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がっこうぐらし! 第4話 「えんそく」 感想

大事な友達
太郎丸、お前って奴は…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
美紀
 冒頭でのアルバム制作からの回想でついに語られることになったみーくんと学園生活部の出会いが今回のエピソードの模様。個人的に楽しみにしていた話でもあります。
 みーくんこと直樹美紀は「あの日」のお昼に親友の祠堂圭(”祠堂”って苗字は原作でも明かされなかったのでEDのクレジットで出たときはびっくりしました)と一緒にショッピングモールに遊びに行った際、そこでゾンビ連中が出現。他の人たちが次々とゾンビの餌食になっていく中、2人はモールの一室に立てこもることになった、という中々壮絶な経験をしています。
 
 これまで同様原作とは大幅に異なる改変がされていましたが、今回のモールは個人的には改変して欲しくなかったですかね。原作では2人の他にも生き残った人々がいて、彼らと協力してモールの中で生活するのですが、ある日リーダーの男性が感染したことによりグループは崩壊し、、結局2人だけが生き残ることになります。
 圭がある日外に出ることを決意するシーンは同じでしたが、原作とは大分異なった印象を受けました。原作では圭はリーダーの男性に気があるような描写があり、彼らがいなくなって自分たちだけが生き残ってしまったことで心に深い傷を負ってしまった中での焦りから外に出た感じでしたが、アニメだと彼らが存在しないことでそうした焦燥などはなく、自分や美紀のために動こうとしているように見えました。同じ理由で圭の「生きていればそれでいいの?」という発言もかなり異なる意味合いに聞こえました。ポジティブなのは決して悪いことではありませんが、2人のすれ違いから生じた悲劇・孤独のようなものが感じられた原作とは大分変化している展開になってしまったことに少し残念な気持ちになってしまいました。(あくまで個人的な感覚です)
 
 ちなみに外に出た圭についてですが、はっきり言うと生死不明です。しかし(※ここから先はネタバレなので反転表示)、原作5巻のラストで圭らしきゾンビが目撃されており、。このことからあの後ゾンビ化した可能性が高いです。
 
 
・太郎丸、まさかの出自
 さて今回はもう一つ驚いたことがあります。それは太郎丸についてです。原作ではそれほど出番のないキャラクターだったのにアニメではレギュラー格となっている太郎丸ですが、今回の回想で美紀と圭がショッピングモールで出会ったおばあちゃんの犬だということが判明します。というかお前普通に飼い犬だったのか……。
 太郎丸はゾンビが出現した後試着室に隠れていた2人と出会い、そのまま2人と一緒に生活することに。(飼い主のおばあちゃんはあっという間にゾンビに襲われた模様。襲われている真っ最中の飼い主より若い女の子の方に走るとは薄情だなこいつ)
 しかしみーくんはゆきたちよりも長い間太郎丸と一緒にいたのに唯一懐かれてないなんて、結構可哀想ですね。(まぁ圭が出ていったあと思わず怒鳴ってしまったのが原因なのかもしれませんが)あとアニメでみーくんが何かと太郎丸のことを構うのも「あの時一緒にいてくれた存在」だからなのかもしれません。だから太郎丸、少しはみーくんにデレてもいいんじゃない?
 
 
・特殊ED
 今回最後に流れたEDがいつもと異なる特殊バージョンでしたが、黒い画面の左にスタッフロール、右に小さな映像と、完全に映画のEDでしたね。というかやけに最終回みたいに見える演出で見てて何だか不安になりました。まだ学園生活部がモールに到着していないのに、終わりじゃないよね?ね?
 
 
 というわけで次回はみーくんの過去の続き。いよいよ学園生活との出会いが明かされます。
 
 ではまた、次の機会に。