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戦姫絶唱シンフォギアGX EPISODE 04 「ガングニール、再び」 感想

その歌は誰の為に
主人公復活回と思っていたらこれだよ!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
黒いガングニール、再び
 前回に続き響が聖詠を歌うことが出来ずガングニールが使えないという最悪の状況の中、いつもはお嬢様口調の詩織ちゃんが突然ギャル風の演技で窮地を脱するという序盤からなんともアレな展開でしたが、それよりも衝撃的だったのがマリアさんがガングニールを再び使ったことですね。変身シーンも2期の完全な使い回しではなく、微妙に手が加えられているあたり気合いが入っているのがわかります。
 2期の時点で実力があるのはそれなりにわかってはいましたが、今回はものすごい大暴れで見ていて気持ちよかったですね。途中で変身解けなければガリィとも互角に戦えたのではないでしょうか?
 
 それはそうと「変身する資格を失った主人公の代わりに変身する」という展開は何となくアニメ牙狼のアルフォンソ王子を思い出しました。また響がガングニールを取ったところは「俺のザビーゼクター返してくれよぉ!」って感じでしたね。
ザビーゼクター「やる気のないやつよりあるやつの方を選ぶのは同然じゃね?」
牙狼の鎧「だよねだよねー」
 最近の主人公はやる気ないと主人公の座を奪われそうですねぇ。
 
 
・FIS組の決意
 その後マリアさん含めた3人組がマムの墓参りをしていました(僕、1話の時点で生きていたと勝手に勘違いしていました)けど、切ちゃんの供え物が醤油ってwwww(切ちゃんは常識人です!ちょっとずれているところがあるけど常識人です!)
 今までマムに支えられて生きてきた3人ですが、マムがいない今自分たちで考えて動かなきゃいけないと、「変わるための決意」を交わすシーンはいいですね。2期の登場人物はみんな(ウェル博士はまぁ置いておいて…)好きなので彼女たちの成長が楽しみになってきました。
 
 
・プロジェクト・イグナイト
 エルフナインから4体のオートスコアラーについての説明を受けたS.O.N.G.の面々。説明を聞いている中で「お人形遊び」とか「お姫様を取り巻く護衛の騎士」などと言った言い回しはこの作品ならではですね。
 圧倒的な戦力に対抗するため、エルフナインが立案してきた「プロジェクト・イグナイト」については結構気になりますね。明らかにシンフォギアシステムにダインスレイフを埋め込みそうな感じですが、ダインスレイフの伝承とかイグナイトの「点火する、燃え上がらせる」といった意味から少し不吉な気がします。
 
 
・歌う理由
 そして歌えなくなった響に対して未来が「歌う理由」を問いかける中、ミカが襲撃してきます。ここで未来が響の歌は誰かを傷つけるための物じゃないことを「響と戦ったから知っている」と言い放つのは感慨深かったです。響VS未来は個人的に2期で特に好きなシーンなのでこの時の経験をちゃんと反映させている未来を見てると嬉しくなってきます。
 
 
・復活の撃槍・そして……
 
 響「ごめん。私、この力と責任から逃げ出してた。でももう迷わない!だから聞いて、私の歌を!」
 
 未来の言葉で完全復活した響。未来をお姫様抱っこして助け出す場面はさながらヒロインのピンチに颯爽と現れたヒーローです。さりげなく行われる「行ってくる」&「待っている」というやり取りもいいですね。そして戦闘面では最強格とされるミカを力で圧倒する辺り、やっぱり響はその気になれば本当に強いことがわかります。見事な復活逆転の展開…………
 
 …………になると思っていたら、
 
 ガリィ「ざーんねん。それは水に映った幻」
 
 まさかのガリィによる援護攪乱に不意を突かれ、ミカにガングニールを破壊されてしまう結果に。ちょっとまって!?ここで主人公敗北って!?
 普通ならこのまま主役が押し切って勝つ展開なのに、あえてそれを破ってくるとは意外でした。っていうかこれじゃ数秒前に「立花が遅れをとるなどありえない(キリッ」と断言してしまった翼さんの立場が……。
 
 
 響復活までは普通に見ていましたが、ラスト数分があまりにも予想外で開いた口が塞がりませんでした。しかしここまで主人公勢が負けっぱなしですね。何とかこの先反撃できるといいんですが……。
 
 ではまた、次の機会に。