ぶつかり合う2つの剣
安心と信頼の7話
というわけで牙狼7話感想です。
・ジンガとアミリの正体
前回惹かれあうように光った短剣によってようやく流牙コンビとジンガコンビが対面しました。そしてジンガたちがホラーだったことも判明。アミリは雰囲気からして人外だろうとは思っていましたが、ジンガも同じくホラーだったのは意外でした。
一方でなんとジンガは元魔戒騎士でアミリは元魔戒法師、すなわち闇堕ち騎士と法師というネタばらしにはそれほど驚きませんでした。やっぱりこうシリーズが続くと、「犯人はまた身内だろうな……」とか考えてしまうんですよね。実際今までのTVシリーズの黒幕は滔星を除いて全員が騎士か法師でしたし。
そういえば今回ジンガの煽りが凄かったですね。本性を表した滔星とまではいきませんが、流牙の「次はお前だ!」ってセリフを繰り返してくる辺りは凄くイラッと来ました。こんな煽り演技も出来る井上君も、ディケイド時代から明らかに成長しているのがわかりますね。
・前期OPのアレンジ
前半のアクションはジンガたちの手先のスーツの男の返り血をゲートに呼び寄せられた大量の素体ホラーを流牙が莉杏のサポートでバッタバッタと切り倒していく爽快なシーンですが、なんと『闇を照らす者』の後期OP「一触触発~Trigger of Crisis~」のアレンジが流れていました。『牙狼~SAVIOR IN THE DRAK~』を他の作品で流す例は過去にありましたがその曲以外でやるのは初めてだと思います。
やっぱり流牙編といえば『闇を照らす者』は外せないし、あと牙狼シリーズの歴代主題歌の中でも個人的に好きな曲の一つなので流れた時はすごく嬉しかったです。
・危ないアクション
そして前半のスタイリッシュなアクションから一転、流牙VSジンガ、莉杏VSアミリという構図で繰り広げられた後半戦は工事現場などでよく見る足場に上がって立ちまわったり、かと思ったら足場が倒れると同時に飛び上るなど見ていてハラハラするアクション満載でした。
実写のアクションシーンを見ていて今にも誰か怪我してしまいそうと心配してしまうのは昭和の仮面ライダー以来です。ロープウェイの中を明らかに命綱なしで行うとか凄かったなぁ……。
・神牙<ジンガ>
話は戻って、生身アクションからついに双方変身。ジンガは前回のラストに登場したホラー喰いのホラーで、なんと見え切りまで用意されていました。仮にも普通のホラーのくせに。デザインに関しては全身の皮をはいで血管がむき出しになったような感じで思ったよりも貧弱そうな印象を受けました。しかし途中でアミリが謎の鏡(中の人が前にカルマを演じていた故に鏡?)から放った光を浴びて強化した姿は少しだけ装甲が増えた(ような気がする)ので、騎士の鎧とか纏いそうです。
戦闘力は最初牙狼翔を纏った流牙と互角に戦っていたのですが、強化後はワームホールのようなもので流牙をお手玉にして圧倒していました。しかも流牙と莉杏が2話で使用した札を使った烈火炎装の嵐すら跳ね除けるなど、相当な実力が伺えますね。本人の不気味さも相まって、呀や尊師とはまた異なる、得体のしれない強さが感じられます。
(あと空を飛べるのも地味に強い要素ですね。クロウさん?あの人は乗り物兼ヒロインだから)
・法剣=磁石説
その後流牙はふっとばされて牙狼剣を落としてしまい(またか)、その後は両者短剣を持って戦うことに。
ここに来て2つの剣が長い法剣と化し流牙とジンガをそれを使って戦うのですが、困ったことにこの剣斬り合おうと思ったらお互いを反発する上、かと思ったら突然剣同士でくっつく始末。2人とも無茶苦茶扱いづらそうです。
そういえばこの剣ラダンの封印を解いた瞬間ふっとんで離れたくせに前回引き合ったりもしていました。くっついたり離れたりまるで磁石のような剣ですね。
・漁夫の利
そんなくっついてしまった法剣を奪いとったのは、なんとガルドでした。ガルドは剣を手に入れた後何か術のようなものを唱えてさっさとその場を立ち去ってしまい、流牙たちはまんまとガルドに出し抜かれる結果に終わってしまいました。ここに来てついに動き出したガルドが次にどんな行動に出るのか楽しみです。
というわけで今回はすごい面白かったです。「牙狼のTVシリーズの序盤の神回は7~9話に集中する」と密かに言われていますが、この7話がまさにそれでしたね。アクションや盛り上がりが半端なかったです。流牙は『闇を照らす者』で元魔戒騎士だった尊師に最初はボロ負けでしたが、今回のジンガとの戦いもかなり追い詰められてしまいました。この先どうジンガたちに立ち向かうのでしょうか?
次回はガルド回のようですね。今まで謎だった分、ついに目的が明らかになるかもしれません。
というわけで今回はここまで。8話以降の感想などだいぶ遅れていますがこの先も頑張って書いていく所存です。
それでは、また、次の機会に。