなどでは緊迫感溢れるBGMなどに変わる、静から動の急転直下で視聴者への不安を煽るのが絶妙でしたね。(クリア直後にドリス・デイの「ケセラ・セラ(なるようになる)」が流れて放心状態に追い込まれるのも見事)あとはやはり「防腐処理」なる肉体改造が施されている設定ですが、血や臓物の代わりに白い綿のようなものが出てくるのはある意味で悪趣味とすら感じてしまった次第です。

 

 

ちびゴジラの逆襲

第93話「ちびJJの過去」

 自称・正義の警察官として初登場からヤバさをアピールしていたちびJJ。そんな彼が人間界から逃げて、追手のロボット怪獣に捕まるのを恐れている背景が明らかになったのは地味に衝撃的でした。しかも意外だったのがちびJJが元々家事ロボットだった事実で、以前描かれていた料理が上手い&部屋が綺麗といった伏線を見事に回収してきましたね。(全体的に空気がゆるいものの、ちびJJが料理を振る舞っていた相手は普通に処刑人らしいのですが……

 そのため今回初対面となるちびメカゴジラを極端に怖がっていましたが、家電要素を引っ張ってきて解決!となる流れも相変わらず勢い任せで実にお菓子かったです。とはいえ本作のロボット怪獣周りは妙に物々しい雰囲気を纏っているので、今後も注目していきたいところ。というわけでこの調子でちびガイガンと出会った場合どうなるのか楽しみですね……

 

 

トランスフォーマー ワイルドキング

第14話「星を護る絆」

 動物族と恐竜族の垣根を越えたワイルドキングオプティマスになり、いざ最終決戦開幕!前回ラストの合体パターンの他にも、様々な組み合わせでワイルドッキングしていくバトルスタイルに興奮せずにはいられなかったです。組み換え遊びが出来る玩具の販促としては、最後の最後に理想的なバトルを魅せてくれたと思います。(イグナイトレオとスピリチュアンといった組み合わせを用意しているのがまた良き……)

 そしてワールドドラグナスとの決着を付けたのがまさかの超巨大アックス。度々説明されていた「最強の刃」がそちらなのは意外でしたが、司令官の武器といえば斧のイメージが強いので不思議と納得がいきましたね。何より惑星エレメントロスの全エネルギーを借りて、最強の一撃を放つシチュエーションも素敵。救出されたメガトロンと拳を合わせて大団円と、シンプルながらしっかりと見どころのある最終回に仕上がっていて大満足です。

(しかしラストに新キャラが出てきて続編を匂わせているので、続きがあることを密かに期待したいところ)

 

 

 今季は『呪術廻戦』や『葬送のフリーレン』を筆頭に人気アニメの2期3期など話題作も多めと、かつてないほどの盛り上がりを見せているクールでもあります。そして個人的には『BEAT RUNNERS』や『牙狼』、『ギャバンインフィニティ』と新作特撮がひしめくクールとしても注目していますね。これら全ての作品を満遍なく視聴するのは非常に大変ですが、なるべくそれでいて無理をせずに気になる作品をチェックしていく所存です。

 

 

 ではまた、次の機会に。