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がっこうぐらし! 第3話 「あのとき」 感想

「あの日」の告白
まさかのほぼアニオリ回
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 さて『がっこうぐらし!』3話はめぐねえが日記を書くシーンから始まりました。このシーン自体は原作にもあるのですが、それ以降の前半が原作でも描かれていない惨劇が始まるまでをやるとは思っていませんでした。最初は困惑しましたが、原作ではぼやかされていた始まりの瞬間をこうしてアニメで見れるのは嬉しいですね。原作になかった描写のフォローをする、という意味では原作があるアニメにおいて正しい形の一つだと思います。
 
 肝心の内容ですが、めぐねえ視点で描くことで色々と新しい発見がありました。それについていくつか説明したいと思います。
・ゆきがクラスに馴染めていない
 この時点ではまだゾンビは出てきていないのでゆきは想像の世界にはいないのですが、ゆきとクラスの皆と    
の仲が良いように見えない、むしろクラスで浮いているのは意外でした。(こっそり「変な帽子」と影で囁かれりし 
ていました。まぁ僕もあの帽子は変だと思うよ)もしかしたらゆきのあの妄想世界は辛い現実の日常で溜まり溜
まった感情が作り出した「理想の世界」なのかもしれません。
 
・ゆきがくるみ、りーさんと知り合いではない
 学園生活部でのやり取りから3年生組は以前から知り合いだとばかり思っていましたが、少なくともゆきはくるみとりーさんとは今まで関わったことがなかった模様。(だけどくるみとりーさんのほうは知り合いのようです)それが本編開始時点であそこまで砕けた関係になっているとは、学園生活部の存在が彼女らをここまで仲良くさせたのでしょうか。あと関係ないですけどくるみがゆきに対して「てか誰だお前」と言う場面は状況的に笑うところじゃないのについ笑ってしまいました。
 
・ゾンビの出どころ
 原作でも明確に描かれていないゾンビ発生の始まりですが、めぐねえが学校に向かう時点で既に出現していたようですね。(しかしこの時点ではニュースなどで暴行事件程度として取り扱われていた模様)この情報から推測してみるにゾンビが現れたのは前日の夜あたりではないでしょうか。まだまだ謎は多いです。
 
 
 
 
・キャンプでお泊り
 さて前半のめぐねえの回想が終わり、後半はゆきの発案でテントで寝ることになったいつもの学園生活部の日常ですが、ここで今後の展開における重要なヒントがいくつかちりばめられていました。ネタバレになるので詳しくは言えませんが簡単に列挙すると…………
 
 ・テントに入るメンバーにめぐねえを入れ忘れるりーさん
 ・みーくんのめぐねえに対する「いい先生なんですね」という発言
 ・ラストのめぐねえが日記を書いていた場所
 
 こんな感じでしょうか。これらはめぐねえの存在を描いていく上で重要な伏線になると思います。
 
 
 というわけでこれまで知らなかったことを知ることが出来て結構よかった3話。特に原作を読んだうえで回想のめぐねえを見ていると涙が出てきそうです。めぐねえ……。
 
 次回はいよいよ「遠足」回。学園生活部とみーくんの出会いの物語に遡るようです。みーくん好きとしてはアニメで みーくんと彼女の友人との過去がどう描かれるのか気になりますね。